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ハッピーアースデイ大阪 勉強会!「LGBTQ+チーム」

ハッピーアースデイ大阪では、定期的に勉強会をおこなっています。
今回は LGBTQ+ ・同性婚・ジェンダー問題についてお届けします。

もくじ

  1. LGBTQ+

  2. 同性婚

  3. ジェンダー問題

  4. まとめ


LGBTQ+

”LGBTQ+” それぞれの文字は何を指すのでしょうか…?
一緒に確認していきたいと思います。

L Lesbian(レズビアン)
  →女性を愛する女性
G Gay(ゲイ)
  →男性を愛する男性
B Bisexual(バイセクシャル)
  →男性 , 女性 or ほかの2つ以上の性に惹かれる人
T Transgender(トランスジェンダー)
  →体の性と心の性が異なる人
Q Queer(クイア)
  →異性に惹かれるわけでもない、だからといって、同性に惹かれるというわけでもない人
  Questioning(クエスチョニング)
  →自身の性や性的指向がはっきりしていない人 or 決めていない人
+ +(プラス)
  →「+」は、特定の性を表している言葉ではない。LGBTQのほかにもさまざまなセクシュアリティがあることを前向きに意味する記号



”LGBTQ+” それぞれの文字は何を指すのか、一言で表すことはとても困難です。

性のあり方は多様であり、「LGBT」という言葉がすべてを包括しているというわけではありません。最近では、男性・女性のいずれにも属さないという性自認を持つXジェンダーや、心と体の性が一致している人を意味するシスジェンダーという言葉も広まってきています。

「LGBT」ではなく「LGBTQ+」と表現することが、クエスチョニングやその他のセクシュアルマイノリティに対しての配慮を示すことにつながります。

図のように、心の性・性的指向・表現する性のあり方は、グラデーションのようであるといえます。

つまり、私たちの性格や見た目が異なるように、性のあり方も1人ひとり異なるということです。


同性婚

結婚といえば、今までは男性と女性のカップルの間でおこなわれるものと認識されていました。

”多様性を認める”  ”偏見をなくす”といった社会の流れから、同性同士で愛し合うことについて受け入れられる社会になってきています。
しかし、法律上、同性同士で結婚することは未だに認められていません。

同性のカップルについても法律婚を認めるべきであるという考えの広まりから、同性間のカップルも法律婚と同様に取り扱うものとして「パートナーシップ制度」を導入する自治体が増加しています。

パ―トナーシップ制度

  • 市や県などが二人の関係性を認める形

  • 自治体で同性カップルと認め、証明書を発行する

  • 結婚とは全く別のもの

  • 同性婚のような法的な強制力はない

同性間では結婚ができないという現状を前提として、自治体が同性カップルをパートナーとして認める制度です。実はこの制度、日本の200以上の自治体で実施されているのです!


パートナーシップ制度で認められた同性カップルには相続権が発生しない等、法律で認められた結婚に比べると問題はあります。ですので、法律によって認められる結婚を実現することが必要です。パートナーシップ制度をより認知してもらうことが、それらの実現につながります。


ジェンダー問題

私たちは性別に対するバイアス(=偏見)に普段から触れています。

皆さんも
「女の子なんだから礼儀正しくしなさい!」
「男の子なんだから泣かないで!」
というような言葉を言われたり聞いたりした経験はないでしょうか。


男女それぞれの性別に対して社会が持つ先入観や価値観のことをジェンダーステレオタイプと言います。このジェンダーステレオタイプに触れていると
・自分らしくできない
・個性を出しにくい
・周りに理解されないストレスを抱える
など、生きにくさにつながってしまいます。

生きにくさは男女それぞれにあります。その主張は以下の通り。

身近なジェンダーステレオタイプは学校の中にあります。
例えば制服です。男子はズボンを、女子はスカートを身に着けるという校則はジェンダーステレオタイプの典型的な例です。
他にも、男女別の体育では、男子は剣道や柔道を、女子はダンスというように分けられていた人もいると思います。

学校にも様々な隠れたジェンダー規範があり、無意識にそれらを身につけてしまっています。
「こうあるべき」という役割の基準が、人々の振る舞いに影響を与えているのです。


まとめ

今回は、LGBTQ+ ・同性婚 ・ジェンダー問題についてみてきました。

どうすれば、偏見や差別はなくすことができるのでしょうか。

そのためには、色々な価値観があることを知り、自身が持っている無意識の偏見に気づくことが必要です。さらに、見た目や性格、1人ひとり異なる「心の性・性的指向・表現する性」つまり自分らしさを大切にすることも必要です。



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