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益田ミリ著「すーちゃん」を読んで

すーちゃんとまいちゃんの日常を描いた四コマ漫画。



めっちゃわかる!が満載の本でした。


【わかるポイント】

「玄米とか田舎に引っ越せば、あたしもこんなふうに変われるのだろうか」

「いつも適当に渡る横断歩道だけど、子供がいたから、信号を守った」

「別にやめてもいいんだよ〜、などと思いつつ優しくするのは、いいことではないのかもしれないが、これも仕事だと考えれば悪いことではないと思う」

「未来は見えないが明日は早番、もう寝ないと」



日常生活から感じる変化を受けて、
すーちゃんとまいちゃんはちょっとずつ変わっていく。


ずーっと変わりたいって思ってたすーちゃんが、最後に変わるんじゃなくて新しい自分を増やして合体して強くなっていくってことに考えを変えたとこはすーっと腑に落ちました。



さくっと読めるが故に、すーちゃんとまいちゃんが感じる言葉一つ一つが刺さる内容でした。

男女関係なく、読んでみて欲しい一冊でした。


自分が幸せと思えば
それでいいって頭の中ではわかっている。
だけれど他人からも幸せそうにみられないと
不安という気持ちもわかる。


キラキラ輝くような人間に変わりたいんじゃなくて
今より、
少しいい人に変わるだけでいい


なにげない言葉で
人は人を傷つけているだなーって
自分が傷ついたときに改めて気づかされる


「一生一緒にいよう」と誓い合うなんて
それだけですごいことのような気がしてきた。
たとえその誓いがやぶられることがあったとしても。


 自分探しってなんだよ
世界にたったひとりしかいない本物の自分を
自分が探してどうすんの


自分の気持ちが見えていないときに
迷っていることを人に相談はしない
自分の答えが薄まってしまう


いろんなあたしが
ひとりのあたしをかたち作ってる。
自分を変えるって考えるんじゃなくて
「新しいあたし」を増やしていく。
合体して強くなっていくあたし。

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