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アースデイ勉強会③身近な環境ラベルについて

ハッピーアースデイ大阪では、学生実行委員で勉強会を行ってます!

今回は、身近な環境ラベルについておとどけします。

環境ラベル、エコマークについて
2回生 出店チーム みさとちゃん

環境ラベルで1番有名なものはエコマークだと思います。

ゴミを分別をするとき助けてくれるマーク、車に貼ってあるのをよく見るこのマークも環境ラベルです。
また、色々な地域でもそれぞれで環境ラベルをつくって地域が認めた商品、サービスにつけているそうです。このようなラベルの総称が環境ラベルです。


ところで、環境ラベルはなぜついているのでしょうか?


環境ラベルには、商品が環境に配慮されたものを示したり、リサイクルやリユースの分別をわかりやすくしたりする役割があります。この役割によって、環境配慮を心がける消費者にとっては買い物をするとき重要な手がかりになり、環境意識の低い人にとっては環境配慮を心がけるきっかけになり得ります。


先ほど紹介したエコマークについてみていきましょう。

エコマークは、「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベルのことです。このエコマークのデザインは、「私たち手で地球を、環境を守ろう」という願いが込められています。

次に、エコマークが付けられる基準についてみていきます。

エコマークは、「資源採取」「製造」「流通」「使用消費」「リサイクル」「廃棄」の商品のライフステージの各段階において、主に、「省資源と資源循環」「地球温暖化の防止」「有害物質の制限とコントロール」「生物多様性の保全」の4つの環境評価項目から判断されて付けられています。
つまり、リサイクルなどのライフステージの一部ではなく、商品のライフサイクルを通して環境への影響を総合的に判断しています。
だから、リサイクルができる商品でも製造や廃棄で環境に悪影響を与えるものは、エコマークがつきません。

また、エコマークは、私たちの身近にあるものにもたくさん付いています。
ノート、シャーペン、Tシャツ、時計、水筒、パソコンなど本当にたくさんのものについています。しかし、全てについているとは限りません。
なので……

エコマーククイズ
2回生 協働チーム えりなちゃん

エコマークはどれでしょう??

まず、エコマークのデザインについて説明します。


エコマークは「私たちの手で地球を、環境を守ろう」という願いを込めて、「環境(Environment)」および「地球(Earth)」の頭文字「e」を表した人間の手が、地球をやさしくつつみ込んでいる姿をデザインしたものです。
このマークは(財)日本環境協会が1988年に一般公募したデザインの中から、環境庁長官賞として選ばれた作品をもとに制定されました。


それではここで問題です。

答えは1つとは限りません。

どのようして、環境への負荷をすくなくしているのでしょうか??
一部紹介させていただきます。

エコマーク認定を受けているシャーペンは製品全体の重量割合(消耗部分は除く)で70%以上再生プラスチックが使用されています。また、法令等で定められている有害物質等も含まれていません。消耗部分の重金属が規制量以下になっています。

製品への化学物質の使用についての基準を満たしています。人によってアレルギーを引き起こすような物質の使用を控えられていたりもします。タオルはじかに肌に触れるものなので、そのことを考え、原料や製造時に使われる化学薬品等について、とても配慮して作られています。環境にも人にも優しいタオルになっています。


この他にも、カーペットや食器、消化器、小売店舗や自動車保険なんかもエコマークに認定されているものがあります。

身の回りにはエコマーク認定商品が溢れています。エコマーク認定商品を積極的に選んで、地球にも人にも優しい生活を心がけましょう!

グリーンマーク
2回生 協賛チーム あんなちゃん

グリーンマークと聞くと、環境に良いものについている緑のマークというイメージがあります。
実際、私はグリーンマークという名前は知っていますが、どのようなマークでどのようなところについているのか知らなかったので今回詳しく調べました。


まず、グリーンマークの主な情報です。

グリーンマークは木を三角で囲んでいる、緑色のマークです。このマークは、「古紙を原料とした再生製品に表示されるマーク」です。
ベルマークのように、集めることを目的としているものではなく、環境ラベリング制度の一つとして使われています。
つまり、消費者に対して古紙利用をしている製品であることをアピールするだけのために表示されているものです。 



 次に、グリーンマークの歴史についてです。

このマークは1981年に財団法人古紙再生促進センターが制定したものです。
古紙再生製品のイメージの向上を目的としています。制定当初は、参加する商品も少なかったため、なかなか人々に定着していきませんでした。
ですが、現在では人々の個人のリサイクル意識が高くなったことにより、グリーンマークの表示をする商品が増え、消費者にも認識されていきました。



次に、グリーンマークの目的についてです。

グリーンマークは何のために付けられているのか?ただの飾りなのか?勿論、そんなことはありません。
先に述べた通り、グリーンマークがついている商品は古紙を原料としています。
マークにより古紙再生製品であるとアピールしています。このことから、グリーンマークの目的としてあるのは、このマークをきっかけに古紙の利用を拡大し、紙のリサイクル促進を目指しているということです。いまでは、紙製品だけではなく、様々な商品についています。


