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起業した私が会社員時代から大切にしてきた10のこと

23歳の時、あることをきっかけに立ち上げた小さな勉強会、そして、自作したホームページが急成長し始めました。やがて、収入が発生するようになり、副業になりました。

会社員時代、私は、ずっと社内の人間関係に悩んでいました。

会社では、何を言っても誰も相手にしてくれない。なのに社外では、自分の話を聞くためにお金を払ってくれる。その現実を、いつも不思議に思っていました。

苦しいサラリーマン生活でしたが、社内にわずかにいた仲間に助けられ、15年もの間、何とかやり過ごしてきました。ですが、2011年末、耐え難い仕打ちを受けたことをきっかけに、ついに心が折れてしまいました。結果、私は組織を離れ、起業家として生きる道を選んだのです。

そこから、私の人生は大きく変わり始めました。自分でも驚くくらいの変化です。なぜ15年間も耐えていたのだろう・・・もっと早くこっちに来てもよかったなと思うことばかりです。

もし今、会社を辞めたい、でも生活を考えるとできない、そんな状態にある方がいらっしゃいましたら、どうか安心していただいて、準備をすれば必ずできるという事実を知っていただき、以下のことを実行してみてください。

起業したいと思った瞬間から、実際に私がやってきた、そして続けていることです。

1.悪口は全て無視した

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会社では「あいつは仕事ができない」と、レッテルを貼られていました。実際、できなかったと思います。

ですが、副業でビジネスを起業し、しがらみのない社外の人から高い評価を得たことで、自信がつきました。

正直、辛い時もありました。ですが、自分を信じることを忘れませんでした。この会社では通用しない、でも、社会では通用する、その事実だけに焦点を当てました。

2.情報をどんどん発信した

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会社員時代、私の副業活動が取引先に知られてしまい、会社役員に報告されるという事件が起きました。

当然、大きな問題となり、私は厳重注意を受けました。

ですが、会社のお金を使っているわけでもなく、勤務時間中に副業をしているわけでもなく、会社の資産を使っているわけでもありません。

「会社の経費で酒を飲んだり、不正にお金をポケットに入れている人もいますね。僕は全く関係のないところで、自分で起業したビジネスをしているのですが、何が悪いのでしょう?」

そう開き直って、どんどんホームページ、ブログ、SNSで自分を出していきました。

3.会社員のまま準備を進めた

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しっかり準備できるまでは、会社員を辞めることはできないと覚悟を決めていました。逃げて転職をしても、笑われるだけで結果は同じだと。

コツコツ続けていくうちに、自分の名前で仕事が取れるようになり、企業から研修講師のお仕事などもいただけるようになりました。

さらに、英語のブログからも発信することで、海外の起業家や輸入商社から様々なビジネスについての相談や問い合わせが入るようになり、事業が拡大していきました。

土曜日はとらやの羊羹を持って下町の工場を回り、社長に海外からの案件を紹介して歩きました。

4.自分が好きなこと、強み、続けていけることを意識した

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私は書くことが好きでした。そして、会社で蔑まされてきた反動なのか、世間の人に「それすごいですね。教えてください」などと、認めてもらえることが快感でした。

まさに、歩く自己承認欲求のかたまり。

もっと欲しい、もっと、もっと、と言っている間に、たくさんのスキルが身に付き、それをサービスとして提供することが止められない状態になっていました。

お金よりも信用が入ってくるようになり、やがてリピーターが増え、利益が出るようになりました。

5.苦手なこと、面倒なことは人にお願いした

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会社員時代から、私は人に仕事を任せることが好きでした。それぞれの専門性、得意なことを活かして仕事をする方が、良い結果を残せると知っていたからです。

幸い、私がいたチームのメンバーは優秀な社員が揃っていたため、積極的に私の苦手とする事務作業を引き受けてくれました。

ですが、そんな私のやり方は、他チーム、上司からは、批判の的になっていました。「お前が自分でやれ」いつもそう言われました。また、質問に答えられないと「そんなことも知らないのか」と罵倒されました。

私は、隣にいる社員に聞けばわかること、ググればすぐに出てくることを覚えることに興味がありませんでした。

自分の事業(当時は副業、今は本業)では、人にお願いする、やってもらうなんて、当たり前のことです。

税理士さん、起業仲間との連携、クラウドソーシング、どんどんプロの能力を使わせていただいています。

6.すべて自分の責任と腹を決めた

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会社員時代は、いつも犯人捜しをしている人、人のせいにする人がいました。管理職の会議でも、売上が下がった理由を環境や他部署のせいにし、一生懸命説明している人ばかり。

「いえいえ、あなたの責任ですから!」

ですが、人のせいにしたくなる気持ちもわかります。結局、自分でハンドルを握っていない、自分以外の力でそうなった部分が大きいから、人のせいにしたくなってしまうのですよね。

起業したら全責任は自分にあります。

7.お客様、仲間、家族に、いつも感謝

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「自分の成果」「自分の努力の結果」と言ってみたり、会社も、優秀な社員に社長賞を渡したり、、、違和感があります。

選んでくださった、自分を信用してくださったお客様、支えてくれる仲間、そして、心配してくれたり、笑顔でいてくれたりする家族。

溢れ出る感謝の想いを「ありがとう」という言葉にし続けるだけで、精一杯です。

会社員時代の上司の一人が、典型的な「全て俺のビジネス戦略のおかげだ」と豪語するタイプでしたが、「センスないなぁ」といつも思っていました。

そういう思いが伝わってしまって、嫌われたのでしょう(笑)

8.逃げないが、しがみつかない

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嗅覚が鋭く、危険を察知するとスーッと消えていなくなる。会社員時代の上司は、そんな人ばかりでした。

起業家は逃げません。ギリギリの最後まで、お客様や社員、仲間と徹底的に向き合います。

一方で、しがみついてボロボロになることもしません。明確な判断基準のもとに、柔軟に変化して対応していきます。

成長しない起業家は、変化できない起業家です。

9.健康、体調管理を徹底

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よく寝ることが何より大切です。ベッドはもちろん、枕、パジャマ、カーテンなど、良質な睡眠を得るための環境作りにはこだわりました。

そして、食事。30代も後半になったら、血圧やら何やら気になる年齢です。

私は、今は低糖質を心がけ、お米やお蕎麦、パスタ、パンなどは食さず、筋トレと併せて体重の管理を続けています。

そして、よく笑うこと。仕事中も、バラエティ番組、YouTubeのゲーム配信などを見て、いつも笑っています。

10.根性論は排除

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楽しくなければ仕事じゃありません。そもそも何十年も続けていけません。

お客様の喜びを追求することに、根性が必要でしょうか?

必要なものは、データ、戦略、そしてお客様への好奇心です。

正しい戦略に沿った戦術、それを楽しんで実行できれば、最高の成果につなぐことができると確信しています。


以上です。

これから起業しようとする方の、何かのご参考になれば幸いです。

お読みくださり、ありがとうございました!


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