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何度でも読み返したいnote5

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何度でも読み返したいnoteの備忘録です。更新は終了しました(2024.6.10)。
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2023年6月の記事一覧

06.17

最近ハマっていること。商談で隣町まで足を運ぶことが多くなり、その度にその街の好きなところを一つ持ち帰るようにしている。 それは何かを買って持ち帰るんじゃなくて、この街角いいな、ここいい匂いするなとか単純に頭の中で思ったことを持ち帰るようにしていて、それを一つ一つ集めていけばその街に住む誰よりもその街のことが詳しくなれるんじゃないかと思っている。 これが仕事の時間をせっかくだから楽しんじゃおうと1人で考えだした最近ハマっている小さな"遊び"だ。 そして今日。 街を歩いてい

「イケメン」はもうおしまい

「イケメンの時代は終わった。これからは○○だ!」みたいな記事ではない。 「彼はイケメンだよね」と外見をジャッジメントをする時代は終わった、という話である。 そもそも、日本人は他人の外見についてコメントしすぎていると言われている。久しぶりに会って「太った?」「痩せた?」を口火にして会話を始めることも、めずらしくはなかっただろう。わたしも「ちょっと痩せた?」ぐらいのことは言っていたかもしれない。でも、これからは、おそらく言わないだろうと思う。 数か月前、「イケメン」という表

焼肉よりも君にラブ

娘が生まれる前、私は妻とあることを誓い合いました。 それは、「我が家は子供ファーストにはしない」ということです。 家で流す音楽も、テレビ番組も、映画も、旅行先も、食べるものも、私たちが子供に合わせるのではなく、子供が私たちに合わせるような家庭にしようと決めたのです。 それが今やどうでしょう。 テレビのリモコン権は7才の娘が独占し、リビングでCDをかけようものならうるさいと一喝されて、見にいく映画は「すみっコぐらし」です。 さらに娘は極度の偏食なので、家でも一人だけ

ぶらり、ごくり、ひとり。

台風接近による大雨が通り過ぎ、ぴっかりと晴れた日曜日。 洗濯しまくろうと早めに起き出したものの、あまりにきれいな空を見て気が変わった。よし、今日にしよう。 前からやりたかった計画を実行するには、絶好の日和だ。 洗濯機を一回だけまわし、その間に出かける準備。冷蔵庫から缶ビールを取り出し、輪ゴムで保冷剤をくくりつけてリュックに入れた。 九時前には自宅を出発。最初の目的地、隣町のパン屋さんへ向かって歩きだした。 朝の空気は涼やかで、日射しの割にはまだそこまで暑くない。公園沿いの緑

そして、バトンは渡された

週末に購入したロース肉のパックが、本日消費期限を迎えていた。 「6月5日」という字面を見て、小学生の頃から付き合いのある友人の誕生日だったことを思い出した。 あの子がもう31か。 1ヶ月後には自分もその土俵に上がるというのに、しみじみと思った。 大型パックの肉を、少量ずつラップに包んで冷凍する手法は、社会人になってから行いはじめた。学生の時は毎日買い物に行けたし、それほど肉を食べていなかったからだ。 1つ塊を作ったところで、ラップがきれた。 そうだった。サランラップ

母の隣りは

五月の連休、帰省した実家の庭先でビールを飲んでいたら、母が家から出てきた。育てている花や野菜の様子を見て、水をやって、それから私のいるベンチに腰掛けた。少し横にずれて、並んで座る。 あの花はお隣の○○さんが株分けしてくれたものだとか、来月に入ったらオクラの苗を植えるのだとか、楽しそうに話している。移住したら家庭菜園をやりたいって言ってたもんね、夢が叶ってよかったねえ、なんて思いながら、私はふと気がついた。あれ、私いま、緊張していない。母と二人で居るのに。 そういえば前回遊