「本来無一物」という素晴らしい言葉
私たちが生まれたときは、もちろん丸裸ですよね。
何も所有してないし、何ひとつ知りません。
まぎれもなく、それが人間の本来の姿です。
禅の言葉で、これを、「本来無一物」(ほんらいむいちもつ)と呼んでいます。
ところが私たちは、生きていくうち、いろんなことを得て、手放せなくなってしまいます。
失いたくないものは、数えればキリがありません。
しかし、この世を去るときは、生まれたときと同じく、裸一貫、何も持っていくことはできません。
そう考えると、私たちは何のために、ものを持ってるのでしょう?
あらゆるものは、どうせいずれ自分の手から離れてしまうのです。
人、物、情報、お金、名誉…
全ての持ちものは、永遠に所有はできず、あくまで期間限定なのですから、
いまかたくなに持ち続けているものに対するこだわりも、軽くなっていくのです。
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