はぴみんのずんだ党フードサミット

食材王国みやぎの生産者さんや地元の文化を担っている方々を勝手に応援しています。 宮城県…

はぴみんのずんだ党フードサミット

食材王国みやぎの生産者さんや地元の文化を担っている方々を勝手に応援しています。 宮城県の素敵なコトを教えてくださる方も募集中!情報を寄せていただけると嬉しいです (^o^)

最近の記事

極上いちごスイーツ in 宮城。

はぴみんのずんだ党フードサミット いちご編 先取りトーク ③いちご王国宮城では、より美味しいいちごを作ろうと日々研究に余念がないいちご農家さんたちに呼応するように、いちごを使った極上スイーツを提供するお店が和洋を問わず数え切れないほどあります。 今回の記事では、私はぴみんが選んだ、いちごスイーツ最強ラインナップをご紹介します。 仙臺だんご いち福 仙台では、たい焼きやお団子など、人気の和菓子屋さんの前にはお客さんの長い列ができます。 中でも、仙臺だんご いち福 は、開店前

    • いちごには、夢がある。

      はぴみんのずんだ党フードサミット いちご編 先取りトーク ②2023年現在、宮城県の亘理町・山元町では、生産者191人が約52haでいちごを栽培。東北一の生産量を誇るいちご王国として名を馳せています。 (khb東日本放送「仙台いちご 今シーズン初出荷 宮城・亘理町と山元町」2023/10/10 より) この地のいちご農家は、2011年の東日本大震災で壊滅的な被害を受けましたが、それを逆手に取った創造的な復興で新たな展開を実現してきました。 特に、山元町では、六次産業化で魅力

      • 宮城県のいちご生産量は、東北一。

        はぴみんのずんだ党フードサミット いちご編 先取りトーク ① いちごは宮城県の青果生産量2位の作物です。 地形や気候が多様な県全域に、個性的ないちご生産者さんが綺羅星のように存在していますが、東日本大震災の影響もあって、栽培方法や販売ルートもそれぞれに進化・発展中です。 仙台いちご® という地域団体商標。 昨年は、タイのドン・キホーテ系列6店舗に、宮城県産のいちごを輸出するという動きもありました。 数年前から、タイのドン・キホーテの系列店では日本のフルーツが人気で

        • ほっき貝は、山元町の「食文化」。

          はぴみんのずんだ党フードサミット ほっき飯 先取りトーク③ 今シーズンの山元町のほっき漁は、昨年12月20日にスタート。 大ぶりで肉厚な山元町のほっき貝は、仙台中央卸売市場に出荷され、農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」でも販売されています。 (山元町HPより) 山元町のほっき貝は、宮城県内一の水揚げ量。 山元町では、東日本大震災以前から「資源管理型漁業」を徹底しています。 捕獲できるほっき貝のサイズを「9.5 センチ以上」と定め、それに満たないサイズは海に還し、産卵

        極上いちごスイーツ in 宮城。

          亘理伊達家の風情が残る田園都市。

          はぴみんのずんだ党フードサミット ほっき飯 先取りトーク② 温暖で美味しいものがいっぱいの亘理町。 亘理町は、仙台市から南へ26キロメートルほどのところにあります。 冬は比較的あたたかく、夏は心地よい海風が暑さを和らげる、暮らしやすいところだそうです。(亘理町HPより) 宮城県亘理町「自慢したくなる亘理 亘理の魅力」 https://www.town.watari.miyagi.jp/common/img/content/content_20220203_101756.

          亘理伊達家の風情が残る田園都市。

          春の海を味わう。ほっきめし。

          はぴみんのずんだ党フードサミット ほっき飯 先取りトーク① 宮城県南東部の亘理町と山元町は、美味しいほっき貝の産地です。 この「貝の王様」をふんだんに使ったほっきめしは、宮城の早春に華やぎをもたらす郷土料理として人気があり、仙台市内の飲食店やスーパーのお惣菜コーナーでも、この季節を代表するメニューの1つになっています。 亘理町の名店「鳥の海 浜寿し」。 亘理町のホームページには、ほっきめしの特集記事が掲載されています。 この記事の「貝が子どもを持つ2月下旬が最も美味

          春の海を味わう。ほっきめし。

          石巻せり鍋は、海鮮仕立て。

          はぴみんのずんだ党フードサミット せり鍋編 先取りトーク③ 石巻せりフェア 2023年12月2日(土) から 2024年2月29日(木) までの期間は、石巻せりフェアということです。なので、石巻せり鍋を食べに行ってきました。(^o^) 仙台から石巻までは、電車よりも高速バスのほうが若干本数が多く、料金は同じぐらいなので、乗り換えに手間取らない高速バスで出かけます。 この日は、朝から強い風が吹いていて、高速バスに乗った際、「強風により到着時間が変わってくる可能性がありま

