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僕を救ってくれた一人の親友の話

皆さんこんばんは、探究部の妹紅です。今回は僕の人生の中で大切な人の
一人である、ある親友の話をさせて頂きます。

その子との出会い

その子との出会いは中学2年生の時でした。当時僕はラブライブを知って、
オタクになってすぐの頃でした。

その時僕はラブライブを教えてくれた友達と毎日下校していました。そんなある日、いつものようにその友達を待っていると、その友達ともう一人全然目を合わせてくれない男子がいました。

これが今回お話する親友との出会いでした。

最初の印象

正直、最初僕はその友達をあまり好んでいませんでした(笑)。
話しかけても一言返して会話が終了したり、廊下で会っても逃げたり、全然
仲良く慣れる気がしませんでした。

卒業と入学

なんだかんだあり、中学3年に上がる頃には僕らは仲良くなっていました。

3月には他の友だち二人も合わせて、4人でラブライブサンシャインの聖地である静岡県沼津市にも行きました。

4人でバカやって、沢山の珍事件が起こって、笑って。そして僕の中で沢山の思い出の詰まった写真、名付けて「内浦の海を眺める固い絆で結んだ4人」を撮りました。(多分その写真は恥ずかしいから載せないでって言うと思うので載せませんけど笑)

そして僕ら4人はそれぞれ別の高校に進学します。ただ二人、僕とその子を
除いては。

沼津4人で一日乗車券を購入!!

彼に救われた話

皆さん、ご存知の通り僕は飯能高校に入学して、正直絶望していました。

上手く行かない友人関係。周りの勢いに飲まれて上手く行かない部活動に上下関係。ついていけない勉強。更に僕を追い詰めたのは、中学の友達から聞く高校話でした。

「どうして、中学の同級生は別の高校で楽しくしているのに、自分はそれができていないんだろう」

そんな事を考え、落ち込み、挙句の果てには大好きで僕の支えだった、アニメやホロライブさえ、この頃の僕には何も響きませんでした。それは例えるならば、特効薬が存在しない重すぎる病気にかかったようでした。

そんな中、僕の唯一の支えになったのは、別れた4人の中で僕と同じ高校を選んだ彼の存在でした。

彼と話しているときの自分はその時、その一瞬だけ中学と同じ輝きが見える笑顔でいられました。

そして、僕が部活を辞めて、次の部活をどうするか迷っていた時、今の部活「探究部」に誘ってくれました。ほぼ強引ではありましたけどね笑。

体育祭の時に撮った写真

彼から学んだ事

僕は彼からとても大切な事を教えてもらいました。

それは「踏み込み過ぎない優しさ」です。

高校に入ってから、心から笑えていたのは彼と話しているときだけでした。それは彼の見えない優しさがあったからだと思います。

彼は落ち込んでいる僕に話しかけてくれました。話しかけるだけ。

こっちが誰とも話したくないと思っていても、彼はいつも通り、事情は自分から聞かず、あくまでいつも通りの会話をしてくれました。そんな彼に自然と笑顔になれました。

友達が悩んでいたり、辛い状態になっているとき、その話に首を突っ込んで一緒に解決するだけでなく、その友達が楽に話し出すことができる、気を許すことができる空間を作るということも大切なんだということを学びました。

最後に

最後に、僕からその友達、探究部(元)部長KAZUKIにメッセージを送ります。

多分、君はそんな事をしたつもりはなかったと思う。でも、君の性格は誰かにとっての拠り所になって救いになっていたんだと思う。だから、探究部のみんなはKAZUKIを信頼して頼っていたんだと思う。

生きてる限り自分ではどうしようもないことや、苦しくてキツイことが絶対に起こる。その時はいつもみたいに、話しかけてくれ。辛ければ言わなくてもいい。聞いてほしければ黙って俺は話を聞く。

君が俺にそうしてくれたみたいに、短い間だったけれど、こんなやばい奴らの集まり探究部をまとめてくれて本当にありがとう。

P.S.

ちなみに、KAZUKIは探究部は辞めてしまいますが、学校は別に辞めたりしていないので普通にいます笑!!!


〜顧問のつぶやき〜
う〜。泣いてしまうではないですか。

本当に学校生活はいろんなドラマがあります。それはつまり生きているからなんですよね。

顧問の私の知らないところで、部員の中にはいろんな想いがあり、お互いにやり取りもあったことでしょう。

KAZUKIが探究部を去ってしまうのはとっても寂しいことです。ただ、KAZUKIが決断したことを尊重し、KAZUKIが挑戦したいことを温かく応援してあげたいと思います。

妹紅が言うように、私を含めてみんながKAZUKIに頼っていました。頼れる人だったからです。それが重圧になってしまったのかと思うと、こちらは反省するしかありません。

ただ言えるのは、こういった経験はものすごく尊い。この尊さを経験できることに学校の存在意義があるとも思います。

KAZUKI、今まで引っ張ってくれてありがとう。そして、たまには顔を出しに遊びに来てくれよ!


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