わたしの日々

今日はもういいかな〜
なんて、思う。
ときどき、思う。
うそ。
ときどき、じゃないかもしれない。

ソファーに沈み込む。
たぶん、このソファーは150センチ。
148センチのわたしを、すっぽりと守ってくれる。

もういいかなあ。
なんて思いながら、ごろごろとスマホを握る。

＊

しばらくすると、気が済むのが不思議だ。

たぶん、「日課」がわたしを守ってくれている。
どうせ起きて、パソコンの前に座る時間が訪れるんだから。
うん、立ち上がってみようか。

なーんて、言うけれど
それでも、ダメなときもある。

煙草を一本吸って、ソファーに戻る。
わたしは、それを許す。
いいよいいよ、そんな夜もあるよ。

＊

そして、しばらくすると、また気が済む。

ひとつのことに、集中できなくなったからかもしれない。
数ヶ月前ほどの焦りはなくとも、日課の存在が、わたしを静かに追い立て、後押ししてくれているのかもしれない。

もう1本、煙草を吸う。
そしてわたしは、洗濯機を回す。

洗濯は、良い。
洗濯機に物を放り込む労力さえあれば、あとは勝手に終わる。
終わったら、「洗濯したものを放置するのは憚られるよなあ」という気持ちが、きちんと先行する。

そんな気持ちに後押しされて、”ついで”に掃除をしたり、洗い物をしたりする。

＊

家事は良い、と思う。

家事をして、嫌な気分になった。ということはない。
もしかしたら、お皿を割ってしまったり、「ものすごい汚れ」を見つけてしまったら、テンションが下がるかもしれない。
でもきっと、いまのわたしなら、それすらも「ウケる」と思ってくれるはず。

家事は、すこやかだと思う。

また、”ついで”に頑張っちゃおうかなあ、なんて思える。
ああ、わたしはなんて単純なんだろう。
わたしってばえらいなあ、毎日思っちゃう。

こんな単純さに、救われ続けている。