教えるということは学ぶこと


コンビニを経営しています。
国籍・性別問わず高校生以上の方々が面接して一緒に仕事をするご縁をいただいています。
今やコンビニ業界は外国人雇用なしでは運営はできない時代になってきました。
OPENから4年。たくさんの人を面接し雇用をしてきました
外国人
職務経験ゼロの人
高齢者
経験者
など様々な方を教育してきました。
世の中がコンビニを便利だと思えば思うほどコンビニの仕事は複雑化してきます。公共料金の支払いもコンビ二でお支払いする方が多いと思いますがそれも会計後のコンビニ側の取り扱いは非常に細かいルールに従って銀行にわたるまでにはたくさんの手が加わり大変な処理時間がかかります
もちろんその他の業務も同様です。
そのため上記にあげた雇用した人に対して教育にはかなりの時間を要します

まず外国人雇用ですが、ビザ取得方法によって勤務時間に制限があるため労務関係には慎重になります。
また、国によって文化・習慣が異なるため日本の常識を教えることからスタートしていきます。
ただし日本を教えるということはその人の国を理解していないと違いを説明することは出来ません。また日本の文化をしってもらうためには、その人の国の文化を受け入れることも時に必要になります。
言葉の壁もあります。
彼らにとってコンビニ業は接客を通じて日本語は学ぶ場として最も適しているといいます。しかし日本語能力は個々に大きな差があります
日本語学校に行き始めたばかりの子から日本語学校を卒業し日本の大学に通学している子まで・・・
しかし、日本の大学に行っているからといって、言葉が通じるということにはならないのです。怖がらず話をしていく勇気のある子。わからない時に分からないと伝える勇気がある子が教育していく上ではとてもやりやすいです。かといって日本語レベルの低い子が仕事ができないわけでもありません。

今や日本は外国人雇用無しで回らない企業がたくさんありますが、コンビニはまさにその一つといえます。 

教えるためには日本語、翻訳アプリなどを駆使し、彼らのわかるように準備が必要です。
その時間はわたしたちが自分の仕事を見直すタイミングであり学習時間となります。

自分なりの解釈、自分なりのやり方になってしまっていないか…。
大切なことを見落としていないか。

教える人間の能力以上の人間はそれ以上にならない
だからこそ教える側が常に学習し、向上していく必要があります。

日本人は日本語はわかります。 でも考え方、生きてきた環境が様々なので言葉が通じるというだけで自分と同じ解釈をするとは限りません。
むしろ外国人より厄介です。 
高齢者は何度も同じことを教えていかないと覚えるのにびっくりするほど時間がかかります。
職務経験のない人というのは高校卒業したばかりのまっさらの人といわゆる固定の仕事につかないでどれも短期でやめている人、引きこもりでやっと仕事する気になったような人。様々ですが一般的な常識が欠けているのは高校卒業したばかりの子ではなく
社会に馴染めずにいきてきた方の方が手こずります。

このように色んな人を教育するとは背景をしることからしか始まらないので常に学びだと感じているわけです。

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