ガンさんと土鍋と年賀状
岩(ガン)さんとの出会いは大学時代に遡ります。当時私は25歳でした。
大学時代、僕は4年に進級してすぐに「短期労筋ビザ」が取得できるプログラムを通じてアメリカへ渡りました。ひと夏を避暑地のホテルでウェイターをして過ごした後、そのヒザでは滞在延長が許されず、追われるようにイギリスへ渡ったのは秋も深まる中でした。
ロンドンでは2年半程過ごしましたが、「過ごした」というより、帰ってくるお金が無かったから「じっとしていた」と言う方が正解かも知れません。そうした放浪に近い生活の後、