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アナログVSデジタル

スマホが当たり前になり、ネットがたったの10年ちょっとですごく便利になり、家電もなんでもスマート化
電源タップなんてどの部屋もタコ足
デジタルデトックスなんてムリムリムリなデジタルずぶずぶはんぺんいそべあげです。(文字が読みにくい)

わたくし本職は絵描きなので、
絵に関してすこし話しますと

たくさんのアナログ画材を所持しつつも
仕事は全部デジタルです。

アナログは趣味でもあったし、デジタルがなかった頃から絵を描いていたし
画材や文房具ってめくるめく物欲、そう、「沼」に惹き込まれてしまいます。

仕事は、結構早期にデジタルに乗り換えました。

だって、アナログってとってもお金がかかるんだもの。

それでも、絵画講師をしていたときは
増える画材。

デジタルはじめたときは、こんなにアナログなイラストがデジタルでかけるのかと感動しました。
でも今はやっぱり、アナログでしかできないことがある。
アナログのが早い。アナログだとちょっと下手でも可愛く見える。
みたいなときもあります。

さてさて文章を書こうかなと思ったときに
今どき、アナログで書くという選択肢ってほぼないと思います。

それこそ結構昔から、ワープロなんぞで文章を書いていたと思います。

万年筆と原稿用紙なんて、今どきないんじゃないかしら。

逆にやってみたくもあります。
いやー需要がないわ。

デジタルで絵を描く時はアップルペンシル一択!
アナログなら好きな文具を吟味したり贅沢したり。

そんなふうに基本デジタルだけど、アナログでガラスペンやインク、漫画用つけペンなどを久しぶりに手に取ってみたら

こんなに書くときに緊張するものだったの!?
めっちゃ不安な気持ち!
消せないし
線がきれいにかけないし
すっごい下手くそ!!

とびっくりするわけです。

しばらくやってると慣れてきて、デジタルに戻ってもなんかうまくなった気がします。


世の中をあさると、今だからこそ、インクや万年筆、ガラスペンを大事にしている界隈の人たちがいて

紙質がどうだ、のりはどれがいい、インクは欲しい物がありすぎて沼だ、
アップルペンシルより高い万年筆買っちゃえる人も。

そのアナログ字書きの人たちが何を書くかというと

自分の手帳だったりもするんだけど

あえての原稿用紙に小説の一節を、まるでフォントのような美しい文字で書き出したりしているわけです。

どんな文章をそこに書き記すか
どんなインクがその文章に似合うのか
何もかもが美的センス次第です。

そしてペンとインクとばえる写真を撮る。
もちろん、そこまでがワンセット。

かつてはそれしかなかった時代があったんだろうけど、
いまはそれが「贅沢な趣味」として流行るわけ。

筆記具のレビュー、数あるインクのレビュー、
それを見たい人たち
美しい文字
それを書いてみたいと憧れる人たち

写経みたいなものだろうけれど

美文字も、今は大事にされていると思います。


「めったにペンで文字書かないから、これって漢字だとどう書くんだっけ?」となりやすい最近。市役所とか契約書とか保育園や学校のお便り帳とか。
スマホで漢字を調べて書かないと、日頃書き文字を使わないから思い出せなくなってます。

そんなこの時代、
ふと美しい他人の文字を見ると、その人が100倍ぐらい素敵な人に見えるものですよね。

昔でいうと、教養として、お茶・ピアノ・舞踊・お花・書道
みたいなことを身に着けている人が多かったけれども

今は美しい文字の人も尊敬されちゃう。

ほんと、「久しぶりにペンで文字かいた~」みたいな時期もありまして

でもツイッターで遊んでいると、
手帳を楽しんでいる方々や、お手紙を交わすサークルなんかも見かけます。

デジタルでCGみたいなすごいイラストを描いてもほうほう、あたりまえ
なんだけど、
それがアナログですごい絵だと、「え、これアナログ!?」って言って
5度見ぐらいしますよね。

だから、アナログってすごいんだ。

私の商品の中でも。
同じ内容なのに、
お手軽でお安い電子の本よりも、
わざわざ印刷してちょっと高い本のほうが断然売れます。

私のお客様は、皆様紙の本がいいとおっしゃるので

電子書籍が簡単に出せる世の中だけれど
紙の本を作りたいなあとおもうこの頃です。

でもせっかく作るなら、デジタルと紙と両方しますけどね。

紙に印刷されていて、さわれるからいい。
紙の重み、手触り、厚み
すべてがパッケージ。

紙の本はまだまだ亡くならないとは思うんだけど
私は買うのは電子派。

たまに紙の本も買うけど。
収納を圧迫しないものを厳選したり、画集だったり。

漫画・小説は紙のものを手放してデジタルを
セールのたびにセット買いです。

老眼にもなると、紙の本、小説や漫画など
もう、見えないんですね。

若い頃にたくさん本を読んでいたときは何も思わなかったのに

文字小さい! 本が重くて持っていられない 場所を取って家が狭い
部屋が暗いと読めない(老いると暗いところで字が見えなくなるみたい)

私は若年性老眼+乱視なので
漫画を読むのも大きいiPadや
パソコンの大きいモニターで読んでます。

スマホで読むのも無理。

イラストも、本も、アナログのいいところ
デジタルのいいところがあるので

アナログはなくなることはないし
贅沢なご褒美みたいな趣味として格上げになるとおもいますね。

デジタルはお仕事
アナログは道楽

中学生の娘すらそう言いながら絵を描いてますから
これからはそうなるんでしょうね。

じゃあ今こそはんぺんも、デジタルの仕事と
アナログの仕事を使い分けていこうかなって気がつくわけです。


アナログVSデジタル

これは、どっちもかわりになりえないものです。
どちらも良き。どちらも必要。

デジタルのお陰でアナログ作業がいかに楽しくて尊く贅沢な遊びであるかがわかりますね。



さて、今度は何を書こうかな。

絵かな。
文字かな。

わくわくいそべあげです。


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