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【教えてミツルさん】 どうして呼吸が、生きやすさ繋がるの?

 わたしの名前は、ねる。
 信じられないほど、体力がない女。

 中学生の頃から、居眠りの常習犯。(疲れてるんだから寝かせとけ、って言われた)
 高校では、ペンを持ったまま眠る方法を身に着け
 大学生の学祭準備では、眠すぎて会場の隅で倒れていた女。(疲れてるんだろうから寝かせとけ、ってやっぱり聞こえた。懐の広い友人がいてよかった)
 その頃の二つ名は、松永”爆睡”
 とにかくよく寝ていた。

 おとなになったわたしもスキアレば眠り続け、世の中が流行病の渦に巻き込まれたのち、自分も病気になってしまう。(コロナ後遺症)
 頭痛、倦怠感、集中できない、ずっと37度近い微熱が続き、身体がとにかく動かない。毎日ソファーに沈んで、まるでサボっているみたい。自己嫌悪感は募るばかり。でも、立ち上がることがどうしてもできない。
 こんな話をすると、むかしからの友人は「昔から体力なかったもんね……」と空を仰ぐと思う。事実として。自分でもそう思う。

 そして、「体力がないけど、常人のように生きなければ」と頑張ったわたしは、ついに会社にいけなくなる。
 3ヶ月休んだのちも、会社にたどり着くことができず、困り果てて心療内科へ。「非定形うつ病」という病名を授かり、気分を落ち着ける薬を飲みながら、養生する女。

▼最近のわたし


 週1以下の休日で動き回る同居人の姿を見つめながら、自分と比べて自己嫌悪して、けれどもどうしようもなかった。
 実際に身体に襲いかかる症状はある。病気以前の「耐えて動く」という選択肢が取れなくなってしまい、我慢をすることばかり覚えていった……

 身体が動かない気持ちは、痛いほどよくわかる。
 けれども何か、何か「健やかさ」に繋がる道はないのか。
 わたしたちがすべてを諦める前に、能動的に開ける扉はないだろうか。

 そしてそれは、鍼灸師のミツルさんから「生きやすさ」という言葉で放たれることとなった。

 10月に“福祉の革命家”茂呂史生の講演会を行ったミツルさんが、ご自身で「生きやすさ」に繋がる講演会を行います!

▼10月の講演会 わたしの感想文

▼5月の公演情報リンク

吹き出しの中身、考えさせていただきました。
同士へ届け!!

 ミツルさんは、「いつ治療院行けばいいの?」「整体と接骨院って何が違うの?」など、素人の無茶振りの質問を、ぜんぶ拾い上げてくれた聖人。

▼ぜんぶ拾い上げてもらって書いた記事

 今回、ミツルさんの講演テーマは“呼吸”

 そう、呼吸。
 みんな、生まれてから死ぬまで呼吸しているので、呼吸は大事だと思う。
 この話題は、全人類に対して興味深いものになる。
 だって、みんな息してるし。

 しかしながら、わからない。
 どうして、呼吸が大切なのか。
 呼吸を大切にすると、わたしの身体にはどんな良いことがあるのか。

 わからなすぎるので、聞いてきました。
 目からウロコだったというか、やっぱり全人類に関係のある話だったことがわかったので、その結果をご報告します。

 特に、なんかずっと具合が悪くて、やる気が出ない同士よ!!
ここに辿り着いてくれてよかった、ありがとう。
 ぜひ覗いてって欲しい。

▼ここから、インタビュー形式でお届けします




 松永:頭の悪い質問で申し訳ないんですが、
 なんで呼吸が大事なのか教えてください!!

 ミツルさん;1日の呼吸の回数は、25,000回〜30,000回と言われています。※成人の場合。男女とも

 つまり、呼吸が浅く、身体に入る酸素が少ないということは……
 少ない×25,000回〜30,000回をを繰り返していることになるんです。

 なるほど…

 仮に1日の呼吸が30,000回
 一度の呼吸が、必要量の9割しか満たしていない場合は、30,000×0.9=27,000回分になっちゃうってこと??

