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【まとめ】 3月に見たもの、聞いたもの

3月になったとき、なぜだか「わたしってすごいバカなのでは??」という気持ちが溢れ出してきた。
それまであんまりニュースも見ていなかったし、世の中のこと知らなすぎるかもしれない…

勉強から始めた3月を振り返ってみます。


仮想通貨勉強会

最初に、下の「DAOってなに?」っていうのを見つけて、
こんなに安価に最近の言葉を学べるなら…と思って購入。
そしたら、DAOを学ぶ前に、仮想通貨とかNFTとかの概念もわからないと話が進まないと思って、「仮想通貨勉強会」を購入。

月初に数回ずつ見て、「なるほど〜」と思ったんだけど、アウトプットを怠ったから全然覚えてない…
もう1回見ます…

まだアーカイブ公開しているので、気になる方にはおすすめです!


読んだ本

3月は、小説をたくさん読みました(当社比で)
最近(2022年〜)読んだ本のまとめは、ブクログにて。


夜空に泳ぐチョコレートグラミー

300ページ強の文庫本に、5つの物語。
ひとつめの「カメルーンの青い魚」は、ずいぶん前に読み終えて
そして、続きを読めなくなって、そのまま忘れて、そのうちにベッドの下に落ちて。
拾った瞬間には「はて?なんの本?」と思ったけれど、開いた瞬間、強烈に思い出した。

続きを読めなくなった理由は明確で、「非の打ち所のない小説に圧倒されたから」。偽りなくこの気持ちだった。
まじかよ。

すべての作品を読み終えての感想も、良い意味で変わらない。「こんな小説を書けるひとがいるんだ」って

「たのしい」とか「おもしろい」とか、そういう言葉で括るのは違う。ぜんぜん違う。それなのに、ぐいぐいと引き込まれる。

こんなに息が止まる小説を、他には知らない。


流浪の月

昨年、病院通いを始めたころに母が送ってくれた小説。
「ハードな内容だから」と言われていたし、昨年は病気のせいで文字を追えなかったから、ぜんぜん読めてなかったんだけど。
文庫版が出ていたので、買って読みました。新百合ヶ丘のコーヒ屋で、太陽がオレンジ色に移り変わる川辺で。

ハード、ってそういうことか。読んでみればわかる。わかるけれど、ハードって、たぶん、そうじゃなくて。
なんていうか各々の当たり前とか、自分らしさとか、息のしやすい場所とかを探す、ただそれだけの純粋な物語。
それがね、ちょっとめずらしい境遇なの。それだけなの。ねえ、それだけって言わせてよ。

この本の感想を、わたしはなんて書こうか。
すごく悩んだんですが、文庫版に挟まっていた作者からのメッセージ。これがすべてなのだと思います。

読む前は「なんのこと?」って思った。
読んだら、これしかなかった。


わたしの美しい庭

「流浪の月」の文庫を買ったので、新書のほうを母に送り返すことにしました。
ついでに、「わたしの美しい庭」の文庫も見つけたので購入。
これも、新書を母に送りつけて、わたしの手元には文庫本を残すことに

「これが文庫本だったら、友達に贈りたい」
最初に新書を読み終えたとき、そう思ったのを覚えている。
でももう、内容を覚えていなくて… 再読でした。

「友達に贈りたい」
その感想に、間違いも偽りもなかった。
凪良ゆうさんの作品を読みたいなら、「流浪の月」よりはこちらのほうが読みやすい。と感じる人が多いんじゃないかな?と思います。
(短編集であれば、"神様のビオトープ"がオススメ。もう3回くらい読んでる。わたしはとても好き)

でも、テーマの真髄は、「流浪の月」と同じなんじゃないかな。と思う。
生き方、生きやすさ、大切なもの、息のしやすさ、当たり前にしたいもの、誰に何と言われても、わたしたちの関係がなんでも
真摯に生きること。他人を大切にすること。同じくらい、自分の感情を守り抜くこと。

きっとこれからの人生で、お守りみたいに何度も読む一冊になる。


コンビニ兄弟

「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」があまりにも強烈だったので、この人の本をもっと読みたいと思った。
最近、小説は外で、文庫で読むのがわたしの中での流行りなので、文庫本が出ていた2冊。

1巻を読み終わって、すぐに2巻を買いに本屋さんに行った。
「続きが気になって本屋さんに買いに行く」という幸福な体験が久々にできて嬉しかったです。(おこづかいで買いました)

こんなにも強烈な感傷をを、
こんなにも軽快な言葉で綴ることって、できるのだろうか。

これほど登場人物が多いのに、誰ひとり憎むことができなかった。
だって話してみれば全員良い奴だったんだ。なんて思っちゃう。
そんなところまで綿密に書き込まれている。
「なんだよ、そんなふうに思ってたのか」って、知ったら許しちゃうじゃないか。
わたしももっと、人と話そうと思った。知らないことがたくさんあるような気がした。

九州のとあるコンビニに於ける、魅惑の物語。



遠くの声に耳を澄ませて

これは本棚から出てきた本…… 途中までしか読んでいなかったので、最後まで読みました。
宮下奈都さんの小説は、「太陽のパスタ、豆のスープ」に続いて2冊目。失恋したときに当時読んで、すごく救われたことっていうのはさ、一生記憶にあたらしいんだろうね。何年経っても記憶に新しいんだろうね。色褪せない。

