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【エッセイ(ミニ)】信頼

新年あけましておめでとうございます。
今年もゆるゆると書いていきたいと思っています。
皆さまどうぞよろしくお願いいたします!


1月2日
もうお正月料理にあきたので?
ファーストフートを食べようとあるお店に行くとランチタイムだったためか
観光客のみなさんで店内はほぼ満席でした。
コロナ禍前の状態に戻ってきている感じがしたのですが
ポテトを食べながら思い出したことがありました。


数年前、年末年始に風邪をひいたので
年明け早々、何年もお世話になっている市内の病院へ行きました。

病院の待合室で診察を待っていたら

看護師さんがスマホを使いながら
会計処理を終えた二人の患者さんに薬の飲み方を説明していました。

その二人の患者さんは
観光で沖縄に来ていた外国人の方のようで
一人の方が熱を出したので診察に来たけれど
二人とも英語も日本語も話せなかったようで
看護師さんはスマホの翻訳機能を使ってやりとりをしていました。

でも医療用語があまりないため?苦労されているようでした。
(私もチカラになればと一緒に説明しようとトライしたのですが活躍にはいたらずでした(!))

お二人が病院を後にしてから説明していた看護師さんに
「お役にたてずにすいません〜」
と言うと看護師さんが
「いくら観光とはいえ言葉が通じない国で、出された薬を信用して飲むってすごいですよね。」
という話していました。


本当に。
よく考えてみたら勇気いりますよね。

あのお二人は、熱で緊急だったとはいえ
『この国の薬なら大丈夫』
という信頼があたりまえのようにあったのでしょうか。


世界経済の中で日本は苦戦しているけれど
この薬の出来事のように
『小さな信頼』が日本と世界の人々の間を行き来していけば
行き先はもっと明るくなるんじゃなかろか…
と、当時点滴しながらそう思っていた私でした笑。


このできごとがあった年は国内、国外と
たくさんの観光客の方が沖縄にいらしていました。
今日、ほぼ満席のファーストフード店であの雰囲気を思いだしました。

さあ
今年はどんな一年になるのでしょうか。


#今こんな気分
#スキしてみて

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