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ランドスケープ図鑑

ランドスケープ図鑑プロジェクト始動

この度、私たちランドスケープサークルLeggでは「ランドスケープ図鑑」を作成するプロジェクトを始めます!
今回の記事ではその経緯と思い、そして展望について紹介させていただきます。


プロジェクト始動経緯

私たちは、以前の記事でも書いた通り植物図鑑を作成するプロジェクトを行っていました。

プロジェクトを開始して、4ヶ月程度が経ち、段々図鑑として公開できる形になっていきました。

植物図鑑プロトタイプ

次第に、有識者の方々にも認知していただけ、協力していただけることが決まっていきました。
様々なアドバイスを頂戴する中で、ある設計者の方からの一言

「ランドスケープって植物だけなの?」

ランドスケープに関する情報発信と学びの場の創出を目的とした本サークルにおいて、公開する図鑑が植物だけに限る必要があるのかという趣旨でした。この一言がきっかけで、個人的な専門に引っ張られていたことを自覚し、ランドスケープに関わる全てのものをまとめた図鑑を作成することを決めました。

ランドスケープ図鑑に込める想い

プロジェクトを始動するにあたり、図鑑のコンセプトを決定しました。

「ランドスケープをもっと身近に」

日本では欧米に比べてランドスケープが建築や都市に比べて軽視されているという問題があります。建築や都市を作った後に余った部分がランドスケープ設計者にまわってくるということがほとんどです。このことが生態系ネットワークの構築や居心地の良いオープンスペースといった点での遅れを生み出しています。
このような軽視は、学習や教育の観点からも逆風となります。そもそもランドスケープという概念を知っている人はどのくらい日本にいるでしょうか。また、日本でランドスケープを学ぼうと思った時に参照できる情報源はどれほどあるのでしょうか。

私たちはこのようなランドスケープを取り巻く状況を危惧し、ランドスケープ図鑑を作成することに決めました。

ランドスケープを知らない人でも、ランドスケープを勉強し始めた人でも。誰もが参照可能な情報源を作ることで、もっと多くの人にとってランドスケープを身近にして、ひいては日本でのランドスケープの地位向上を目指して、ランドスケープ図鑑作成に取り組んでいこうという思いを今回のコンセプトに込めました。

今後の展望

図鑑作成といっても、私たち自身も勉強中の身であり、正確性と情報量を確保した図鑑作成は難しいものがあります。
そこで、我々はこの図鑑を実物の写真ベースで作ります。
実際に現状ランドスケープに使われているものを写真で撮影し、どのように使われているのかなどについて情報を書き込んでいきます。こうすることで、正確性を補った上で情報量を確保したいと考えています。


植物図鑑での写真ベース情報の例


加えて、有識者の方からその樹種や舗装に対してコメントを頂戴しようと考えており、この部分は他の図鑑にはない独自性を生み出せると考えています。

コメント掲載案

今後は、サイト立ち上げ等より多くの人々に届くように図鑑を進化させていきたいと考えています。

メンバー募集中!

この記事を読んでランドスケープ図鑑プロジェクトやLeggの活動に興味を持ってくださった方がいましたら、Leggの公式twitterのDMまで!通年参加お待ちしております!


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