動物医Kのnote
私のエッセイ集です。時折の思考をメモしたもので週一程度に更新していきます。
私は極めて短絡的でミーハーな人間だ。 私は……というより、どんな人間も大概はこんなもんだ。 男にはこれに“幼稚で傲慢”が、女には“強欲で身勝手”という称号がプラス…
こころとは げにも心は無きものを 悟りは何の悟りなむらん (一休禅師)※1 心とは実に厄介なものだ。 好きになるのも心なら、嫌いになるのも同じ心。 恋焦がれるのも心…
古い話である。 半世紀以上も昔のことである。 当時私は獣医学科の1回生だった。 色んなことがやりたかった高校時代から、やっと獣医師を目指すことに決め獣医学科に入学…
私はテレビドラマが好きだ。 月9の「海のはじまり」の第一回目の放送を見て、久々に私好みのドラマだと思った。 『マジでホラーやな!』 一緒に見ていた妻の言葉。 もとも…
私の釣りは性格上技術的でマニアックな方向を志向していたが、釣り好き皆が憧れる大物釣りにも向いていた。 当時、俳優の松方弘樹のマグロ釣りはテレビで頻繁に放映されて…
私は目標志向型ロボットだ! 「私は~」というより、どんな人間も心に従って生きればそうなる。 心とは個体の防御プログラムなのだから仕方の無き事。 そんな遺伝子の操り…
本の紹介文 『犬と人間の歴史物語』 この本は、犬と人間が共に歩んできた長い歴史を、時代ごとに物語形式で描いた魅力的な一冊です。古代エジプトから中世ヨーロッパ、そ…
私が新しい釣りに出会ったのは横須賀に住んでいる時だ。 ここで落とし込み釣りに初めて出会った。 落とし込み釣りとは、9尺位の細い短竿(野島竿)で木製の太鼓リールをつ…
大学を卒業して直ぐに愛知県の動物病院でインターンに就いた。 当時、大卒平均初任給は62,300円(年次統計調べ)。 私の場合は月給3万。住み込み、3食付きだった。 ここ…
大学に入って釣りがあまりできなくなった。 東京にきて最初に住んだのは西荻窪駅から近い逓信協会杉並学生寮というところだった。 ここは郵政省と電電公社職員の子弟を各…
私が釣りを覚えたのは3~4歳の頃だ。 当時家の前に防火用水のため池があった。同年代の男の子たちはそこで鮒釣りをした。竿は竹の延べ竿で自分の背丈の2~3倍はあったと思…
愛犬に健康で美味しい食事を提供したいと思いませんか?「犬の栄養学から考えた簡単手作りご飯」は、愛犬の健康を第一に考えた、栄養バランスの取れた手作りご飯のガイドブ…
犬との生活をもっと豊かで楽しいものにするために必要なすべてが、この一冊に詰まっています! 「犬のしつけトレーニング:完全マニュアル」は、飼い主の皆さんに向けて、…
本書は、フクロウを愛するすべての人々のために書かれた、究極のガイドブックです。この本は、フクロウの基本情報から飼育環境の整備、食事と栄養、健康管理、トレーニング…
クラゲの神秘的な世界へようこそ。本書『クラゲの飼育:完全マニュアル』は、初心者から上級者まで、日本のクラゲ愛好家が必要とする全ての情報を網羅したガイドブックです…
『アロワナの飼育:完全マニュアル』は、アロワナ愛好家必携のガイドブックです。この一冊には、アロワナの基本情報から始まり、その魅力的な特性、詳細な飼育方法、健康管…
私は極めて短絡的でミーハーな人間だ。 私は……というより、どんな人間も大概はこんなもんだ。 男にはこれに“幼稚で傲慢”が、女には“強欲で身勝手”という称号がプラス付与される。 こういう性質をもった者が選択的に生き残ってきた結果なのだから仕方のないこと。人間とはこんな生き物だと納得する以外に術はない。決して“万物の霊長”などではなく、チンパンジーに脳の皴2つほど足しただけの、生物としてはむしろ“出来損ない?”の称号に値する代物に過ぎないと自覚すべきなのかもしれない。 私が獣
