はぴみんのずんだ党フードサミット

食材王国みやぎの生産者さんや地元の文化を担っている方々を勝手に応援しています。 宮城県…

はぴみんのずんだ党フードサミット

食材王国みやぎの生産者さんや地元の文化を担っている方々を勝手に応援しています。 宮城県の素敵なコトを教えてくださる方も募集中!情報を寄せていただけると嬉しいです (^o^)

最近の記事

「ほや」という宮城の食文化をつなぐ。

ほやは、漁師が選んだ宮城県のプライドフィッシュの1つです。 宮城県の石巻地域では、約1000年前の平安時代前期から、ほやが好んで食べられていたという記録が残っているそうです。 養殖は、約120年前、宮城県の唐桑村(現気仙沼市唐桑町)で始まりました。↓ 10/7~10/31の期間、仙台・石巻・東京・埼玉のほやメニュー取扱店で、「今こそ食べよう!ほやフェア2024」が開催されています。 海水温の上昇でほやの生産量が激減してしまっても、宮城の伝統である「ほや食文化」を守り繋ぎたい

    • 心の休息を求めて、本塩釜に。

      国内外の災害や戦争のニュースが絶えない息苦しさから、ほんの少しだけ開放されたくて、鹽竈神社の門前町・本塩釜の小散策に行ってきました。 縄文時代から人が住みつき、長い日本の歴史を通じて、人々の生活が途切れることなく営まれてきた松島湾沿岸の塩竈地域。そこには、深い地層のように蓄積された時の重みが揺るぎなくあるような気がするのです。 浦霞 酒ギャラリーで「塩竈の藻塩」を買い求める。 まず、日本の国造りが行われた時代、塩土老翁神(しおつちおじのかみ)が伝えたとされる製塩法で作られ

      • 泉マルシェ2024で出会った美味しさ達。

        今年は150以上のブースが出店という泉マルシェ2024に行ってきました。  ↓ の記事にもあるように大盛況の中、私は3つのお店でお買い物をさせていただきました。(^o^) 銀結び富谷店さんのはらこ飯&鮭の皮せんべい やっぱり、この季節の宮城では、はらこ飯は外せないでしょう! 特に、日本での銀鮭養殖事業のパイオニアである女川町のブランド銀鮭=銀王を使った鮭料理専門店銀結びさんのはらこ飯ときたら、期待しないほうがおかしいです。(๑˃̵ᴗ˂̵) 銀王の身とイクラはもちろんのこ

        • 9月のオーガニックマーケットatブランチ仙台。

          毎月第1土曜日に開催されるブランチ仙台のオーガニックマーケットを楽しみにしています。 午後に出かけたので、すでに売り切れになってしまったお店もいくつかありましたが、今回も生産者さんの心のこもった美味しい食べ物さんたちとの出会いに感謝です。(^o^) 山形県鶴岡市の黒川ミニマルズさん 【黒川ミニマルズ】山の中の小さな農場/夫婦農業ユニット(@minitomato_kurokawaminimals) • Instagram写真と動画 露地栽培の黒川ミニマルズさんのトマトは、

        「ほや」という宮城の食文化をつなぐ。

          「山のお肉と大地のフェス」で、ジビエ初体験。

          台風10号の影響で仙台も午前10時ぐらいまで結構雨が降っていたのですが、「鹿のお肉というものを食べてみたい! 」ということで、青葉山公園の「仙臺緑彩館」前広場でマルシェ&シンポジウムが開催される「山のお肉と大地のフェス」に行ってきました。 梅おにぎりと小豆茶をお供に連れて。 実は私は、お祭りの屋台で売っているものを食べるのは、あんまり好きではありません。味付けが濃かったり、脂っこいものが多いというイメージがあって、苦手意識が先行してしまうのです。 ですが、今回のフェスのテ

          「山のお肉と大地のフェス」で、ジビエ初体験。

          志津川の真蛸は、夏でも美味しかった。

          「西の明石、東の志津川」と、その美味しさが並び称される志津川の真蛸は、志津川湾のウニやアワビなどを食べて成長します。 旬は冬なのですが、スーパーで見かけて、即買いしてしまいました~。 しっかりとした歯応えと濃ゆい旨味は、夏でも健在でした! 😋 10メートルあまりの深さの海底に沈めたタコかごを引き上げるタコ漁の様子は、↓ の記事で解説されています。 志津川のタコを現地で食べたい方には、こちらの記事がおすすめです。 「アワビの味がする名物タコ」の売り場を撮影した写真や、「正直

          志津川の真蛸は、夏でも美味しかった。

          産地づくりではなく、地域づくりのために、オーガニックを活用していく。

          今回は、令和6年度東北地域オーガニックビレッジフォーラムにオンラインで参加したご報告です。 農林水産省の「みどりの食料システム戦略」。 「みどりの食料システム戦略」は、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現するために令和3年に策定されました。 オーガニックビレッジは、有機農業の地産地消。 オーガニックビレッジとは、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組を進める市町村のことを言います

          産地づくりではなく、地域づくりのために、オーガニックを活用していく。

          やっぱり、宮城のホヤが食べたい。

          はぴみんのずんだ党フードサミット ホヤ編 先取りトーク③去年から続く高水温の影響で、5月末までの宮城県全体のホヤの水揚げ量は去年同時期と比べて3分の1程度、4年モノのホヤも通年の半分ぐらいの重さしかない状況でしたが、7月に入る頃から少しずつ生育が良くなってきていて、8月頃まで出荷が続く見込みだそうです。 (ミヤテレNEWS NNN 2024年7月4日 20:30 「<旬!宮城の味覚『ホヤ』>ホヤが育つ海の環境に異変 『ホヤイベント』は盛況だが…(宮城・石巻市)」より) おう

