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「戸惑いと痛みと夢。」(詩)

言葉がまとまらない。


仕方ないことでも

心は痛む。


息をついては

フラストレーション。


思い通りにはいかないんだ。


楽しいだけは、

一人だけ。 


ハイリスクな人間関係。


ハイリターンな人間関係。


誰かと関わることはつまり、

痛みを覚悟する行為だ。


それを何故か強制されることに

ひたすら戸惑う中で。


状況は目まぐるしく変化する。


見知らぬうちに

隣人は弱っていく。


やがて心は……


「一人」だけは、

個人差で難易度に変動がある。


一人に幸せを感じる人も、

どうしようもない苦しみを抱く人もいる。


他者依存の辛さ。


怖くても信じなくちゃいけないけれど。


その人なしじゃ生きれないなら。


きっと、

いつか別れるこの世界じゃ生きれない。


決めつける自分は滑稽だ。


蝕むのは僕の思考だ。


この広い鮮やかな街で

僕は一人だ。


大好きで素敵な雰囲気に浸って。


目を輝かせて

歩く。


いずれ自分は消えるんだ。


……ならきっと、わがままに。


ほんのすこし

わがままでもいい。


あてのない旅が僕の夢で。


しがらみも幸せも断ち切って

静かに、目を閉じる。


きっと雫が羽を作るだろう。


空へ至る心が、

僕を誘うだろう。


でも

気付いた時には、もう。


吐き出した言葉は、

雨に遮られてた。


消されていた。

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