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#003 はじめてRPA研修を受けたときのお話 -WinActorにひとめぼれした?-

この物語は、プログラミング未経験の事務職派遣社員だった私が、
一人前のRPA開発者になるまでの成長記録です。まだ道半ばだけど。笑

こんにちは。はんなりです。
「かんたん」「むずかしい」
端的で、キャッチーで、イメージが湧きやすい言葉。
逆に言えば、すぐに印象を与えてしまう言葉。

RPAはかんたん。RPAはむずかしい。

そうなんだー!RPAってかんたんなのかー!
なるほどー。RPAってむずかしいのか。。。
とイメージを持てる。でも実際には、何かと比較されていたり、何かが起きたから感じたり、記事などに書かれているのであれば、書き手が伝えたいメッセージがあったりするものです。

例えば、
「プログラミング未経験なのでかんたんには思えなかった」「元々VBAができたのでかんたんと感じたかも」「Excelを使うことがあまりないこともあってむずかしかった」「JavaScriptを学習するよりはかんたん」「私の周りの人はかんたんと言っている人が多いし、私もかんたんだと思ったから、一般的にかんたんだと思っています」(ちょっと早口言葉みたいだけど)

私は今までこんなことができた、だから・・・。
誰にとって、何と比較して、どんな時に「かんたん」や「むずかしい」って感じたのか、言葉の背景を理解して捉えることが大切だと思います。私は背景を理解せずに、言葉だけを捉えてしまって、最初の頃は勝手に苦しむことが多かったような気がしています。

いま、RPAはかんたん?と聞かれたら、かんたんだと思うことも、むずかしいと思うこともあるって答えると思います。10秒前はチョロいって思ったこともあれば、たったひとつのノード設定に四苦八苦していることだってよくあります。そう、こんな言葉ひとつでRPAを表現することなんてできない。今は、やっとそう思えるようになりました。

私の研修の感想は、私がいままでこんなことができたから。
はんなりのバックグラウンドはこちらからご覧くださいませ。

* * *

長めの前置きはさておき、
偶然見つけた研修に運よく当選した、2019年、秋。
計35時間の研修の主なコンテンツはこちらです。
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■入門講座 3時間
・RPA概要
・プログラミングの基礎
・フローチャート 概要/事例/演習
・関連知識
・理解度テスト
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■養成講座 8時間×4日間
(理解度テストに合格した人のみ養成講座を受講できます)
[1] RPAについて
[2] WinActorの基礎
[3] WinActorの操作
[4] 演習
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初日の入門講座では、RPAはどんなことができるのか、WinActorの特徴、変数、絶対パス、相対パス、拡張子など基礎知識、順次、分岐、繰返などのプログラミングの初歩的な概念、フローチャートの書き方を簡単に教えていただきました。カレーの作り方をフローチャートに書き出したりもしましたね。最後に理解度テストを受け、合格者は次の養成講座に進むことができます。

私もなんとか無事テストに合格し、養成講座に参加することができました。

養成講座初日、WinActorの画面構成から始まり、ノードをひとつひとつ確認しているくらいから、少しずつ脳のメモリが満タンになってきて、記憶力の低下をまざまざと感じて焦り始めたところに、自動記録や画像マッチングで「動いた!」と感動したのを覚えています。

2日目に「変数」が登場し、果物の箱での使い方を分かったような気になり、言われた通り設定して分かったような気になって、データ一覧と自動記録で感動して、ちょっとつまづくところがあってもすぐに先生に聞けるので、なんとなくできたような気がしていました。

3日目は、研修の山場となる「分岐と繰り返し」で、とうとう「やばっ、わたしこれ分かってない・・・」と、だましだましやってきたのが崩壊したかのように、演習問題を解いている時にとんでもない繰り返しを作り上げたのを今でも鮮明に覚えています。笑
はっきりとは理屈が分からないけど、なんとか動いた。そんな感覚でした。

最終日は、サブルーチンと例外処理で気が遠くなったりしたのですが、RPA化や、運用のコツなどを聞き、なんとか途中リタイアすることなく4日間は続けることができました。

演習問題であっても自分で作ったシナリオで「システムとExcelがサクサクと動いて、登録されるさま」を見た時はとても感動しました。
「WinActor、超かんたん!」とまでは思えていないけど、全くできないわけではなさそうだし、私がやりたくないルーチンワークをロボットに指示していく仕事は、チャレンジしてみたいと感じていました。

「ひとめぼれ」とまでは言わないけど、「気になる存在」「もう少し知りたい」といった感じでしょうか。淡い恋のはじまりみたいですが。笑

* * *

最近、自分が教える立場になって、当時の研修資料や、会社で使っている研修資料などを見返すのですが、どれをとっても、これだけやれば何も問題なくシナリオが作れるようになるわけでもなく、だれしもがひとつのエラーで悩みもがき、解決できないエラーでハイボール3杯あおったりするものです。

RPAのスキルを身につけるうえで、大切なこと。
それはたった2つ。

1.とにかく続けること
2.分からないことがあれば、自ら行動し解決しようとすること

この2つが揃えば、多くの人に自動化スキルを身につけるチャンスがあると思います。だけど、たったこれだけのことなのに、この2つがなかなか揃わない。

かくいう私も多分に漏れず、多くの人が陥る
「RPA全然できません病」を発症するのです。

この続きは、また次のおはなしで。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
ではまた。はんなりでした。

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