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越境学習の話を聞いて、キャリアって人生そのものだと思った

先日、ACCN九州・沖縄支部セミナー「パラレルキャリア×越境学習」に参加しました。

講師は石山恒貴先生。越境学習を通して人材育成をしている企業の様々な事例を聞くことができました。

例えば、大企業からベンチャー企業へのレンタル移籍、専業禁止をビジョンに掲げる企業、越境学習を留学ならぬ”留職”と呼ぶことも初めて知りました。

私は同じことの繰り返しは面白くありません。フリーランスを選んだのは、いろいろな仕事を経験できるから。

ですが、越境学習の制度があれば、私でも会社勤めが面白くなるだろうと思いました。


越境学習とは、ビジネスパーソンが所属する組織の枠を越え(“越境”して)学ぶことであり、「知の探索」によるイノベーションや、自己の価値観や想いを再確認する内省の効果が期待されています。

経済産業省 越境学習によるVUCA時代の企業人材育成HPより

セミナーに参加するまでは、この字面だけ読んで、越境学習とは違う業界や分野について学ぶことだと思っていましたが、

実はもっと広い意味があること。さらに、人生をより豊かにするものだということがわかりました。

石山先生は、越境学習を「自分にとってのホームとアウェイを行き来することによる学び」と定義されています。

仕事に限定されるものではなく、育児休業、マンションの自治組織も越境学習の一つで、そこで学んだことを仕事に生かすことができると話してくださいました。

確かにその通りだなと。育児は予定通りに進まない、自分の思い通りにいかないアウェイの場。そこでどうするか。やることやらないことの取捨選択をしたり、その場で臨機応変に対応しないといけません。

仕事に置き換えると、トラブルが起きたらどうしようと不安が大きかったのが、突発的なことが起きても、その場で臨機応変に対応すればいいのだと心に余裕を持つことができるようになったり。

マンションの自治組織は、年齢や考えも違う人が集まるアウェイの場。会社ではビジョンやルールの下、社員が同じ方向を見て仕事を進めることができますが、マンション住民の集まりはそうはいきません。

自分とは違う背景を持つ人たちと理解を深めるにはどうしたらよいか。気持ちよく過ごすにはどうしたらよいかと、いつもとは違う頭を使います。職場に苦手な人がいれば、その人との関わりに生かすこともできるでしょう。

越境学習は普段の生活の中でもできるのです!

まだまだ「キャリア=仕事」というイメージが強いかもしれませんが、越境学習の話からもわかるように、仕事と生活(プライベート)は繋げて考えることができます。

仕事と生活。両方ひっくるめてキャリア。キャリアって人生そのものなんです。


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