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「なんか浮いている人」というのは、最高の才能である

「孤独」には、よい孤独とよくない孤独の2パターンあります。

よくない孤独は健康を害して幸福を奪い去っていきますが、よい孤独はむしろ幸福な毎日を送るために欠かせません。

本記事では、孤独になりがちな「なんか浮いている人は、最高の才能をもっているんじゃない?」という記事。

ぜひとも、周囲を見回しつつ読んでみてくださいね。


▼「なんか浮いている人」が才能の塊である理由

人間は社会性の動物ですから、集団に所属していることをよしとします。

ずっと昔、まだ狩猟採集をしていた時代。最大の恐怖は、「むらからの追放」でした。

僕たち人間は、生物界のトップに君臨していますが、他の動物と能力のポテンシャルで比べたらほぼほぼ勝ち目ありません。

足が遅ければ、泳ぎも遅い。力もなければ空も飛べません。

しかし、トップに君臨している。

そのような状況は、集団で協働できたことが大きいのです。ですから、”むら”から追放され、「集団」ではなく「個人」になった瞬間に、ありとあらゆる動物との1対1勝負となって困ってしまう。

そうなったら、それほど長く生きていられないでしょうから、”むら”からの追放はなんとしても避けなければならなかったのです。

しかし、現代はゲームチェンジしています。「個の時代」なんて言われる時期もありましたが、一人の「個人」が多くの人に影響を与えられる状況が整ってきたのです。

そんな「個人勝負」が成立する世の中になった分、「個人の能力」の価値がますます上がってきました。

そんな高い能力を秘めている可能性が高い人こそ、本記事で話題としたい「なんか浮いている人」なのです。

そもそも、なぜ「浮いている人」のポテンシャルが高い可能性があるのか。それは、状況を考えてもらえたらご納得いただけるでしょう。

「浮いているというのは、多くの人と違った見方をもっているから」

に他なりません。

もしかしたら、「多数派の考え方に合わせないと」という概念すらおもちでない場合もあるでしょう。

そんな「浮き方」こそ、素晴らしい可能性の芽なのです。

心理学者のミハイ・チクセント・ミハイさんが、「並外れて創造的な人」について調べた研究によれば、

「並外れて創造的な人は、多くの場合孤独な思春期を過ごしていた」

というではないですか。その理由は、

「同級生たちには奇妙に思えることに強い関心をもっていたから」

というのです。

思春期の頃こそ、「あの子は自分と同じ」、「あの子とは違う」みたいなカテゴリ化したがりの時期。

大人になるにつれ、そのカテゴリ化はだんだん柔軟になっていくとはいえ、人間はどうしても「自分のグループとその他」と見てしまいがち。

そして、並外れて創造力のある人は、多くの人にとっての「その他」になっていた可能性が高いのです!

しかし、そのようないわゆる「孤独」な状況は、彼らの創造性をMAXまで高めてくれるのです。

「10代の子どもが社交的すぎてひとりでいる時間がないと、才能を育てることに失敗することがよくある」とさえ「#内向型人間のすごい力」には記述されています。

このように「孤独」は悪い面だけではありません。

むしろ、「孤独」が才能を育ててくれると言っても過言ではないでしょう。

もちろん、孤独になればいいってものでもありません。人間関係は、人生の幸福度に直結することは幅広く知られていますからね。

何事もその人にとって心地よいバランスがとれていれば最高なのです。大人の勝手な価値観で、「友達は多い方がいいんだよ」とか「一人でいるなんて寂しいでしょ」といったお節介を焼きすぎないようにしたいものです。

▼まとめ

本記事では、「『孤独』が才能を育む!」という内容をまとめました。

外向的と内向的を並べて考えると、どうしても「外向的の方がよい!」と思われがち。

「この世は主張の強い人で回っている」と言われるくらい、どうしても声の大きい人とか、口達者な人はリーダーという目立った立場として活躍しがちですからね。

しかし、「主張が弱く、いつも陰に隠れている人」、「集団に交わろうとせず、敢えて距離をとって観察している人」には、その人の能力が発揮される「環境」があるのです。

残念なのは、多様な才能を秘めた内向型の人は、「もっと元気にしなさい!」とか言われて無理やり向いていない集団に放り込まれるような事態が起きてしまうのですよね。

本人も「いやだなぁ」と思いながらも、大人の激押しで「そんなものなのか。」と思ってしまうかもしれません。

ぜひとも、そんなもったいない状況にならないよう、冷静に自分のよいところを自覚し、進んで落ち着く環境を選ぶようにしましょう!



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