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引きこもりママの生きづらさ【思春期】

引きこもりママの生き辛さ
16歳、対人恐怖 うつ状態、特に治療はしていない。
ひたすら夢の中に逃避していた。
眠る前に、今から見る夢の世界が本当の世界なんだ、起きている時に見ている世界は幻の世界なんだと言い聞かせて、眠りに着いた。
ひたすら現実逃避していた。
眠る前はラジオで音楽を聞いて気持ちを紛らわせていた。
憂鬱で仕方なくて、親に話したが誰でもあることと相手にされなかった。当時は、今のように心療内科に連れて行ってもらえる環境は整っていなかった。
毎日、今日一日なんとか終わったと思って過ごした。
ある時、何も可笑しい訳では無かったが、とにかく笑う、毎日笑う、演技で笑い続けることをし始めた。じゃないと教室に人前で居られない。

毎日、学校に居場所が無いと感じていたけど、人といる間笑い続けた。2年位過ぎた後、死にたいほどの鬱は感じなくなっていた。
夢に逃げ込む度に、『明日は目が覚めず、夢の中にずっといられたらいいのに』と思っていた気持ちは薄れるようになった。

17歳、アトピー性皮膚炎 発症。20代半ばまで、ひどい症状が続く。20代半ばに体重が落ちて、体質が変わり、ひどい症状はおさまった。


21歳 拒食症。きっかけは覚えていない。ある時から、物を食べなくなる。カロリーの低いこんにゃく、キノコ、納豆、魚は多少食べれる。あとは、ひたすら食べなくなった。小麦粉類は一切口にしなくなった。食べない状態が続いて、しばらくはナチュラルハイみたいになって、食べてないのに元気で、頭が冴えた。

体重が面白いように減っていった。みんなに細いね。痩せたね。と言われ始める。ほねは浮きあがり、お腹の肉はほぼ無かったのに、鏡を見ては、ここのお肉を無くさなければ、まだまだ太いと、食べなくなった。
そのうち食べようとするのに、体が受け付けなくなり、たまに食べると自然に嘔吐したりするようになった。自分から嘔吐した訳ではない。胃の中に収まらないのだ。
不自然なことが起こっていたのに、カロリーを取らなくても済む。もっと細くならなくてはと、食べずに済むことに安心していた。

同時にアトピー性皮膚炎の症状は軽減していった。体質が変わった為かと思われる。小麦粉を取らなくなった為かもしれない。

周りからは、とても心配されたが、言葉だけで、病院に連れて行かれるわけでもなく数年が経った。拒食症と言っても、生命がなくなるほど続けた人のようにはならず、食べる量をゼロにしたりはせず、カロリーが低いけと栄養があるものを少量とるようになっていた。
しかし、極端に普通の人よりは摂取するカロリー量は少なかった。

ある日、裸足で床を歩いているとき、足の裏に肉がついてないものだから、足の骨が直接床に当たって、歩く度に痛みを感じることに気づいた。
その床が固く、骨が当たって痛みと共に体に響く。
その時、初めて自分の今の状態のヤバさに気づいた。
骨と皮になりかけてるとたまに声をかけてくれる人がいたが、耳に入らなかった。
でもその時、骨と皮だけになってると自分で感じた。
その時から、時間はかかったが、恐怖を感じ無い程度で少しずつ食べる量を増やしていった。
その後も長い間、普通の人と同じ量は食べれなかったが、このままだと死んでしまうか病気になると人からいわれるほどの食事制限は止めれるようになって行った。

二人目を産んで、家を出てから、食べる量が普通になった。そして、ストレスで甘いものを食べて、標準体重に近いところまで、体重が増えた。

今まで細かったのに‥と、今は涙目だ。
娘には、『昔はお母さんが食べてるところ見たことが無かったから、今の方が健康的でいい。』と言われ、自分で自分を慰めている。

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