続いてはグリーンマークの表示基準です。
どの商品でも少し古紙使っていれば表示していいというわけではありません。
主な基準は、「古紙を40%以上使用した商品」です。この基準をクリアしていないと、基本的にはマークをつけることはできません。
また、例外として挙げるのは、トイレットペーパーと新聞紙です。トイレットペーパーは古紙を100%使用していないとこのマークは付けることができません。また、ちり紙もこの特例に適用されます。
もう1つは新聞紙で、新聞紙は50%以上古紙を使用していなければマークはつけれません。また、コピー用紙も新聞紙と同じ基準です。
このことから分かるように、グリーンマークは古紙が使われているだけでは表示されません。


グリーンマークは古紙を示すマークだとこれまで何度も言いましたが、グリーンマークには他にも意味を持っています。
それは食品です。一例を挙げると、信州ハムです。このハムにおける〈グリーンマーク〉とは、発色剤・着色料・保存料・リン酸塩を使用しないでつくられた信州ハムのハム・ソーセージに付けられるシンボルマークです。古紙ではなく、発色剤などを使用していない、環境に良いことを示すマークとしてもグリーンマークは存在しています。

身近なものにもたくさんグリーンマークは使われているので、みなさんもぜひ探してみてください!

海のエコラベル
3回生 広報チームリーダー ぞのさん

早速ですが、海のエコラベルって皆さんご存じでしょうか?

海のエコラベル(MSC認証、MSCエコラベル)とは、国際的な非営利団体(NPO)である海洋管理協議会(Marin Stewardship Council, MSC)の環境規格に適合した漁業で獲られた水産物に認められる証でMSCラベルとも呼ばれており、MSCは減少傾向にある世界の水産資源の回復を目指し、1997年に設立された。本部はイギリスのロンドンにあります。



MSCは日本語では、「海洋管理協議会」という意味で、本部がイギリスのロンドンにある国際的な非営利団体です。
世界中の海から乱獲をなくし、すべての漁業が持続可能にするための活動をしています。



なぜこのような制度が必要になったかといいますと、5つの原因があると考えます。

1つ目は、現在世界中で、魚の獲りすぎが大きな問題になったということ。
2つ目は、増えた分だけを獲っていれば、毎年獲っていても減ることはないということ。
3つ目は、卵を抱えた親の魚や、これから親になる小さな魚を一網打尽にしてしまったら魚は次の世代を残していくことは不可能ということ。
4つ目は魚を獲りすぎてしまうと、一時的には大漁でも、近い将来に魚がいなくなっていまう可能性があるということ。
そして最後に、魚がいなかったら、漁が出来なくなり、食べる魚がなくなるということです。



私自身、普段買い物をすることがないため気づくことがなかったのですが、調べてみると、生活の身近なところに存在しています。


例えば、ちくわのパッケージであったり、魚介類のパッケージであったり、普段自炊する人などは見たことあるのではないのでしょうか。



そして、私自身が一番驚いたのがマクドナルドのフィレオフィッシュにもマークがついているということです。

アメリカ・カナダ・ヨーロッパ・ブラジルのフィレオフィッシュのパッケージには、MSC「海のエコラベル」がついています。
これは、フィレオフィッシュの原料となる白身魚が、アラスカのスケトウダラやニュージーランドのホキのような、持続可能な漁業によって獲られた魚であることを証明しています。
日本ではまだみたいですが、いづれ表示されて欲しいです。


さいごに、まとめです。

海から魚がいなくなってしまうのを防ぐために、MSCは、漁業者のみなさんだけではなく、流通加工業者や小売店と協力して、消費者が「持続可能な水産物」を選ぶことができる仕組みづくりをしているということが分かりました。


まとめ
3回生 企画チーム みなみのさん

今回、環境ラベルの例としてエコマークを挙げましたが、エコマークを表示するための認定サービスがあることをご存じでしょうか?

エコマーク事務局では、飲食店やホテル・旅館、小売店舗が定められた認定基準を満たすことでエコマークの認定を取得することが出来るサービスがあります。エコマーク認定を受けた飲食店を「エコレストラン」、認定を受けたホテルや旅館を「エコホテル」、認定を受けた小売店舗を「エコストア」と言います。


エコマーク認定を受けることにどのようなメリットがあるのでしょうか?

飲食店の場合、5つ挙げられます。
1つ目は「店舗の“顔”をアピールできる」ということです。2つ目は「店内でのコミュニケーション手段になる」ことです。3つ目は「企業イメージの向上」、4つ目は「地球温暖化に貢献できる」こと。5つ目は「利益アップ」。これどういうことなのかというと、エコマークを取得するために省エネや廃棄物削減に取り組むことでコストが減り、結果的に利益アップに繋がるのです。


このエコマーク認定は実際の環境問題の解決に繋がっているのか?
疑問に思う人も多いのではないでしょうか?

エコマーク認定を受けた商品によって、44万人分の家庭のCO2が削減されています。

しかし、エコマーク認定の課題もたくさんあります。

まだまだ、エコマークの商品を選んで買う人が多くないので、エコマークの効果は期待されていたよりは少ないです。
また、持続可能性に関する取り組みがまだまだ実施されていないのが現状です。

発表してくれた5人お疲れ様でした!

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