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POD絵本、やっと発売になりました。『フラミンゴのあしはなぜ赤い』

2019年の秋に作り始めたこの絵本、間にころな禍をふくめいろいろあって、やっとやっと3年越し?の完成、発売となりました。

作品はクリエーションとしてはもうほぼ出来上がっていて、あとは細部を整えたり検証したり、出版の手続きをしたり。夏から秋にかけての出版を目指しています。

note:制作再開! 『フラミンゴのあしはなぜ赤い』

と書いたのが今年の4月。その間、いくつかの内容的な調整のほか、印刷上の問題が出たりもして、試行錯誤していました。

POD(プリント・オン・デマンド)によるフルカラー、46ページの絵本で、ウルグアイの作家、オラシオ・キローガ作による童話を絵本用にアレンジしたものです。

元テキストは葉っぱの坑夫の『南米ジャングル童話集』(2017年出版)の中の「フラミンゴがくつしたを手にした話」で、絵本版は『フラミンゴのあしはなぜ赤い』のタイトルにしました。

野生動物を描かせたら並ぶものがない、と言いたいほどの素晴らしい描き手であるミヤギユカリさん、絵のインパクトとPOD印刷の特性を最大限に生かしつつ、絵とデザインの境界をみごとに楽しく消化・消滅させ一つの作品として、1冊の絵本に仕立てた角谷慶さん。

テキストは元の童話「フラミンゴがくつしたを手にした話」からのアレンジによる日本語と、A・リヴィングストーン(スペイン語から英語への翻訳者)による英語の2ヶ国語で、ストーリー部分はすべてミヤギユカリさんの手描き文字になっています。

こちらのページに、この本の詳しい紹介があります。またAmazonのサイトでも試し読み(全体の50%)を公開しています(ただし、見開きでデザインしたものが、アマゾンでは1ページずつの表示になってしまっていますが)。

またnote マガジン「絵本制作日誌2020 --- 2022」に制作スタートからの記事を数本載せています。制作期間中に考えたことや、アマゾンのフルカラーPODについて書いています。

2022年10月、葉っぱの坑夫より発売


『フラミンゴのあしはなぜ赤い』より



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