270ページの文庫本に、12の物語なのでひとつずつが短い。ということで、文字数的な読みやすさがあります。
コインランドリーで読んだりして、しあわせだったな。

人生には、闇も光もある。
それなのに闇は延々と続き、光は一瞬。それもすぐ消える。そんなふうに思ってしまう夜もある。

この物語は、一瞬の光をやわらかなまばゆい光で切り取っている。
言葉はいろいろで。ストレートに「生きよう」「生きていてよかった」ということもあれば、「もういいか」とか「もういいよ」なんて言葉もある。
それぞれの物語が、気づけば絡まり合っている。
一筋縄ではないかない、光の物語たち。


F

月初に、「鷺沢萠さんの小説でオススメを教えて欲しい」と言われて、"拝啓 鷺沢萠さま"を書いたんだけど。
最近、サギサワさんの小説読んでないなぁ。と思って。

選んだのは短編集。
「F」って、大学の評価方式で「落第」の意味(優・良・可・不可の、不可)なんだけど
わたしの大学時代の評価方法ってなんだったかなあ。これじゃあなかったと思うんだけど。もう全然覚えてないや。

サギサワさんの書くFは、本当にFだと思う。
絶望は絶望のまま、濃い色をしている。
「Fなんてことはないよ。大丈夫だよ」という慰めは存在しない。
希望を掴めた者もいれば、そうじゃない者もいる。
何を希望と呼ぶかって、人それぞれだ。

息がしづらい人の物語かもしれない。
でも、息がしやすい場所に、希望に辿り着くことが正解とも限らない。
そんな、多様な物語たち。

わたしも、Fだと思う。もう、SもAも狙わなくていい。
わたしも、Fのまま、思ったり感じたりしながら、生きていきたいと思う。


(その他)

ほんとに、わたしバカだと思ってたから勉強した…
3月に買った本一覧。

まったく知らないことから、「知ってるつもり」でも何も説明できなかった分野の本たち…
3月は本ばっかり読んで他の買い物をしなかったので、「今月買ったものエッセイ」はお休みします。
本が、好き、なんだよなあ…


アニメ

2月の見たものまとめ日記を書いたとき、アニメ見すぎじゃない??と思って。いや、見てもいいんだけど…
今月は、1月放送開始のアニメの続きを順々に見ていました。
感想は、見終わったタイトルのみで

【見終わってないタイトル】
・天才王子の赤字国家再生術
・賢者の弟子を名乗る賢者
・リーマンズクラブ
・舞妓さんちのまかないさん

平家物語

わたし、好きな科目は日本史という設定で…
鎌倉時代にまつわる小説や漫画を、10代のとき摂取していたんです。(倉本由布先生の"きっと"シリーズとか、かやまゆみ先生の"時をかける少女たち"とか)

平家物語って、もう平家滅びるじゃん。覆らない、その悲しい物語を見るのは、少しだけ体力が必要だったけれど
見てよかったです。

日本史の事前知識は不要なので、気兼ねなくどうぞ!
こういう日本史のアニメ、他にもあったら見たいな〜〜〜


スローループ

こういうのが、すごい好き!

こういうのって何かといえば。
女子高生がしあわせそうに、きゃぴきゃぴしてるやつ!

アニメって、ごはん食べるときにのんびり見てるから。
一生懸命見るとか、感情を揺さぶられるとか、そういうのじゃなくて、
もうただただ、あったかい紅茶。それもミルクティー。みたいな安心感のアニメが、必要なときがある。

ゆるキャン、ごちうさ、ヤマノススメとか好きな人オススメです。
こちらは、釣りの話。魚とか釣りのこととか結構リアルなので、いろんなことが知れておもしろかったです。


リアデイルの大地にて

異世界転生モノ。
ちょっと入り口が変わった設定ではありましたが、主人公がめちゃくちゃ強いので、ドキドキとかハラハラっていうよりも、最初から最後まで安心して見れました!


映画

今月は小説をたくさん読んでいたので、映画は1本だけ。
映画館に行ってきました。

Free! the Final Stroke 前編

来月、後編が公開だって言うから、前編見てきました!
これで、来月の後編を見る権利を手に入れた!

内容的には、「アニメの事前履修を強くオススメ」「後編が気になる!」の2点に尽きるんですが、個人的には人生初のMX4Dに感動しました…

Free!って水泳がテーマで、水泳してる以外は基本的にしゃべったり日常の話なので、MX4Dって言っても別に普段と変わらんやろ…と思っていましたが、全然そんなことなかったです。
水飛んできたり、キラキラ光ったりしてた… 感動した。

「映画は静かに座って見たい」という人、そういう場合にはオススメできませんが、「映画館という空間を楽しみたい」っていう人には有りかな〜と思います。

わたし自身は大きい音とか、急な光とかに結構ビビっちゃうタイプなんですが(ライブハウスで働いてたのに…)、そんなに嫌なドキドキ感はなかったので、そこはすご〜〜〜く助かりました。(背が低いので、フットレストに足届かなくて落ちそうになったくらい。踏ん張った)

とにかく来月の後編がたのしみ。
みんなのしあわせ願ってる…

気になる方はアニメ版から是非!


3月はそんな感じでした。
とにかく、小説たくさん読めてよかった!
あと、勉強したことは本当に忘れていくので、メモを取る・見返す・見返せる状況を維持するっていうのが大事だと思いました…

これからも本を片手にどこへでも行って、
手紙を書いて、エッセイを書いて、
ごはんを食べるときにはアニメを見て、
散歩と掃除のときには好きな曲を聞いて、
そんなふうに暮らせていけたらいいなと思っています。

2022年3月30日 まつなが




※2月のまとめ

※2022年の活動履歴



※now playing

sleepy.ab久し振りに聞きました。大学のとき好きでめっちゃ聞いてた!




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