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中学受験奮闘記 ③中学受験のお金事情

今回はなかなか人から聞けない話、お金の話を書きたいと思います。中学受験はお金がかかるんだろうな~と感じている方が多いと思うのですが、サラリーマンの私にはなかなかの負担でした。学年が進むについて高くなっていくので、ここでは6年生の話をします。

まず月々の授業料が8万4千円。これで週10時間分の授業分(週4日)となります。他に教材費2~3万円(半期に1度)、模試費5千円(都度)などがあります。恐ろしいのが通常授業以外。夏の集中特訓が18万円、お盆合宿7万円、年末年始合宿6万円など。通常授業ではないので任意参加なのですが、基本は参加することが前提となります。他にも日曜最難関中学対策などの講座を任意で選択できるので、この辺を取っていくとグングン費用が上がっていきます。受験が終わった後で通帳を見ると、6年生の1年間で塾に支払った金額は120万円以上でした。ちなみに模試費除きです。

それ以外にも塾での夕食代や送り迎えの費用があります。まず夕食ですがいつも帰宅が22時頃になるのでお弁当を持たす必要があります。でもだんだん飽きてくるので、コンビニでお弁当を買ったり好きなものを食べさせるようにしていました。あと時間が遅くなるので結局車での送り迎えになる子が多かったです。我が家は塾までは車で10分と近かったのですが、それでも往復になるのでコストも手間も大変でした。

ここで体験談を一つ。我が家は5年生、6年生と夏のお盆合宿(3日間)を辞退しましたー。毎年お盆休みに長野県の白馬村に家族旅行に行く習慣がありまして、私達が当然のように「白馬に行くので参加しません」と伝えると、塾の先生が困っていましたね。不参加者が出ると連鎖することがあるのでしょう。かなり難色を示しておりましたが、本当に行かなあきませんねん!と熱っぽくお話すると了承してくれました。その代わり本当に白馬に行ってお土産を塾に持っていきました。

このお金の話はやはりシビアで、成績が上がらない子が中学受験を断念して退塾していくことが結構ありました。ただ私立中学に入学すると結局同等レベルの授業料がかかります。中学受験に必要な費用は私立中学に行くのであれば今後も必要となる費用なのです。ここを乗り越えることができなければ無理して私立中学に行かない方が良いのかもしれません。親も「我慢比べ」になります。



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