【詩】盲目の詩

清潔に創り直されたきみが、遥か遠くみたいな頭の片隅で、微笑んでいる。
冷たい空気が、頬を凍らせ、肺を満たしていって、
綺麗なのはぼくでもきみでもないのに、綺麗になったような気がしていた。
遠くを見ているようで、見ていない。
それが冬の夜空だろうが夏の夜空だろうが関係なく、
それが夜の空だろうが朝の空だろうが関係なく、
呆けたように
ただ、なにも考えず黄昏ていようよ。

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