飯能すいーとんを作りました
飯能高校の文化祭「榛の木祭」が終わり、すっかり秋な今日このごろ。
探究部では文化祭の物販で得た売り上げ金で何をしようかと話し合いました。
皆さんこんばんは、飯能高校探究部 部長のKAZUKIです。
今回は文化祭の打ち上げで飯能すいーとんを作ってみたので紹介していきたいと思います。
打ち上げの内容決め
文化祭での売上金をどのように使おうかと部員同士で話し合ったところ、いくつか意見が出てきました。
・学校外の飲食店で打ち上げをする案
・飯能市に関わる食べ物を作る案
検討の結果、最終的には飯能市に関わる食べ物を作る、ということに決定しました。
飯能市の食べ物と言ったら…
やはり飯能市の食べものといったら、飯能すいーとんです。
具材はすいとんとそんなに変わらなかったり、B級グルメには選ばれたものの知名度はまだまだ低いです(飯能市民の間では、そこそこ有名だとは思います)が、とりあえず飯能すいーとんを作ってみることにしました。
しかしここで問題が一つ起きました。
それは「飯能すいーとんのレシピがネット上に無い!」ということです。
色んなサイトに行ってみるも、紹介しているだけ、や「飯能すいーとん」ではなく「すいとん」の作り方など、ホントに作る上での情報が足りませんでした(笑)
しかし偶然にも中学の頃に部活で作ったすいーとんのレシピが見つかりました!いや〜、よかったよかった。
打ち上げ当日
打ち上げ当日、私(部長)と部員1人で具材を買い出しに。野菜は顧問の先生が持ってきてくれたので買わなくて済みました。
そうして、すいーとんの中に入れる具材を買ったのですが、具材を買ってもそこそこお金が余りました。
そこで、打ち上げということで炭酸飲料やポテトチップスなどのお菓子なども買いました。
・調理開始
探究部で調理をするのは初です。少し緊張します。
自分は、実は事前に自宅で同じ条件で作ってみました。そこでは成功したものの、ここは学校。楽しみながらも衛生面に気をつけつつ、慎重に進めていきました。
自分以外の探究部員は飯能すいーとんを作ったことがありません。作り方をどうすれば良いのかレシピを確認しながら進めたので最初は苦戦しました。
・下準備
すいーとんは蒸すのに時間がかかってしまうので、先に出汁と具材の準備をします。
栗を剥いたりしたり、出汁を作ったり、話をしながら楽しく作っていきました。
出汁も試行錯誤で作ってみました。味は…具材から出汁が出ていて美味しかったですね〜。
出汁は大根とか硬い具材を入れていたので、少し時間がかかりました。
火をかけていると、煮詰まってしまうので水を足して、また味の調整をします。
実はここの味の調整が難しかったです。調理してくれた部員が頑張ってくれました。
数人で味見をしてみました。「美味しい」との声が出る一方、「もう少し濃くしても良いんじゃない?」など、意見が飛び交いました。いいですね〜。
・いよいよ、すいーとん作り
そしていよいよ、すいーとん作りです。
買ってきた具材を切っていきます。
さて具材ですが、魚肉ソーセージ、鶏肉、かにかま、あとは面白みを加えて、いくつかのすいーとんには「青唐辛子」も入れてみました。
結構辛くなるかな〜と思っていたら、そんなに辛くなかったみたいです。
準備の過程では思うようにできなくて困ったこともありました。少し時間はかかりましたが、それでもなんとか完成!
すいーとんは8個ほど作りました〜。作るということは楽しいですね。
さて、蒸し器を使ってすいーとんを蒸します。
・その間に
蒸している間に、他に買ってきた打ち上げの商品を準備していきます。
お菓子以外に何を買ってきたのかというと…「焼き鳥」を買ってきました(笑)。
ももを5本ほど買ってきたつもりが、皮を4本買ってきてしまいました。
そんなこんなしているうちに、すいーとんが出来上がりました。
出来上がったすいーとん。本当は1つを出汁の中に入れるのですが、今回は4分割にしました。多くの人に試食してもらうためです。
すいーとんは米粉も入っていて結構もっちりしています。切るのに苦戦しました。
・出来上がり
最後に盛り付けをして、完成です。
それにしても、左にある栗の量がすごいです。
すいーとんを入れてみましたが、ちょうどいいサイズ感。やはりすいーとんを4分割にして良かったようです。
・完成、そして実食。
すいーとんが完成しました、美味しそうですね〜。
早速食べてみました。
感想は、すごい出汁が美味しく、すいーとんももっちりでした!
一方その頃、部員数人で職員室に行きました…
「せっかくすいーとんを作ったので、他の人にも食べてほしい」という思いで、先生を数人呼びました!
担任の先生方や、校長先生もお呼びしました!
・片付け
最後は片付け、テキパキ片付けます。
そして無事、大きなアクシデントもなく打ち上げは終わりました。
まとめ
やはりただインターネットで情報を見るだけでは「どんな味なんだろう」と想像しかありません。実際に作ってみるのが良いですね。
作っている最中に、飯能すいーとんの文化が衰えているのかなぁと思いました。B級グルメにもなったすいーとんですが、飯能市に住んでいる人でも作り方は殆ど知らないと思います。
飯能すいーとんが「地元の人ならどこの家庭でも作れる郷土料理」となってくれるのを願いたいです。
打ち上げは大成功し、部員からも「また何かを作ってみたい」と、声がありました。
このようにたまに飯能市に関するものを作ってみるのもいいですね〜。
では。
〜顧問のつぶやき〜
遅くなりましたが、文化祭の打ち上げ兼地元の郷土料理をつくるワークショップを開催しました。
つくったのは飯能すいーとん。埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で優勝したこともある一品です。
部長のKAZUKIがなんと中学校時代に使ったというレシピを保管してくれていたおかげで、調理が可能となりました!ありがとう部長!!
いや〜やっぱり調理実習は楽しいですね。
準備〜片付けまではもちろん楽しいだけではなくて大変です。
この日は半日授業だったので午後1時ぐらいから作り始め、なんやかんやで片付けまで終わったのが午後5時でした(笑)。
しかし、実施した価値は大いにあります。何より調理の場面では、生徒の動き、判断、指示などの力がよくわかります。
普段の生徒の様子からは想像できないほどテキパキする場面も。こんな時、教員は生徒の一面しか知らないんだなぁと実感します。
調理が終わって、普段お世話になっている先生方に試食してもらおうと生徒が声かけに行きました。こういうのってすごく大切です。喜びを分かち合う。
そして、やってきてくれた先生方。合計10名ぐらいの先生方が来てくれたでしょうか。ありがたいことです。
味は高校生の味覚ということでかな〜り濃いめだったと思います(笑)。それでも「おいしい」との言葉が。生徒は間違いなく嬉しかったはず!
これを機に、自分たちで飯能ご当地グルメを創作してみても楽しそう。
来年はさらに豪華な文化祭打ち上げができることを夢見つつ。
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