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治安の悪い女

\\\往復書簡、はじまっています///
人の話を聞くのが大好きな”めけ”と”ねる”が、あまり話を聞かずに好きなことをおしゃべりするお手紙マガジンです。

▼前回の手紙

▼前回のまとめ

 ”めけめけ”の”小生”設定には無理があった

 居酒屋で個人的に聞いた話を、あんまり大きい声でいうモンじゃないけど。「めけめけ」というキャラクターを、本体と独立させたいって言ってたもんな……だから、”小生”だったのか。
 いやでも、正しく言うのであれば"小生"の相手として、”アタシ”が相応しくなかった。
 ほらアタシ、根がジャイアンだから……
 オマエのものは俺のモノっていう、究極の末っ子基質というか、いやそれじゃあ、世の中の末っ子に申し訳ないワ……もちろん、ジャイアンにも。

 それでは、「暴君」はどうだろうと思って、新明解国語辞典を引いてみたのだけれど

【暴君】
 人民の命を奪うことなど意にもかけず、栄華にふける君主。

"新明解国語辞典"より引用

 いやいや、それはちょっといきすぎというか、方向性が違う。
 誰かを蹴落として成り上がりたいわけじゃない。
 ただ、口癖の一位が「これ食べていい?」、二位が「これアタシのだよね?」だからであって……命以外の物を奪うタイプ。

 年下の子からは、口の悪さや他者への接し方を、すごい控えめに「治安が悪いですね」って言われる。
 すぐ、「うるせえ」って言っちゃう。
 3歳?くらいのとき、予防接種で医者にキレたことあるらしいよ。「いてぇんだよ、バァカっ!」」的な感じで。そのときから人格出来上がり過ぎだろ。

 アレ……つまり、悪いのはオッサンではなく、わたしであり
 オッサンの何が悪いかっていうと、人選だけだった。っていう話をするために、自分の品位を下げる(本性を晒す)ような形になってしまった。ちくしょう、めけめ……(八つ当たり)(このあたりがやはり本性)

 あと、すなおに「小生」って自分を呼ぶ男を、こちらからなんて呼びかけていいか迷った結果「オッサン」だったよね。やはり人選ミス。


 オッサンに勧めてもらった「おおきく振りかぶって」の感想はまたどこかで書きたいんだけど、三橋くんのお母さんって「三橋のオバサン」って呼ばれるじゃん?
 ああきっと、あんまりアタシと年変わんないんだろうなァ……
 でもわたしは、「オバサン」って呼ばれたら、キレ散らかしちゃうんだろうなァ……でも、人のことはオッサン呼ばわりする。

 わたしは中学生のころから、母親を名前で呼んでいて
 友達のお母さんのことも、基本的に名前で呼んでいた。「よしえさん」とか、「みわこさん」とか。
 基本的に、実兄のことを名前で呼んでいたので、兄とか母っていう「役割呼び」がピンと来なかったんだろうな。
 でもいま、身近なオッサンたちを「オッサン」って呼ぶのは、やっぱり「三橋のオバサン」的な、いやでもちょっと違って。わたしの場合は、「他にも呼び方があるのにあえて選んでいる」という、どうしてこんなに矛盾してしまったかわからないけれど、純然たる”親しみ”なんだよね。

 たぶん、山作戰っていう友達を「おじさん」って呼んじゃったのがいけなかったんだよね。だって「ヤマサクセン」って呼びづらくない?
 あれは「静岡に住んでいる親戚のおじさん的な存在な人」の略だからね。
 地元のオッチャン的な。小五郎のオッチャン的な。


 で、話は前回の「北欧の神秘」に戻したところで、ここはもう深掘りできないので、めけさんが言ってた「日常が非日常に変わる物語を読むこと、書くことに没入しているときが、もっとも愉しい」っていう話に触れたい。

 なるほどな〜〜〜って思って読んでた。
 わたし、「もっとも愉しい」って言える瞬間ってナンダロ。
 最近、ゲーム(ライザのアトリエ)が楽しいのは、圧倒的な非日常感な気がする。ゲームは、「冒険」。そして逃避。
 小説は、非日常というか「すれ違っているかもしれない誰かの暮らしや、頭の中を覗いてる」っていう感じが好きかもしれないなァ。あくまで日常というか。

 だから、このあいだ読んだこの小説は、まさしく「日常と非日常の狭間」でおもしろかったのか!! 普段はもっと、「日常寄り」の小説を選んじゃうんだよね。


 あと、これ答えておこうと思ったんだけど「ヒマワリの種、食べたことある?」についてだけど、ねぇよ!! もう、何百回と繰り返されただろうけど、あれはハムスターが食べるモノだから…… アタシ、むかしハムスター飼ってたんだよ。

 めけがヒマワリの種を食べていたその週末。
 わたしは、友達の家で”チンチラ”と初対面してきました。ネコじゃなくて、げっ歯類のほうね。
 いや〜〜〜あれってデカいハムスターだと思ってたんだけど、全然違ったわ!! いや、動きはハムスターなんだけど、もうね、存在が圧倒的に違う。だいたい、よそんちのペットって「かわいいね〜〜〜」って感じなんだけど、チンチラはメロメロ。もう会いたい。毎日会いたい。人生最大の癒やしスポットを手に入れた。
 チンチラ、ヒマワリの種は食べるのかなァ。
 まあ、わたしは食べないけど。肉がいい。
「この世でいちばんおいしいものは、油と砂糖だ」って、うちの母が言ってた。


 調子乗って、ほんとにどうでもいいことばっかり書いちゃった。
 さて、「どうでもよくないこと」ってなんだろうね。

 めけさんから手紙をもらって、1週間も経っちゃった。
 手紙をもらった日はチンチラに会っていて忙しくて、翌日は友達とゲームして、その翌日は友達とコナンの映画を見て、じゃあそのあと何してたかって、まあいろいろしてたり、してなかったりなんだけど
「翌日に返事書かなくていいや」って思っていたら、どんどん面倒になるの不思議だよね〜〜〜
 わたし、いっつもそうなっちゃう。
 もしかしたら、「もっとも愉しい」の瞬間は、あれこれ試行錯誤しているときとか、「やってみよ!!」って話している瞬間で、そのあと熱はどんどん下がっちゃうっていうか、もう「面倒」になっちゃうんだよね〜〜〜
 そんな自分が嫌で、でも最近は致し方無いと諦めつつ
 このあいだめけさんが「締切なければ頑張れないのはフツー」みたいに言ってくれたのが、すごい心強かったです。

 バンドはさァ、ライブがあったりスタジオ決めたりするからさ、締切多くて、そういう意味では”ラク”だよね。(逆に、予定に合わせてコンディションを整えなきゃとか、他人の予定に合わせる面倒さもあるけれど)
 締切のない創作って難しいよなァ。そこまで書くこと好きかって聞かれたら、寝ることのほうが好きで、働くことのほうが嫌いなんだよ。これに尽きる。

 めけの意見を求む。
「書きたいから書いてる」っていう、「マウンドを降りない三橋くん」みたいな回答だとこっちが落ち込むから、嘘でもキャラ設定でもなんでもいいから、別の回答で頼む。



(追伸)
「ライザのアトリエ2」、しばらくやらずにあたためておいたんだけど
 はじめたら、いきなり10時間もやっちゃった。
 総プレイ50時間くらいでクリアできるとしたら、「残り40時間しかない…」と思って、1回離脱した。残りが少ないとさびしくなっちゃうタイプなんだよね。



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