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【対談感想文】依頼されやすいフリーランスってどんな人? 川口真目さん×須澤美佳さん

こんにちは!
予定のない休日は目覚ましをかけずに寝ることが世界一幸せ派、寝ることが大好きな”松永ねる”と申します。

そんなわたしですが、朝から目が覚めてしまい
(早く起きる=昼寝の権利を得ることだと信じています)
のんびりとポケモンスリープで相棒たちを愛でたあと、X(Twitter)の徘徊をしていたところでお見かけしましたコチラ!

川口先生のスペースだ〜〜〜!!

川口先生は、著書の感想文や、過去のセミナーの感想文も書かせていただいて
とっても勉強になることはお墨付き、
そして川口先生のお話聞いてると元気出る〜〜〜!!

ということで、休日昼の最高の過ごし方。
川口先生のスペースを聞いたわたしの感想文です!!

スピーカー紹介

川口真目(カワグチマサミ)先生

漫画家、イラストレーターなどで活躍中
子育て10年目、フリーランス13年目
家族をテーマに「子育てフリーランス本」「名もなき家事妖怪」など、著書多数
(サイン会でお会いした際、気さくにお話してくださったそのお人柄に惚れました…好きです!)

最近は、Xのコミュニティも主催なさっています。
お茶会っていうの、とても素敵ですよね。


須澤美佳さん

株式会社ママントレ代表取締役、「エリアマイスター」代表
須澤さんご自身が、激務と妊娠をきっかけに退職→フリーランスとして起業した経験の持ち主。

ママントレのコンセプト拝見して、ちょっと泣きました…
わたしママでも主婦でもないのに…

周りの人が良く見える。でも実はみんな悩んでいる。

ママントレ"コンセプト"より

これ、本当ですか?
ポンコツなの、わたしだけじゃないですか…?
周りの輝きに目を焼かれ、自分ばっかりポンコツな気がしてしまう
こんなわたしですが、自分の手で掴める未来があるって信じてもいいですか…?


いろんな働き方を知って選べる機会と場を創りたい。 

ママントレ"コンセプト"より

そんな思いを抱える須澤さんは、主婦と起業をマッチングするサービス「エリアマイスター」の代表でもあります。

マッチングサービスの代表として、”仕事を依頼する側”の須澤さんが話す、「依頼されやすいフリーランス」について、すごく気になりますよね??


★依頼されやすいフリーランスとは?

・お仕事を依頼しやすい相手

いきなりの本題!
仕事を依頼しやすいフリーランスとは??

(須澤さん)快くお仕事を受けてくださる方です。

(川口先生)快く?? みんな仕事もらえたら嬉しくて、快く受けて受けてくれるんじゃないんですか??

わたしも川口先生に同意…
お仕事もらったら嬉しくて、実際は不安だとしても「快く」以外の選択肢が見当たらないんですが…

(須澤さん)受注にあたって見積もりを作ったり、仕事を取ってくることも簡単ではありません。
そんな中、いきなり文句を言われてしまったり、最初から条件交渉をされてしまったりすると、ちょっとツライですね…

(川口先生)編集さんに「普通に仕事してくれる人が好き」って言われたことがあります。最後まで仕事ができる人、明るく挨拶ができる人、とか

おふたりの話を聞きながら、最初に事務職に就いたときのことを思い出しました。
先輩に言われた、謎のセリフ…
「きちんと面接に来て、挨拶できて日本語しゃべれる人は、基本的に採用しているよ」
会社が大きくなるタイミングで人で不足ということもありましたが、そんなことある??と思ったことを、今でも覚えています。

あのときの言葉の意味が、じわりと響いてきたのはその後のことです。
求人をしているさなか、面接に来ない人が多すぎる。
5回の面接に対して、来るのはひとりかふたりだったりします。

「どうして、普通の人が来ないんだろう…」
採用担当がつぶやいたセリフがこれです。
「今回は面接にきた!」と喜んでお茶を出しに行ってみれば、会釈や挨拶もしないという人もいたらしいと聞きました。

(須澤さん)結局は人同士。特に在宅だと顔が見えないというのもあるので、挨拶や気遣いなど、文章のコミュニケーション能力は特に重要になります。


・お仕事を頼みづらい相手

逆に、お仕事を頼みづらい相手とは?
この回答は、「フリーランスで仕事をしてみたいと思っているひと」は思い当たる人が多いはず…
わたしもそうでした。

(須澤さん)やる気がない人は、ちょっと頼みづらいですね

(川口先生)やる気がないひと?? やる気って、みんなあるんじゃないですか??