こころとは げにも心は無きものを 悟りは何の悟りなむらん (一休禅師)※1 心とは実に厄介なものだ。 好きになるのも心なら、嫌いになるのも同じ心。 恋焦がれるのも心なら、同じ人を殺したいほど憎むのも心の運動。 物心ついてから死ぬまで、ヒトは自らの心に振り回される。 「心」が主人で「私」は心の命令で動くただの機械に過ぎない。 心とはいったい何だろう? …こう、疑問に感じたことはありませんか? 同じことを考えた人がいます。 歴史上一番古くはブッダ(お釈迦様)です。 彼はそう
古い話である。 半世紀以上も昔のことである。 当時私は獣医学科の1回生だった。 色んなことがやりたかった高校時代から、やっと獣医師を目指すことに決め獣医学科に入学した当時のことである。 ある日、教授の用事で日本獣医師会の事務所に書類を届けに行った。 事務所は青山の駅を降りてすぐの3階建ての建物だった。1階が日本獣医師会で2階に「シナリオ作家協会」の看板があった。 教授の用を早々に済ませて、2階のシナリオ作家協会を覗いてみた。 どうしてか…って?。 すごく興味があったから。
私はテレビドラマが好きだ。 月9の「海のはじまり」の第一回目の放送を見て、久々に私好みのドラマだと思った。 『マジでホラーやな!』 一緒に見ていた妻の言葉。 もともと、妻と私は価値観が180度違うから、こんなことは日常茶飯事。 そんなことより、『マジでホラー』と感じるヒトもいることにマジびっくり! ドラマを見てない人には話が見えないので、簡単にドラマのあらすじを書いておきます。 主人公(月岡夏/目黒蓮)は大学時代、ふとしたきっかけで付き合うようになった同級生・南雲水季(
私の釣りは性格上技術的でマニアックな方向を志向していたが、釣り好き皆が憧れる大物釣りにも向いていた。 当時、俳優の松方弘樹のマグロ釣りはテレビで頻繁に放映されていたし、作家の開高健によるエッセイ集『フィッシュ・オン』では、アラスカでのサケ釣りや、世界各地での釣り体験が語られており、自然との一体感や釣りの魅力について深く掘り下げていた。私はこの作品の愛読者で当然世界各国の大物釣りに憧れていた。 私がこの夢を実現させたのは経済的余裕が出てきた40代後半から50代になってからだ
私は目標志向型ロボットだ! 「私は~」というより、どんな人間も心に従って生きればそうなる。 心とは個体の防御プログラムなのだから仕方の無き事。 そんな遺伝子の操り人形的人間どもの最も苦手なのは“Be Here Now(今ここにいる)”ということ。 心は今ここにはいられない。 心は必ず未来か過去の仮想スペース(妄想)の中にしか居られないものだ。 もしも…あなたが… この世界へ偶然迷い込んで… ほんの数日しか滞在しない旅人だった…としたら… どうしますか? 帰った後の楽しみ
本の紹介文 『犬と人間の歴史物語』 この本は、犬と人間が共に歩んできた長い歴史を、時代ごとに物語形式で描いた魅力的な一冊です。古代エジプトから中世ヨーロッパ、そして現代から未来に至るまで、さまざまな時代背景の中で犬と人間の関係がどのように進化してきたかを追体験できます。 章ごとの概要: 第1章:古代エジプトの絆 - 若い女性ナディアと忠実な狩猟犬サフィの物語。狩猟犬としての役割だけでなく、家を守る番犬としても活躍するサフィとの絆が描かれます。 第2章:中世ヨーロッパ
私が新しい釣りに出会ったのは横須賀に住んでいる時だ。 ここで落とし込み釣りに初めて出会った。 落とし込み釣りとは、9尺位の細い短竿(野島竿)で木製の太鼓リールをつけてクロダイを釣る釣り方だ。針にカラス貝の丸貝をつけ堤防の淵に落とし込む。貝の重みだけで自然に堤防の淵をゆらゆら落下させる。糸ふけや微かに感じるあたりだけを頼りに魚を釣るわけだ。 わたしはこの釣りに出会ったとき、心が震るえるくらい夢中になった。 しかし、最初の3ケ月は全く釣れなかった。子供の頃の様にベテランの観察
大学を卒業して直ぐに愛知県の動物病院でインターンに就いた。 当時、大卒平均初任給は62,300円(年次統計調べ)。 私の場合は月給3万。住み込み、3食付きだった。 ここでの生活はまるで地獄だった。 インターンと言えば聞こえはいいが、体のいい丁稚奉公のようなものだった。四畳半の個室を与えられたが、テレビを見るのも飯を食うのも院長家族と一緒の生活だ。プライベートな時間は寝る時だけだった。 こんな生活は私にとって初めての経験だった。 私はどんな時でもプライベート空間をしっかり確
