見出し画像

63つ目のあじ(スイーピーナッツ) 見馴れた場所で得た緊張と経験と達成感、それと"ナッツ" (第4部)

第1部(決意)

第2部(危機感)

第3部(覚悟)


見馴れない10番ルーム

カラオケピロスに到着し、まず受付を済ませ10番ルームへと案内される。
普段からお世話になってるご夫妻や、先日特訓に付き合って頂いた歌い手さんなどお馴染みのカラパ団がいた。
それと、以前公開収録でご一緒した方もその場にいた。

ここまでなら見馴れたいつもの10番ルーム。

だがそれだけではない。
前回のルネカラ集合写真に写っていた方や、俺と同様に今回初めて参加したと思われる人が。
つまり、初対面ってことだ。

半分以上そうだったと思う。
かおかおさんが「カラパとは空気が違うぞ」と言ってた意味をここで体感。

そして何より部屋の照明が暗かったのもあって、より緊張感が醸し出されてたのよ。
そうこうしているうちにがっちゃんが現れて、あわてて部屋の照明をONにしてくれた。
随分とムーディーな空間になってたのが少し緩和された。

明るくなったので改めて部屋を確認。
ステージがあった。
10番ルームのほぼ真ん中に。

前回はステージがメインモニターがわの壁にあり歌詞が見れない状況だったそうだが、中央にステージを配置したことで歌詞を見ながら歌うことが出来る状況なのを把握。

この特製ドリンク「ヒートアップ」が、喉に良かったのよ。
また飲みたい。

さて、この日は雪による交通状況の悪化だけでなく、ちょっとした理由で地下鉄までも運休になる事態に。
運良く時間に間に合ったが、一歩間違えば遅れていたかもしれない。
特に、高速道路が止まっていたため高速バス+地下鉄のルートを選択してたら本当に遅れていただろう。

交通の遅延にRuneさんも翻弄され、到着が開演ギリギリとなっていた。
それでも参加者15人、そしてRuneさんも揃い準備は整った。

そして、歌う順番が発表された。
ざっくり言うとカラパ団みんな前半に固まってました。
「遅れるかも知れないのでお願いします」と事前にお願いしてた俺を除いて。

「happystyleさん、あ、到着してましたね。ええ、15番目です。」
はい、覚悟はしてました。

15人中15番目。
いわゆる、トリっていうやつです。

トリの人、大きな賭けに出た

そしてルネカラは始まった。
一人ずつステージに上がり、メインモニター見ながら選んだ曲を歌い、それに合わせてRuneさんがハモっていく。
それをそれぞれがスマホ撮影し記念にする。

それを14人見てきて感じたことを手短に書く。
①みんなめちゃくちゃ仕上がってる
 びっくりするくらいみんな上手いのよ。女性の曲チョイスした男性の人とか高いキーを見事に歌いこなしてたし。前述の配信であった女性めちゃくちゃ英語の発音美しかったし。
 聞いてて焦りが生まれかけたさ。

②ほぼ全員バラードをチョイス
 実は15名中13名がそりゃそうだよね。ハモるのならバラードを選ぶよなって。
なお、残された2名のうち1名はRuneさんの曲である「卓越の青」を選択。

そうです。バラードでも、Runeさんの曲でもないサウダージが今回のトリですよ。

と言うわけで、歌ったわけです。

【皆様へ】
※勿論動画撮ってましたが、SNSへの投稿は出来ないのでその模様をお届けすることは出来ません。ご了承ください。

それまで14人見てきてもう一つ気づいたんですよ。
③メインモニターを見て歌う(後ろの人はRuneさんの背中しか見えない)
 なので、自分の歌がバラードじゃないと言うのも考慮して仕掛けることを1人目の段階で考えてました。
「Runeさん後ろ向かせるにはまず俺が後ろ向いて歌おう」
歌聞きながら手拍子入れつつ「どのタイミングで後ろを向くか」を真剣に考えてたんです。

そして出た結論。
「2番から後ろを向こう。」

そして結論通りに後ろ向きました。
会場少し沸きました。
2番の途中で想定外が起きました。
Runeさんが右向いたんです。
ハモリイベントで両者背中を向けて歌うと言う、意外だがサウダージには合ってる演出となったおかげで会場は拍手喝采となりそこからやたら盛り上がりました。
最終的には東西南北全ての方向を向いて歌い上げましたよ。

Q.なぜそんな余裕を持てたかって?
A.必死に歌詞全部覚えたから。


無事にルネカラも終わり記念撮影。

普段、俺顔出さないんですがこう言う時だけはちゃんと撮影にも参加してます。
この時、役目を果たした直後と言うこともありフルパワー使いきってたんで顔が死んでましたよ。

撮影後、サイン会が行われ参加者みんな散っていった。

ほんと貴重な経験が出来た。
タイトルにある通り、良い緊張と貴重な経験、充実した達成感を得た。

・・・あれ?ナッツは?
さすがに、どれだけ特別なイベントとは言えどもこの連載である以上ピロザンギ抜きで書くわけにいかない。

終了後、後片付けやってたキャプテンを捕まえて色々話す。

俺『そう言えば新作ザンギはエキナカではやってないの?』
キャプテン「ああ、あれはピロスだけだ。」
俺『え、そうなの?!じゃあ食ってくついでに1時間歌ってくわ!』

次回、ルネカラ編アディショナルタイム。
そして完結編。
最後の最後に、ザンギが出てくるぞ!(続く)

あとがき
ザンギの出し方が無理矢理過ぎねえかって書いてて思ったけどさ、まあ仕方ないなって。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?