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#005 RPA開発者デビュー

この物語は、プログラミング未経験の事務職派遣社員だった私が、
一人前のRPA開発者になるまでの成長記録です。まだ道半ばだけど。笑

こんにちは。はんなりです。今回は、運よくRPAの開発者として採用が決まり、開発の仕事を始めた当時のことを思い出して書いてみます。

仕事が決まる前のRPA研修のお話はこちらからお読みください。

さて、私はRPAの開発者として採用されましたが、開発者というレベルにはもちろん達しておらず、やる気!根性!笑顔!の三点セットと、派遣会社の研修の先生が、仕事を始める前にこの本は手ごろな値段で新しいバージョンの機能も載っているから、もしよかったら読んでみるといいですよと紹介していただいた「WinActor実践ガイド」をかばんに忍ばせ、期待と不安と不安と不安でいっぱいの中、お仕事を開始しました。私のレベル感でシナリオを作り始めるとどんなことが起きるのか・・・華々しい開発者デビューとなったのか!?今回はそんなお話です。

(この話、炎上しそうだなぁと思って悩んだのですが、事実なのでありのままを書きます。これを読まれる多くの方が「それは関数かもしれへんし、VBAかもしれへんし。とにかくExcelでなんとかなるやろがい!」とおっしゃるかもしれません。なので、これをRPAでやるべきか否か問題はまたの機会でお話しようと思っておりますゆえ、いったん横に置かせてください。笑)

最初に渡された案件は、ExcelからExcelの転記・加工・複数ファイルの統合というものでした。まずは簡単なものを練習かねて作ってみてね!という感じでいただいた業務です。

やりたいことを聞いて、いざ作ってみよう!とWinActorを開いて・・・
そして私の手は止まりました。完全に・・・。

研修から2か月何もしなかったからか、いやでもWinActorの機能は忘れかけているけど、研修のテキストに書いてあるし、直前に練習としてテキスト通りのシナリオを作ってみたのに、完全に手が止まったのです。真っ白なフローチャートに繰り返しのノードを置いて、もうだめかもしれない・・・と。こんなことでこれから先やっていけるのだろうか、、明るく元気に営業のみんなを送り出していたころのほうが向いていたんじゃなかろうか、これをつくりあげるのにいったいどれほどの時間がかかるんだろうか、大好きな会社をやめてまで、私はなんて人生の選択をしてしまったんだろう。。もう終わりだ終わり。この世の終わりだーーー 。。。_| ̄|○
と、まぁそんな大げさなことはないのですが、当時の私はまさにそんなことを思っておりました。今でこそ笑い話ですが。

本を読んだり研修のテキストを見直したりしながら、2時間くらいは悲劇ごっこをしたものの、ふと我に返り、何から始めたらいいか聞くしかないでしょ!と当たり前のことを思い出し「教えてください&ありがとうございます」を何度も何度も連呼して、少し作っては直してを繰り返し繰り返し。もうRPAより繰り返しておるぞ、、、とツッコミを入れながら、少しずつ作っていきました。

何が言いたいかというと、もともとプログラミング経験があったり、好奇心旺盛でのめりこんでいって、あまり悩むことなく進んでいける方もいるかもしれません。ですが、少なくとも私はこんな感じだったということです。もし今、同じような状況で悩んでいる方がいたら、#001でお伝えした通り、ほかの誰かと比べる必要もないし、そんなに嘆かなくてもいいし、まだあきらめるのは早いよーってことです。このシナリオ、結局何日かかったんだろう。これ一つだけで考えたら、10年動かしても元取れないと思います。だけど、このシナリオを作らなかったら、その後に私が作ったシナリオは生まれなかった。昨日の自分よりちょっとだけスキルを身につけていればいい。その積み重ねしかないよなー、やっぱり。って思っています。

それから、教える側からすると、なにが分からないのかが分からない、質問を募っても質問が出てこないというケースもあるかと思います。もし私みたいなタイプであればこんな感じで、本人もよく分かっていない、何が分からないかが分からない、どうしたらいいのかさえも分からない、なので関係性の質を変えたり、ある程度導いていくことで動き出せたりもします。私はたまたまふと我に返ったのと、ジョブチェンジしたから後戻りできなかったというのもあるけど、あと1時間同じ状態だったら、次の日から引きこもってたかもしれない(笑)機能や操作方法を教えても、練習問題でやっても、シナリオが作れない人はいるということです。

この自分の経験を生かして研修のコンテンツやサポートを設計しています。いつかそのあたりも書きたいなーと思っています。


忘れないでほしいこと
少しずつ積み重ねて、昨日の自分をほんの少しでいいから超えていれば◎


ま、そうは言ってもですね、実際は、七転八倒、いやそれどころでは足りないほど、のたうち回っていたんです。笑
次回はそんなお話をしたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ではまた。はんなりでした。

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