3月29日

 この三日間、“働く”ということがとても嫌になっている。僅かばかりの、将来の不安が消えないような給料で、“しんどい”と思っているような仕事に出て、毎日溜息をつきながら働かなければ生きて行けないのかと思うと、生きて行くということ自体、しんどいと考えてしまう。
 先日エクセルにした求人比較が、悪い方向に向かわせたのかも知れない。どれも気になるのに、どれも結局嫌なのだ。そもそも、ハローワークに紹介状を出してもらいに行くのもしんどい。近くに無いし、道は混むし、窓口に辿り着くまで長々と待たなければならないあの経験を、もう随分前から「もう二度としたくない」と思っていた。ポジティブになれない心理的要素が、体内に刻み込まれているのだ。
 では求職サイトか?と問われれば、もっと“無い”のである。出来る仕事が“無い”。したい仕事が“無い”。条件に合う仕事も“無い”。無いのにメールだけは山のように届く。同じものが毎日、何通も何通も。疲れを誘発する要素にしかなり得ないのに、仕事が欲しいから毎日隈なく見る。段々嫌になってくる。自分の人生の時間を無駄にしているような気がしてくる。悪循環にしかならない。
 今日、ニュースで、有効求人倍率が上がっていると言っていた。1倍は確実に越しているので、一人当たり一つは仕事がある計算だが、毎日ハローワークの求人を検索している私は「ふ~ん、あれで?」としか言えない。数があれば良いってもんじゃない。労働基準法はどうなっているのか首を傾げたくなる求人が山のようにある。何故当たり前のように求人票が受理されているのか不思議で仕方がない。
“有効求人倍率”の定義、見直した方が良いのではないか?求職者の希望求人を、“有効求人倍率”に置き換えたらどんなことになるのだろう?と思う。現在の定義イコールなら、仕事を求める人は0になるはずだ。
 風の時代に入ったというので色々調べて希望を持ったが、まだ始まったばかりだからか、乗れていないだけなのか、私の中では何も変わっていない。前回は鎌倉時代と室町時代前半だったらしいが、そこから学ぶべきことが果たしてあるのかは謎だ。
 働かなくてもしたいことは山のようにある。しかし働かなくては収入がないので生きる道は閉ざされる。生きるってしんどい。

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