「ピアプレッシャー」の使い方。
根が気弱なため、すぐに同調してしまうJUNです!
分かってはいるのですがね。波風を立てず、穏便になんて思ってしまうのです。しかし、問題の本質は解決していないこともあるのでね。「出る時は出る」と心には決めているのですが、何せしまってある場所が奥の奥なので、取り出す前に事が流れてしまうのです。
今日はそんな話。教育現場におけるピアプレッシャーの効果的な使い方について話題にしたいと思います。
▶ピアプレッシャーとは。
そもそもの話をしておきましょう。
ピアプレッシャーというのは、「同調圧力」とも言われます。ああ、なんだ、知ってた!という方もたくさんいるでしょう。
「なんとなく大多数の方に流されてしまう。」
というそれです。
依然も宿題提出法について話題にしてありました。
「声掛け次第で、宿題を提出しない子どもを増やしてしまう。」
という何とも恐ろしい心理です。
以前の記事では、紹介できなかった部分。ピアプレッシャーの上手な使い方について紹介します。
▶集団心理を使いこなす方法。
早速余談ですが、「難破船の話」知っていますか。急に何? どの難破船?と思われたことでしょう。あれです、それぞれの国民性を面白おかしく風刺しているボートの話。
「船が難破して救命ボートへ移るためにどのように声掛けをすれば、行動に移してくれるのか。」
という話です。
確か・・・。
「アメリカ人には、『ここで飛び込んだら君はヒーローだ!』」
「イタリア人には、『ボートには美女が乗っていますよ!』」
「ドイツ人には、『飛び込むのが規則です!』」
「フランス人には、『決して飛び込まないでください!』」
そして、日本人には、
「もうみんな飛び込みましたよ!!」
なのですって!!
日本人が同調圧力に弱いことを表していますね!!
よく考えてみれば、子どもがほしいものをおねだりするとき、
「みんな持ってるんだよ!」
という切り口で交渉を持ち掛けませんでした?
子どもたちなりに親へ同調圧力をかけているのです。
ちなみに、他国の子どもたちは、どようにおねだりするのでしょうね? 調べてみようと思います。
▶同調圧力を利用した声掛けとは。
さあ、余談ばかりで埋まってきましたよ。
さらに余談が生まれる前に結論を述べておきましょう。
子どもたちの学習効果を上げる「同調圧力声掛け」とは、
「みんな解けていたよ!」
なのです!
余談が長すぎて説得力薄めですが。
そうです。これを紹介したくて、長々と書いてしまいました。
これについては、僕はできていなかったのです。授業をしているときに素直な僕は、
「この問題難しいんだよね。」
「この問題最強だから覚悟して取り組もう。」
とか言ってましたね。しかし、僕なりに理由があって、決して子どもたちに余計なプレッシャーをかけるつもりではなかったのです。
「問題のレベルを意識の中で上げておき、解けたときの嬉しさを倍増させるぞ作戦。」
だったのです。そのねらいのため、必要以上に問題のハードルを上げていたのですが、心理学的には失敗だったようです。
正しくは、
「この問題は、みんな解けているよ!」
と、同調圧力をかけるかたちで取り組ませてあげるのが正しいようです。
▶まとめ。
本記事では、「みんな解けたよ!」の声掛けが、子どもたちの意識に良い同調圧力をかけることができるという内容をまとめました。
やはり、何事もマインドセットで決まるのです! 「前向きな言葉」は思っている以上に大切です! 大人である僕たちから積極的に前向きな言葉を使い、「どんな問題でも解ける!」というマインドをつくり上げましょう!!
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