いちばん楽しいタイミング

僕は漫画家を目指していた。
今でこそ気づけるが、絵を描くのは好きでは無かった。
色々考えるのが好きだっただけで、それを勘違いしていた。

楽しさを感じるタイミングを知る

作業で楽しさを感じるタイミングはどこだろうか。
本当に絵が好きな人なら、
ここでポイントになるのは、上手い下手は関係ないのだ。
僕は上手くなれば楽しくなると思っていたが、それが大きな間違いだったのだろう。
好きでやっていたから上達していったという、逆の順序なのだ。それは小説でも言えるだろう。好きで書いていたから、結果的に10万字書いてしまった…というような感じであろう。

僕は投稿したり評価されたりで、徐々にやる気が出てくるのだと思っていた。
まあ才能があるから好きになっていくというケースもあるだろう。僕だってゲームが好きだが、どのゲームも難易度がベリーハードだったらやる気がなくなる。成功体験がないからだ。やってもやってもクリアできないなら、ゲームでも嫌いになるだろう。

しかし、小説は上手くかけるのにやる気は出ない。
最近は上手くいっているゲームですら長時間やろうとは思わない。

好きか嫌いかを見極める方法

時間経過を気にするかどうか

その物事に取り組んでいるとき、「早く時間過ぎ去らないかな」という意味で時計をきにしていたら注意だ。それは多分、その物事を好きになれていない。苦痛を感じている証拠だ。勉強や仕事がそうだろう。
《1万時間の法則》というの気にしているというのもあるだろうが、それだと作業の内容がスカスカになる。時間だけ惰性で消費することになる。
何かを気にしているという状態は警戒した方がいい。
「時間が足りない」
「文字数がオーバーしてしまう」
という状態ならばいいが
「早く終わらないかな」
とか
「この作業、妥協したいな」
という感情が芽生えたら見切りをつけた方がいい。

体験談

漫画は結果しか求められなかった。
時間は早く過ぎ去ってほしいと思っていたし、賞以外に作業の意味を見いだせなかった。
小説は文字数が足りないことを気にしていた。1文1文で文字数を気にしていた。これも賞が目当てだった。経過時間は気にしていないが、結果にしか目を向けていないのは同じだった。
漫画も小説も、かいている時は楽しくないのだろう。
過程を楽しめないなら辞めた方がいい

noteは結構書いている。
しかし評価はされない。だけど書いている。
楽しいと思うタイミングが、投稿したり評価されたりしている時ではないのだろう。
書いている時がいちばん楽しいのだと思う。

ゲームも元々やっている時が楽しい。クリアや評価も嬉しいが、動かすことといったプレイ自体が楽しい。


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