          やっぱり、宮城のホヤが食べたい。

          ホヤ熱愛人物列伝 in 宮城。

          はぴみんのずんだ党フードサミット ホヤ編 先取りトーク②宮城には、ホヤを心から愛し、ありとあらゆる個性的なアプローチで、ホヤ食の普及に精魂を傾ける方々がいます。 地域の風土に根差した食べ物への愛とリスペクトは、地元の文化を守り育てる大きな原動力になりますよね。 ほやドル 萌江(もえ)さん 宮城県人のラテンな気質を、ストレートに体現してくださっているほやドル萌江さんは、石巻市を中心に活躍するシンガーソングライターです。 まずは、「ほやのマーチ」の動画をごらんください ! 話

          はて? 宮城のホヤ?

          みなさんは、ホヤを食べたことはあるでしょうか? 宮城県のプライドフィッシュ(漁師が選んだ、本当においしい魚)でもあるホヤは、お酒好きの方には割りと馴染みがあるかもしれませんが、東北地方以外ではそんなに知名度が高い食材ではないですよね~。 でも、「一度食べたら、世界が変わる美味しさ!」というのは、本当です! はぴみんのずんだ党フードサミット ホヤ編 先取りトーク① ホヤは、ヒトなどの脊椎動物にもっとも近い無脊椎動物。 形がパイナップルに似ているので、「海のパイナップル」と

          石巻魚市場が誇る金華銀鮭。

          親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる宮城県の金華山沖は、世界三大漁場の一つです。 そこで養殖される銀鮭は、高度な衛生管理を誇る石巻魚市場に水揚げされ、「金華銀鮭」や「金華ぎん」といったブランドで販売されています。 はぴみんのずんだ党フードサミット 養殖銀鮭編 先取りトーク ③ 金華山沖の魚が美味しい理由。 この動画は、何度見ても心に響きます。 「なんて豊かな自然の恵みが、ここにはあるんだろう」と。 国際水産都市の石巻魚市場。 東日本大震災で、当時東洋一と言われていた

          石巻魚市場が誇る金華銀鮭。

          銀鮭養殖のパイオニア<銀王>。

          女川町は、宮城県の養殖銀鮭の5割以上を生産しています。 株式会社マルキンの創業者である鈴木欣一郎さんは、1977年にこの女川町で事業ベースでの銀鮭養殖を初めて成功させました。 このことが、宮城県全体で銀鮭養殖が広がっていくことにつながりました。 (株式会社マルキンHPより) 鈴木欣一郎さんのお孫さんである鈴木真悟さんは、改良を重ね続けた銀鮭を、<銀王>としてブランド化し、ASC(Aquaculture Stewardship Council=水産養殖管理協議会)という国際的

          銀鮭養殖のパイオニア<銀王>。

          みやぎサーモンは、養殖銀鮭の最高級ブランド。

          日本の養殖銀鮭発祥の地は、宮城県の南三陸町(志津川町)です。 現在国内で流通する養殖銀鮭の約90%が、宮城県内で生産されていますが、その中でも、水揚げ時に「活け締め」や「神経締め」という鮮度保持処理を施し、銀鮭本来の美味しさを最大限に閉じ込めた高品質・高鮮度のものが、みやぎサーモンという最高級ブランドになります。 はぴみんのずんだ党フードサミット 養殖銀鮭編 先取りトーク ① 生食にこだわるのが、みやぎサーモン。 みやぎサーモンは、輸入サーモンに比べてさっぱりしているの

          みやぎサーモンは、養殖銀鮭の最高級ブランド。

          極上いちごスイーツ in 宮城。

          はぴみんのずんだ党フードサミット いちご編 先取りトーク ③いちご王国宮城では、より美味しいいちごを作ろうと日々研究に余念がないいちご農家さんたちに呼応するように、いちごを使った極上スイーツを提供するお店が和洋を問わず数え切れないほどあります。 今回の記事では、私はぴみんが選んだ、いちごスイーツ最強ラインナップをご紹介します。 仙臺だんご いち福 仙台では、たい焼きやお団子など、人気の和菓子屋さんの前にはお客さんの長い列ができます。 中でも、仙臺だんご いち福 は、開店前

          極上いちごスイーツ in 宮城。

          いちごには、夢がある。

          はぴみんのずんだ党フードサミット いちご編 先取りトーク ②2023年現在、宮城県の亘理町・山元町では、生産者191人が約52haでいちごを栽培。東北一の生産量を誇るいちご王国として名を馳せています。 (khb東日本放送「仙台いちご 今シーズン初出荷 宮城・亘理町と山元町」2023/10/10 より) この地のいちご農家は、2011年の東日本大震災で壊滅的な被害を受けましたが、それを逆手に取った創造的な復興で新たな展開を実現してきました。 特に、山元町では、六次産業化で魅力

          宮城県のいちご生産量は、東北一。

          はぴみんのずんだ党フードサミット いちご編 先取りトーク ① いちごは宮城県の青果生産量2位の作物です。 地形や気候が多様な県全域に、個性的ないちご生産者さんが綺羅星のように存在していますが、東日本大震災の影響もあって、栽培方法や販売ルートもそれぞれに進化・発展中です。 仙台いちご® という地域団体商標。

          宮城県のいちご生産量は、東北一。