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「players.」(詩)

繕ったプログラム、

物語の始まりはいつも。


一つ空間を区切ったような

ジングルからで。


リスポーン地点はベットの中。


今までのレポート

振り替える日々だ。


闇を切り裂く

目を開いて、また始まる。


目を擦って立ち上がる。


命を燃やして、身体を動かす。


名前も知らない

この物語。


気だるげでも、命を懸けていても。


生きるものに

明日を見出だしている。


戦った先のラストステージ。


一つの章が終われば、

また新たな物語が始まる。


眠り落ちれば、

セーブをしたまま目を閉じる。


特別な力なんてない。


報われるとも限らない。


使い捨てられてしまうだけかもしれない。


……それでも、生きることを求められている。


一人の辛さは

ただ一つだけだけど。


誰かを求めれば、

その分笑い、その分傷付く。


運命がニヤニヤと僕を見て笑う。


命があちこちで叫んでいる。


取捨選択。


助けたい人と、助けられない人。


優先順位。


「人間」には、残機がある。


真実。


多分、思うより大したことないけれど。


何かに操られた、結末だけど。


それでも、

生きることを求められているんだ。


描いたその先

物語の結末を、いつか………

願いながら、意識は

また闇に落ちた。


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