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今朝の日経一面記事を読んで。。。

 オリンピック開幕直後にも拘らず、五輪関係記事を押し除け一面トップを飾った記事、それは。。。。

 「今後世界のDXが進み越境での労働力確保が喫緊の課題となる」と7月25日付日経新聞一面が伝えていました。COVID−19がもたらす労働力「革命」に日本はキャッチ・アップできるのでしょうか?

1  日経新聞が警鐘を鳴らす

 「新型コロナウィルス禍で国境を跨ぐ往来が制限されるな中、企業がオンラインで国境を越えて仕事を発注する動きが加速している。働き手が渡航中止や帰国を余儀なくされて事業を継続できるようにするBCPのためだ。日本は世界の動きから取り残されており、デジタル人材の活用や育成を急がないと国際競争力の一段の低下につながる恐れがある」

2  「ローマは1日にして成らず」「先ずは隗より始めよ」

  この現状を打開あるいは打破、キャッチ・アップするためのツールは

  🔹 現状把握のための情報収集能力

  🔹 デジタル・トランスフォーメーション

  🔹 人材の育成と語学力 

だと考えますが、日本の場合他国に比してこれらのツールを発動して行動を開始するスピード感が感じられず、早急に対応・打開しなければ今後ますます他国との差が開いてしまう恐れがあります。まずは国民の意識改革から始めることが喫緊の課題かと思われますがこれらのツールはご存知の通り一朝一夕で身につく、或いは整備されるものではありません。

  まずは実現可能な確固たる計画を立案し、強力なリーダーシップでこれを牽引していくことが求められています。そして心ある人々がこれに気づき身の回りの簡単でもいいので「まずはできること」から始めていかねば所詮計画倒れになってきたことは、これまでの80年間が如実に物語っているのではないでしょうか?

3    コロナ禍がもたらす変革を受認できないマインド  

  以前書き下ろした拙稿にも書かせてもらいましたが、我々日本人はどうも第二次世界大戦の頃から実際に起きていること、これから起きるであろうことに対して過小にリアクト或いは「そう思いたくないので敢えて無視する」「悲観的に準備することが苦手で楽観的な希望的観測に頼りがち」というマインドがずっと継続し、それが良い方向に作用してないように思います。

  他方で世界の国々はコロナ禍がもたらず障害を素直に受け止め、その対応策を真摯に策定しながら試行錯誤を繰り返していますよね?これに対して上記でのべた日本の思考停止にも似たマインドを続ければ両者の差はますます拡がる一方だということは容易に想像できるのに有効な手立てを講じるどころか、「コロナ前にいつ戻るのか?」とする楽観的なマインドに固執している向きもあります。ここでこうした楽観的な希望的観測を断ち切り、そろそろマインド・シフトを本気で考える時期に来ていると思うのですが、皆さんはいかがお考えですか?

4  ではどうすれば?

  わたしたち国民ひとりひとりが、自分の国について本気で考えるというマインドをわたしたちはどこかに置き忘れてはいないでしょうか?そうしたマインドを批判・揶揄或いはマインドに自虐的にリアクトすることはほんとうにわたしたちの未来に役立つのでしょうか?

  このままテレビやYoutubeで放映される刹那的なその場しのぎの楽しみを続けていけばこの国は21世紀の遅くない時期にどこかの近隣国に飲み込まれてしまうのではないかと最近本気で考えています。これが単なる私の杞憂に過ぎないことを心から祈っています。

  今朝の日経新聞一面を読んで思ったことを書いてみました。

  ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

  

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