大学に入って釣りがあまりできなくなった。 東京にきて最初に住んだのは西荻窪駅から近い逓信協会杉並学生寮というところだった。 ここは郵政省と電電公社職員の子弟を各学年10名まで入れる学生寮で朝夕2食付きで、風呂や洗濯室もついている。当時2食賄い付きの下宿が6~8千円したから、寮費はその1/3程度だったと思うから、ずいぶん安く住むことが出来た。 加山雄三の若大将シリーズにあるようなキャンパスライフを夢見ていたが、現実はかなり違っていた。 寮の学生達でも文科系と理科系ではかなり
私が釣りを覚えたのは3~4歳の頃だ。 当時家の前に防火用水のため池があった。同年代の男の子たちはそこで鮒釣りをした。竿は竹の延べ竿で自分の背丈の2~3倍はあったと思う。 毎日、米櫃にくっついたコメ粒を一握りし、それを餌に小鮒を釣った。 池の周りにはキイチゴが群生しており、腹が減るとそれをもいで食ったものだ。 冬の寒い時期以外は毎日釣りをした。 いつも小さいバケツに小鮒をいっぱい入れて持ち帰った。 『ケイちゃん。今日もいっぱい釣れたな…』 『ケイちゃんは釣りが上手やな!』
愛犬に健康で美味しい食事を提供したいと思いませんか?「犬の栄養学から考えた簡単手作りご飯」は、愛犬の健康を第一に考えた、栄養バランスの取れた手作りご飯のガイドブックです。 本書は、忙しい飼い主でも手軽に実践できる方法を紹介します。栄養学に基づいて選んだ5種類の食材を使用し、それらを茹でて冷凍保存。必要な時にレンジで簡単に調理できるレシピを提供します。忙しい毎日の中でも、愛犬に新鮮で健康的な食事を提供することができます。 本書の魅力ポイント: 栄養バランスの取れたレシピ:
犬との生活をもっと豊かで楽しいものにするために必要なすべてが、この一冊に詰まっています! 「犬のしつけトレーニング:完全マニュアル」は、飼い主の皆さんに向けて、犬のしつけとトレーニングの基本から高度な技術までを網羅した、究極のガイドブックです。都市部や集合住宅での生活に適した方法から、愛犬とのアウトドア活動の楽しみ方まで、幅広いトピックをカバーしています。 本書の魅力ポイント: 基本から応用までしっかりカバー:トイレトレーニング、無駄吠え防止、社会化トレーニングなど、日
本書は、フクロウを愛するすべての人々のために書かれた、究極のガイドブックです。この本は、フクロウの基本情報から飼育環境の整備、食事と栄養、健康管理、トレーニングと社会化、繁殖、法的・倫理的な飼育まで、フクロウの飼育に必要なすべての知識を網羅しています。 フクロウはその神秘的な外見と賢さで多くの人々を魅了しますが、適切なケアと環境が必要です。このマニュアルでは、日本の実情に合わせた具体的なアドバイスとともに、フクロウの飼育における喜びと挑戦を丁寧に解説しています。日常的な健康
クラゲの神秘的な世界へようこそ。本書『クラゲの飼育:完全マニュアル』は、初心者から上級者まで、日本のクラゲ愛好家が必要とする全ての情報を網羅したガイドブックです。美しい写真と詳細な説明が交わる中で、クラゲの基本的な知識から応用技術、繁殖方法までを学ぶことができます。 このマニュアルは、クラゲの種類ごとの特性と飼育方法、健康管理、病気の予防と対処方法を解説し、クラゲ飼育の魅力を深く掘り下げています。日本で人気のミズクラゲやエチゼンクラゲなど、具体的な種類に焦点を当てつつ、実践
『アロワナの飼育:完全マニュアル』は、アロワナ愛好家必携のガイドブックです。この一冊には、アロワナの基本情報から始まり、その魅力的な特性、詳細な飼育方法、健康管理、そして繁殖技術に至るまで、幅広い知識が凝縮されています。日本の実情に合わせた飼育環境の設定や法規制についても詳しく解説しており、初心者から熟練の飼育者まで、全てのアロワナファンにとって価値ある情報が満載です。 本書は、美しい写真と具体的なケーススタディを交えながら、アロワナの健康と活動性を維持するためのヒントやテ