 数字にすると、かなり足りない感じがしますね。

 そうなんです。
 それも、深い呼吸をしない限り、「呼吸が浅い状態がずっと続いている」ということになります。

 呼吸が浅いということは、生命維持に対する酸素量が足りないことを意味します。

 例えるならば、
 サイズの小さすぎる服を着続けているとか、
 食事の量が足りなくてずっとお腹が空いてるような

 身体に見合わない小さな酸素ボンベしか使えていない、常に酸欠状態のようなイメージです。

 常に酸欠……
 それは、身体だって正常に動けるわけないですよね。

 じゃあ、酸素が足りないと、体にはどんな状態になっちゃうんですか?

 疲れが抜けない、回復が遅い、やる気が出ないなど、慢性的に疲れているような状態になることが考えられます。
 病気ではないけれど、身体に違和感・異常があるような状態で、不定愁訴とも呼ばれます。

▶不定愁訴(フテイシュウソ)とは……
病気や怪我など、明らかな原因が認められない場合の不調
頭痛、肩こり、冷え、腹痛、息切れ、気分が落ち込むなど、症状は多岐に渡る

 まさしくすべてが自分に当てはまる……
 なんかだるくて、やる気が起きない。けど、気合いだけでカバーすることができない状態。これに悩んでいる人、めっちゃ多いと思う。

 身体が重い(ような気がして)ぼおっとするとか、
 寝てるわけじゃないのに、何もできずに時間が過ぎてゆくとか、頑張れずにサボっちゃう時間みたいに感じてた。

 回復に時間がかかるから、予定を詰められない。
同年代、同性の友達と比べても、行動量が少なくて、「わたしって体力少ないから…」って諦めて

 そしてすべてを、「わたしがやる気ないばっかりに」と自分を責めていたわけですが……

 そう、自分のせいではないということ。
 酸素が足りないと、うまく集中することができません。
 常に酸欠状態だとすれば、疲れやすいのは当たり前。
 そしてまた、入ってくる酸素が少ないということは、回復も遅れるという悪循環です。


 なるほど。
 呼吸が浅い→酸欠→不調に繋がるっていう流れなんですね。

 じゃあ、なんで呼吸が浅くなっちゃうんですか?

 理由はたくさんありますが、ストレス・姿勢の悪さ・運動不足などが挙げられます。
 呼吸がしづらいマスクや、通勤時間がなく、姿勢の崩れやすいリモートワークは、呼吸が悪くなる原因になったりします。

 ストレスを溜めない、姿勢をよくする、運動をする
 それって人生で何度も言われてきたヤツですね……
 ダイエットのときとか、「元気に過ごすためには」とかいうときに。
(そしてずっと無視し続けてきたやつ)

 ちなみに、「呼吸の浅さ」を自分で確認する方法ってありますか?

 人差し指の爪を、指で押して
 色が戻るまで、3秒以上かかる場合は注意が必要です。


 あ、2秒くらいで戻った。よかった。
 ってことは、まだ大丈夫なのかな??

 わたし、自分の体調がイマイチわからなくて。
 みんながよく言うワード、「むくんでる」「顔色が悪い」「化粧ノリが悪い」みたいなのも、理解できない。

 だから、こうやって自分で確かめる方法があるとすごい助かる!!

 自分の体調や、変化がわからないっていうのは、「正常値がわかっていない」ということ。
 だから、正常値からどれくらい離れたかがわからなければ、身体の良し悪しも判断できない、ということになります。


 な、なるほど……
 たしかに。
 自分のこと何もわかってなくて、だからこそ”予防”も難しい。
 倒れないと気が付かない。
 だから病院とか治療院もいつ行ったらいいか、わからなかったんだ…

 自分の基準になる、正常値を知ること。
 正常値を知るために、自分に向き合うこと。
 その先に、”生きやすさ”があると考えています。


 ミツルさんがずっと言ってた”生きやすさ”の意味が、ようやくわかりました!! スゴイ!!

 ありがとうございます。
 その”生きやすさ”の根幹が呼吸にある
 というのが、呼吸講座の開催へと繋がったんです。


 呼吸、スゴすぎる……
 そして、呼吸を極めれば、生きやすさを諦めなくていいってことか!!
 講座では、方法を教えてくれるんですね??

 めっちゃ個人的な質問なんですけど、夜中にめっちゃ目が覚めちゃうことがあって

 なぜ・いつそうなるかわからないんですが、直前に執筆とかしてたことが多いかなァ。で、やたらとネタが降りまくってくる

 まさか、そういうのも呼吸が関係してたり
 もしかしたら、呼吸で自分のことをコントロールできちゃったり、しちゃったり……??