(須澤さん)やる気というよりも、「自信」かもしれないです。
やってみたらできるかもしれない内容でも、やったことがないので「できません」と言われてしまうと、そこで話が終わってしまう。

(須澤さん)やったことがないことでも、「チャレンジしてみたいです」と言ってくれたら、お仕事を頼める場合もあります。

これ、どうでしょうか??
「フリーランスでお仕事をしてみたい」と思って立ち止まっている人の何割かは、「自信がない」とか、「私は何もできない」と思っていないでしょうか?(わたしはそう)

でも、最近いろんなフリーランスの人の話を聞いてみると「とりあえずやってみよう」と動いている人が多いなあと思います。
「最初の一歩はみんなある」と理解して、どんどん飛び込んでゆくこと。

これに対する川口先生の回答が、すごーーーく好きでした!

(川口先生)実績がないときは信頼もゼロで、そういうときは「やる気」しかないんです。
今の自分よりレベルの高い仕事がきたときは、「できるように頑張ります」というやる気を伝えます。

実際、描いたことのないテイストの依頼を受けて、締切まで練習しまくったという川口先生が言うと、めちゃくちゃ説得力ありますよね。

そういえば、「初めてだからできるか不安」「てゆーかできないよォ」と思う瞬間って、会社勤めでもよくありますよね。
わたしは今でも未経験+経験者が社内にいない業務にあたって、不安を隠しながら調べまくり、各所に電話しまくって乗り越えています。
そう、やればできる!
それなのに、ついつい「できない」と「やったことがない」を混同してしまう、むやみに自分を小さく見せてしまうのは悪い癖です…

そう思うと、会社員は不安でも未経験でも何でも仕事を与えられる。
もちろん希望しない業務をすることもあるけれど、チーム戦のことが多く、周りがフォローしてくれる。というこの制度は、考えてみるとめちゃくちゃ有り難いよな…と思ったりもしました。


★売れっ子になるコツは?

「継続してお仕事を受注するには?」というお題で、須澤さんがしみじみとおっしゃったんです。

(須澤さん)川口さんが売れっ子な理由がよくわかりました…

そんな川口先生の心構えは、

(川口先生)たくさんの人から自分を選んでくれる、ということはすごくスペシャルなことです。
だから、もらった仕事に対して、120%成果で提出をする。
その20%が次の仕事に繋がっていくんじゃないかなと思っています。

(川口先生)相手の立場に寄り添って考えることも大切。
たくさんのデータを送るときには、データの一覧表を送ったり
どんな環境でも見られるように、jpgをつけたりして

相手の立場に寄り添うことを「憑依」と言っていたのが印象的でした。

そういえばわたしも憑依には経験があって
それは、友達から作詞を依頼されたときでした。
それもかなり詳細な描写まで指定があって「えっ、自分で書けばいいじゃん…」って思うくらい、もう内容が決まっている。
それでも書いて欲しいと言われて、わたしが選んだ答えが「憑依」
最終的には、自分が書いたという感覚がなくなってしまうくらいに友達に寄り添いきった作品になりました。

これはちょっとやりすぎてしまった特殊な例かもしれませんが、「憑依」と言われて納得しました。
歩み寄るとか、寄りそうでは少し足りない、もう一歩踏み込んだ感じ。


(須澤さん)言われた通りのお仕事+期待値より上の提案をしてくれる人、コチラ側の引き出しを開けてくれるような人は、次のお仕事を頼みたいなと思います。ちょっとやっておきました、みたいな感じで。

(須澤さん)メールで一覧を送っていただけるなどの気遣いは、本当に嬉しいです。

あと、「早めに納品してくれる人も有り難い」という、その理由が目からウロコでした…

(須澤さん)一番困ることは、締め切り当日に「やっぱりできませんでした」ということ。
早めに納品していただけるということは、一番困る出来事を回避できるという意味でもあるので、大変に有り難いです。

コレ!!!
ゼンゼン考えが及びませんでした…
「そりゃあ、早いほうがいいよな〜」くらいにしか考えられていませんでしたが、提出前の状態って「来るはず」であって「保証はない」ということ。
提出するのはお仕事や成果物だけではなく、安心と信頼だったということです。
相手の立場で考えるって、こういうことか〜〜〜!!


