ちいさなかばん
先日、母親が推しポケモン(モクロー)のポーチを送ってくれた。
※そのときの記事
サイズ的には、携帯と財布と口紅を入れて終わり!
の、こんな感じ
モクロー!!! かわいい〜〜〜!!!
*
今日は、住民税の手続きに行く。
手続き、ということは書類を持っていかなくてはならない。
でも、どうしてもモクローとおでかけしたい。
わたしは、モクローを諦めたくない。
悩んだ結果、もうひとつカバンを持つことにした。
ちょうどA4サイズがおさまる、小ぶりのトートバック。
マチはないので、本当に書類が入るだけ。
なんとなく、カバンをふたつ持つことには抵抗があった。
そもそも、小さなカバンで出掛けられるようになったのは比較的最近の出来事で、
いつもは、アレもコレも持ちたくて、全部リュックに詰め込んでいた。
「リュックに全部詰め込まれている」ということが安心感だったし、
「荷物が増えてもリュックに入れられる」というのも、安心感だった。
加えて、エコバッグも持ち歩いているくらいだった。
だから、今日のわたしは、今までとは真逆で
小さなカバンと、
余力を持たない、ひ弱なトートバッグを装備することになった。
*
手続きはすぐに終わり、
わたしは、駅ビルをふらついた。
石鹸とか本とかペンとか、小さいものをいくつか買って、全部トートバッグに詰め込んだ。
マチがないのでひ弱だと思っていたけど、結構いろんなものが入った。
「なんだ、これでよかったじゃん」
小さなトートバッグを少しだけ振り回し、
モクローの頭を撫でながら、マスクの下でつぶやいた。
あれもこれも準備しなくても、
カバンをふたつ持っていたって、どうってことはない。
別に、両手が塞がるわけではない。
小さなトートバッグの積載量には限界があって、どう頑張っても、片手で持てない重さにはならない。
*
かもしれない運転、をしていた。
「あれがない」と不安に思ってしまう、そんな自分に不安だったし、
荷物を詰め込んだカバンには、さらなる余白が必要だと思っていた。
余裕を、履き違えていた。
この表現が正しい気はするんだけど、そう言ってしまうと少し寂しいので、
「こんな形の余裕もあるんだ!」と思うことにした。
カバンが小さいってのは軽いってことで、
それは身軽ってことだから、疲れにくいような気がする。
ふらふら、どこへでも行けるような気がしている。
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