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面接を受ける前の準備【自分を知る】

面接の準備と聞いて、思い浮かぶことありますか?

・自己PRや志望動機を考える。
・企業研究をする。
・対面面接の入退室マナーを確認する。
・Web面接の画面映りを確認する。
・身だしなみを整える。

などなど、挙げたらきりがありませんが、

面接で一番大事なことは、自分を知ってもらうことです。

どんな人間か知ってもらい、企業担当者に「うちの仕事ができそうか。社員とうまくやっていけそうか。社風に合っているだろうか」とイメージしてもらうわけです。

そのためには、自分のことを知らないと話ができませんよね。

「アピールすることがない」「面接で何を話したらよいかわからない」という方は、そもそも自分のことを知らないのではないでしょうか。

というのも、私はたくさんの方の就活・転職サポートをしていますが、強みがない人、アピールすることが何もない人はいません。

仕事経験、学生時代、子供の頃など、丁寧に話を聴いていくと必ず見つかります。自分のことを知らない、話せないのは本当にもったいないです!

「面接でアピールすることがない」という人は、自分を知るための時間をぜひ作ってほしいです。


そこで今日は、自分を知る方法、自己分析のやり方をご紹介します。

自己分析の目的は、次のことを話せるようになること。

①何が得意で、何が苦手か。
②これまでどんな経験をしてきたか。
③働くうえで大切にしたい価値観は何か。
④これからどんなことをやりたいか。

これが話せるようになれば、面接で大抵の質問には答えられます。

簡単に例を挙げると、
①は、自己PR
②は、入社後生かせる経験、成功体験、失敗体験
③④は、志望動機

自己分析した内容を、面接でよく聞かれる質問にアウトプットする、と考えるとわかるでしょうか。

自己分析をせず、いきなり自己PRや志望動機を考えようとするから、「何を話したらよいかわからない」となってしまうわけです。

まずはしっかり自己分析。順番を間違えないでくださいね。


それでは本題の自分を知る、自己分析の具体的な方法ですが、

「キャリアプラン作成補助シート」
がオススメです。厚生労働省「ジョブ・カード制度総合サイト」に掲載されています。

これは、ジョブ・カード様式1「キャリアプランシート」を作成するための補助シートですが、自己分析にも使えます。

このシートの良いところは、強み・価値観のキーワードがたくさん示されているところ。

ゼロから「自分の強みは?価値観は?」と考えるのは難しいですよね。キーワードがあれば「これが自分に当てはまりそうだ」と取り組みやすいです。

さらに、選んだキーワードにまつわるエピソードを整理できるようになっていて、順序立てて自己分析を進められます。

キャリアプラン作成補助シートができあがったら、次の要領で面接の受け答えを考えてみましょう。


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◆キャリアプラン作成補助シート

  ↓
自分はどんな人間か
①何が得意で、何が苦手か。
②これまでどんな経験をしてきたか。
 特に印象的な出来事を3,4つ。
③働くうえで大切にしたい価値観は何か。
④これからどんなことをやりたいか。
いずれも1つに絞る必要はなく、複数あってOK。
  ↓
面接でよく聞かれる質問を準備
・自己PR
 ①から、志望企業で活かせる強みを抜き出す。
 裏付けるエピソードも語れるように準備。
 「私の強みは〇○です。それは△△で発揮できました(エピソード)」
・入社後生かせる経験、成功体験、失敗体験
 ②から抜き出す。
 「私はいつ誰に何をどうした」と働く姿をイメージできるように準備。
 「きっかけ、動機。なぜそうしようと思ったか」を加えると個性が出る。
・志望動機
 ③から、志望企業の理念や職場の雰囲気と合致しそうな点を抜き出す。
 ④から、志望企業で実現できそうなことを抜き出す。
 「志望理由は、大切にしたい価値観が一致。やりたいことが実現できる。強みが活かせるから」
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簡単な例文も書いてみました。ご理解いただけたでしょうか。いざこうして書いてみると、説明するのが難しいというのが実感です。もっと上手く説明できるよう私もブラッシュアップしていきます!


「一人でやるのは難しい」という方には、キャリアカウンセリングで自己分析のお手伝いもしています。興味がある方はこちらをどうぞ>>>ハッピーキャリアLab.

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