★「初めて」は、お互いに不安

初めてお仕事を受けるときって、すごく不安だと思います。
でも、相手の立場で考えてみればーーー
お仕事を発注する側も、新しい人に依頼するのは不安というか、リスクがあることだと思います。

そんな中、道標となるのがポートフォリオ。

(須澤さん)ポートフォリオがある時点で、やる気があるんだな、色々やりたいんだな。と思います。
どこまで何ができるか、という内容がわかりやすく書かれていること
文章であれば、どんな文章が書けるのかわかると依頼がしやすいです。

(川口先生)イラストであれば、オリジナルではなく過去の仕事を掲載するといいと思います。

それじゃあ、過去の仕事依頼がない人はどうすれば…??

プロフィールを強化すること!

(須澤さん)プロフィールには、仕事以外の経歴があるとおもしろいです。例えば、「キャンプが好き」と書いてあれば、キャンプ関係のお仕事を依頼できるかもしれません。
もちろんお仕事の経験で「事務経験」などでも、書いていただけると近いお仕事を紹介しやすいです。

わたしでいうならば、「文章のお仕事がしたいのに、バンドやってたとか書くの意味ある?」とか、「事務経験とかみんなあるデショ…わざわざ書く意味ある?」と思ったりするわけですが、
書く意味、あるそうです!!

(川口先生)フリーランスは、会社から見たら得体の知れないモノ。
どれだけ怪しくないか、というのをクライアントに憑依しながら、自分よがりにならないように作れたらいいと思います。

わたし今まで、プロフィールと呼ばれるところには「自分の書きたいこと」を書いていました。
勝手に「わざわざ言わなくてもいいこと」と、「カッコつけていいたくないこと」を除外していた。
それじゃあ、”わたしが何者か”っていうのは伝わらないですよね…

そうじゃなくて、「必要とされる情報」を書くこと。
それは誰にとって必要な情報なのか、誰に憑依すべきなのか
それぞれのSNSのプロフィールを修正しようと決めたわたしでした…



(まとめ)一緒に働きたい、と思える人

今日は、「依頼側」「受注側」のお話を一度に聞ける大変貴重な機会でした…!
おふたりとも共通して、そして何度も話題に出てきた「相手の立場で考える」ということ、大切にしたいなと思います。

わたし自身は「フリーランス」っていう言葉に、漠然と憧れすぎていたなァということが大きな気づきでした。
会社って行けば仕事あることは本当に有り難いです。自分が休んでいても、自分の業務進んでたりするし、不安だって弱音吐いても仕事は来る。
良くも悪くも、給料は一定額を約束されている。
会社って思ったより色んなことをわたしに約束してくれる、有り難い存在でもあったんです。

そして、「働くこと」に関する最低限のルールはどこでも同じ。
挨拶をする、期日を守る、わからないことは質問する(一度自分で調べる)など
「社会人経験なんてないよ〜」と思って、それが恥ずかしくて、自信のなさに繋がっていたんですが
根本的に大切なことって、高校生のときに働いていたガソリンスタンドで、既に教えてもらったような気がしています。

社会人として自信もない、経験もない、ただの事務職しかやったことがない、自分に何ができるかわからない
そんな不安ばかりなわたしばかりでしたが、自分の持っているものにも、もう少し目を向けてあげたい…と思えました。


川口先生、須澤さん
本日はとっても大切なこと、たくさん教えていただいてありがとうございました。

自分がこれからどんな生き方を選んでも、「一緒に働きたいな」「安心してお仕事できる、頼めるな」と思われる人間でいたい。
それだけは折れずにいようって決めました。

2023年9月14日 松永ねる



(関連リンク一覧)

おふたりのスペースですが、録音あります!
ここに書いたことはほんの一部ですので、全編気になる方はぜひ聞いてください!

tumugiさんのグラレコが、すごーーーくわかりやすくて素敵でした!
ぜひ見てください!


川口先生の著書感想文と、セミナー感想文


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