          石巻せり鍋は、海鮮仕立て。

          せり。恋の息吹を贈る青菜。

          はぴみんのずんだ党フードサミット せり鍋編 先取りトーク② 春の訪れの象徴として、古来より日本人に愛でられてきたせりは、美味しい食材という存在を超えて、人々に独特の憧れの眼差しをもたらすものだったようです。今回は、「春の七草」(有岡利幸著 法政大学出版局 ©2008)という本を読んで、それはどういったものだったのか? を考えてみたいなと思います。 位の高い人たちも、心奪われる。 現存する日本最古の和歌集『万葉集』は、奈良時代末期に成立したとされますが、その中に収められて

          せり。恋の息吹を贈る青菜。

          引き算のおいしさ。仙台せり鍋。

          春の摘み菜など、古来から、さまざな場面で日本人に愛されてきたせりは、 数少ない日本原産のお野菜で、『万葉集』や『日本書紀』にも登場します。 そのせりを主役にしたシンプルな鍋の美学は、いつ、どのように、宮城の地に生まれたのでしょうか? 「地元に行って、せりの根のウマさを味わえば、通になれる!」とブレイク中のせり鍋を目指し、冬の仙台を訪れる観光客の方も増えていますが、その魅力の奥深さは、まだまだ知られていないような気がします。 ということで2月24日(土)20時から、このローカ

          引き算のおいしさ。仙台せり鍋。

          石巻のホヤ雑煮

          はぴみんのずんだ党フードサミット 雑煮編 もっと深掘りトーク④ ホヤは、宮城県のプライドフィッシュ。 宮城県の石巻地域では、約1000年前の平安時代前期から、ホヤが好んで食べられていたという記録が残っているそうです。 養殖は、約120年前、宮城県の唐桑村(現気仙沼市唐桑町)で始まりました。 現在、宮城県では、牡鹿半島以北の鮫浦湾から気仙沼湾にかけてホヤの養殖が行われています。 複雑に入り組んだ入り江のリアス式海岸と豊富なプランクトンに富む三陸の海は、ホヤの生育と養殖に適し

          知ってる? 仙台のハゼ雑煮

          はぴみんのずんだ党フードサミット 雑煮編 もっと深掘りトーク③ 沢山の食材の物語が詰まっている仙台雑煮。 はみ出すぐらい大きなハゼをお椀の真ん中にドーンと据えて、イクラやセリ、ひき菜、ずいき、凍り豆腐、紅白かまぼこなど、多彩な具を取り集めて仕込むのが、江戸時代末期から仙台で食べられているお雑煮です。 仙台と言えば、藩祖の伊達政宗が食通で有名ですが、 ということで、「どんだけグルメなの? 」という感じですよね。 ハゼ雑煮では、そこまで贅沢な珍味は使いませんが、焼きハゼ

          分かち合いの文化、お雑煮。

          はぴみんのずんだ党フードサミット 雑煮編 もっと深掘りトーク② お餅は神聖な食物 日本では、古来より、お餅には、稲の神様が宿っているとされていました。そのため、お餅を食べると新たな生命力が授けられると信じられ、さまざまな節目の行事やお祝いごとのたびに、お餅が食べられてきました。 特にお正月には、お餅を年神様(としがみさま)にお供えして、稲の神様だけでなく年神様の魂も宿ったお餅を食べることにより、新しい一年の幸福と平安を招こうとしました。 (「大人の常識 日本のしきたり・年

          分かち合いの文化、お雑煮。

          縄文時代から変わらぬ 豊穣な「海の幸」

          はぴみんのずんだ党フードサミット 雑煮編 もっと深掘りトーク① はぴみんのずんだ党フードサミットでは、食物を通じて宮城県の自然や 歴史、文化についてお話する会を、毎月1回開催しています。 2024年1月6日には、宮城県の伝統的なお雑煮であるハゼ雑煮とホヤ雑煮を テーマに、この地に縄文時代から受け継がれている自然の恵みと分かち合いの文化をご紹介しました。 今回は、豊穣な宮城の「海の幸」を、縄文時代と現在に分けて、より詳しく見ていきましょう。 宮城の縄文人の食生活は? 宮城

          縄文時代から変わらぬ 豊穣な「海の幸」