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選ばれる人

あれくらいウケていて一回戦で落とされるなんて、今年の決勝は相当レベルが高いのだろうか。
今日の合格者は240組中たったの22組だ。
本日それを決めているのは、2人の審査員だけ。
正直、審査員の好みになりかねない。
きっと納得がいかない人もいるだろう。
おもしろい芸人が賞レースの結果で振り回されるのは可哀想だなあ。

審査員の裁量で決まる。
《面白さ》という定義の曖昧な基準。もはや運だろう。
中田敦彦が松本人志に文句つけたくなるのも分かる。
だがそもそも《正解》は無いので、誰が審査員でも正しい評価にはならない。正解は最初からないのだから。

今表に出ている芸能人や作家は、誰かに選ばれて出てきたわけで。その誰かが別の人間だったら、当然趣好が違うため、選ぶ対象は変わる。
ダウンタウンもNONSTYLEも浜崎あゆみも、審査員の誰かから「コイツかもな」と思われて、スターに選ばれたわけだ。
審査員メンバーが違っていたら、ダウンタウンもNONSTYLEも浜崎あゆみもいなかったかもしれない。
少なくとも漫画の進撃の巨人はジャンプでは選ばれてなかった。

違う世界線では、オズワルドがM-1王者になっていたのかもしれないし、全くのダークホースが選ばれていたのかもしれない。

リアル宝くじだ。

そういえば

だいぶ前の話だが、僕は錦鯉がM-1で優勝したことに納得がいっていない。
「寄り合いって言えよ」からは面白くなかった。 
審査員はべた褒めだったし、YouTubeの高評価数も万を超えていたと記憶している。
しかし僕の知り合いで錦鯉を面白いと言っていた人は1人もいなかった。

僕はネタよりストーリー性、属性で評価されていると思っている。

佐村河内守や辻井伸行が評価されていた理由は《ハンデがあるのに作品を作れている》という作品以外の要素。

錦鯉の場合は《おじさんが頑張っている》から。

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