 その場合は呼吸が浅く、交感神経が優位になっていて、緊張状態が続いています。
 夜中に集中しないよう、別の時間に集中するとか
 あるいは、夜中を集中時間にして、他を休むとか

 一度起き上がって、思っていること(ネタ)を書き出すのも有効です。

 あ、そうか
「寝る前はブルーライト見ちゃダメ」って思ってたから(見てるけど)
 起きてスマホでメモを取るとか、よくないと思っていたけど
「あれこれ考え続けているから寝れない」のであって
「考えを一度吐き出すと、思考が終了して寝れる」ってこともあるのか

 副交感神経を優位にするためには、落ち着いて呼吸するしかないんです。
思い込みや気持ちでは、どうしようもできない。

 だから、あれこれ考えてしまって眠れない夜には、深呼吸をする。
 意識をして、呼吸をする。
 そうすることで、副交感神経が優位になって、眠りやすくなりますよ。

 呼吸のこと、ないがしろにする人生を送ってきてしまったことに、
 その重要さに、いま気がつくことができました。
 深呼吸って、意味あったんだ……

 話を聞いていると、松永さんは気持ち(頑張りスイッチのようなもの)の、オンオフの波が激しいというか、ご自身でコントロールができていないような印象を受けます。

 呼吸を整えることで、オンオフの波を穏やかにして、オフの状態を自分で作り出すことができるようになりますよ。

 まっ、まじスか??
 わたし、頑張れるときは、バリバリできるんですけど
 ダメなときは、ほんとに全然、スライムみたいにどろどろになって過ごしてたりするんです。
 ああ、今日もスライムだなわたし。って落ち込んだりしてたんですが、

 まさかそれも、呼吸?? 関係してる??
「頑張りたいときと、頑張れるときがイコールではない」の悩みも、もしかして解決する可能性が!??

 充分な酸素を体内に取り込むこと。
 オンとオフの切り替える波を、今よりもなだらかにしてゆくことで、解決に繋がっていきますよ。


 ま、ま、まじでーーー!!??
 それは、相当生きやすくなっちゃう!!
長年の悩みだった、「稼働時間が少ない」が解決するかもしれない!!

 だから、呼吸って大事なんです。
呼吸の話を抜きに、物事は進んでいかない。
 その答えを、「呼吸講座」でお話しできればと思っています。




 どうでしょうか?
 呼吸の重要性、少しは「自分事」として伝わったならば幸いです。

 いや〜〜〜ずっと、なんか、具合悪いって思ってたんです。
 友達からの評価も「体力がない」「よく寝てる」だから、「そーゆーもん」として諦めていた。
 もう、この歳になって身長は伸びない。147センチのまま生きてゆこう。
 それと同じように、「少ない稼働時間でなんとかやりくりしなくちゃなあ」とか「アタシもアイツみたいにビシバシ予定とか入れたいッ……けど、この身体じゃ無理だ」って諦めてた。

 呼吸を整えることは、人生の”諦めていたこと”にすら、手が届くかもしれない。
 そしてそれが、ミツルさんがわたしたちに伝えようとする”生きやすさ”ということ。

 呼吸講座で全貌が明らかになることを待ちながら
 わたしは「書く人」として、”生きやすさ”について言葉で綴りたい。

 今回はわたしの悩みを聞いてもらったような形ですが
 次は友人の悩みをぶつけてみたい。
 そうやって少しずつ症例を集めて、多くの人に刺さってゆきますように。

 生きやすさを、諦めない。

 本当につらいときは何も考えなくて眠っていい。深呼吸なんてしている場合じゃない。でも、エンジンのオンオフをしっかりと握れる、その瞬間には。
 あなたが、呼吸のことを思い出しますように。


▼ミツルさんのnoteも毎日更新中
 心地良い時間になりますように。
 こちらの記事、ぜひ読んで!!

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▼(再掲)過去、ミツルさんと一緒に執筆した記事
ミツルさんの”アスケア治療院”に行ってみたい!という方も、ぜひ読んでね

▼(再掲)ミツルさんが登壇した講演会の感想文


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