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フッと現れる、ある感覚

ときどき、フワッと子供の頃に感じた心の動きを思い出すことがある。
それは感情というほどハッキリしたものではなくて、なんといえばいいのかわからないけど、とても曖昧な、雲のような形のない、ふわりとした感覚。

その言葉に出来ないほどの弱い感覚、心の動きが、懐かしく、安心感、安堵感に包まれていてとても温かそうなので、なんとかして掴もうとするんだけど、スゥっと消えてしまう。

そして「あれ?」「ちょっとまってよ。。。」と思った瞬間、大人の感覚がドドドっと押し寄せてきて、その大切にしたかった感覚、心の動きがもうどうやっても戻ってこなくなる。

あの感覚はどういう心の動かし方をしたら蘇るのか。
どうやったって掴み取れないのか。
ずっと心に留めることはできないのか。

子供の頃のあの温かさはもう戻ってこない。

母に壊されたのか、自分で蓋を閉じてしまったのか、それはわからない。
あの優しい感覚は雲のように現れて風に吹かれて消えていく。

もう戻れないあの頃のことを少しだけ考えて、懐かしく、寂しく感じる。

気づかないふりをして、見ないように注意深く、一人で一生懸命立って生きてきたけど、そろそろシッカリと見つめて、向き合っていかないといけない時期がきたのかもしれない。

あの感覚は取り戻せないけど、心をゆっくり休ませてあげたい。

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