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【メンバーシップ】今年もよろしくお願いします!

明けましておめでとうございます。

今年も「子どもと大人が夢を共有できる居場所づくり」をこつこつ進めていきますので、どうぞ見守ってやってください。

思い返してみれば3年前、「もっと子どもたちのためにできることがある!」と勢いで始めたGLS。何度となく活動場所の消滅を経験しながらも、しぶとく続けてくることができました。

現在は、教室の移転に伴い、活動の再開を待っている状況なのですが、本日は、これまでの活動から感じたことを今後の方針も含めて共有させてください。

▼「学校外の居場所づくり」から見えてきたこと

活動のスタート当初は、公教育に対する反骨心みたいなものをエネルギーに変えて走っていました。

「学校」から外に出たことがないど素人が、企画、告知、運営等々、様々なことに対して「とりあえずやってみよう精神」でチャレンジました。

そこから気付いたことは、「学校って意外といい場所なんじゃ?」ということ。

もちろん、課題は山積みなのですが、基礎・基本を学び、社会人として出発していくことだけを考えれば、よくできたシステムだなぁと思うのです。

ただ、個性豊かな子どもたちにとって誰にでも「ぴったり」といく訳ありません。文科省がギフテッド予算を計上したことからも、「環境さえ整えられたら…」という子どもがいることに少しずつ支援の光が当たられてきつつあるのかなぁと楽観視しています。

ただ、「みんなで...」が効果を発揮する場面もなきにしもあらず。もっともっと新しい授業づくりが広まることで、学校はぐっと素敵な場所に生まれ変わることができるのではないかと信じています。

AIが描いた神社風のもの

▼「学校」に代わる場所という価値観の消滅

「学校」への明るい希望的観測を語ったところで、GLSの活動へ戻ります。

当初は、「学校生活が窮屈な子どもたちの居場所」として立ち上げたのですが、活動を進めてくる中でで気付いたことがあります。

それは、「困り感を抱える子どもに寄り添うことを打ち出す居場所が増えている。」ということ。

最近読んだ超絶おもしろい本「#伝説の授業採集」の中にも、中村賢龍さんの「LEARN with Porsche」が取り上げられていました。

中邑さん曰く、

「僕の研究室に来る子どもたちはみな不登校や引きこもり、あるいは障害があることで学校での学びに意欲を失ってしまったり、なかなか社会に適応できず、生きずらさを感じたりしている。(中略)そういう子どもたちの能力をどう伸ばすか、彼らが自ら動く力をどうつけるか、新しい学びの場をどうつくっていくかが、僕らの研究室で取り組んでいることです。」

と、おっしゃっています。

やはり、どこの世界にも、現代の子どもたちが抱えている課題に気づき、行動を起こしている大人がいるんだなぁと感じます。

ただ、中邑さんがつくる「居場所」だけがあればいいってもんじゃない。

このような志をもって集まっている大人がいる「地域」が増えていくことで、きっと居心地がよくなる子どもたちがいると思うのです。

そんな場所としてGLSも可能性を見いだしていきたい。

ただ、「居場所づくり」を細々と進めてきて感じることは、「地域の居場所」が全ての子どもたちにとって価値を提供するというものでもないということ。「オンライン」でも「ホームスクーリング」でもいいのです。

こうやって子どもの選択肢が広がっていくことにより、「学校の代わりに行く場所」という価値観さえ消え去るでしょう。

そんな世の中が現実になったら、子どもたちの可能性はどうやって伸びていくのか、本当に楽しみです。

AIが描いた厳島風のもの

▼大人にできることは、「環境」を整えること

「居場所づくり」の可能性とモチベーションを高めてきたところで、ここからは「決意」のフェーズ。

実際問題、「大人には何ができるのか?」ということ。

一人の「先生」から「子どもの居場所づくり」を始めてみて痛いほど感じたのは、「あなたは何ができるの?」という問い。

とにかく得意ではない飲み会に参加し、地域の人との”つながり”をつくって見えてきたことは、

「自分の力で価値を提供できる人が強い!」

ということでした。

例えば、

・パンを焼くことができます
・看板を製作することができます
・グッズを企画、製作することができます

というようないわゆる「商品」を自らの力で作り出すことができる人は、「商品を売る」という社会との具体的な接点を個人で見いだすことができる。

しかし、教師のような「勉強を教えることができる」とか「子どもに接するプロ」というのは、売り出すものがないのです。

もちろん、「点数アップ」とか「お預かり」というサービスへの展開は考えられるのですが、そのようなサービスを提供している競合相手は星の数ほどいるのです。

そう考えると、どうしても専門家の協力が必要になる。

だからこそ、「コミュニティの時代」なんだと痛感しております。

僕にできることは、「子どもを集めること」と「子どものニーズに応えることができる大人とマッチングすること」なのでしょう。

もしくは、自分自身のスキルを磨いて、「目に見える価値を子どもと共に創り出すこと」なのです。

「とにかく居場所があれば子どもたちに価値が提供できる」と考えていた3年前は、ここまで自分の力のなさや本当の課題を言語化することはできなかったでしょう。

とにかく、課題が明らかになったのは「行動」の賜物であるとプラスにとらえ、今年も自分磨きに精進していきます。

ということで、みなさまにとって今年も最高の年となりますように。共に自分磨きをがんばりましょう!!

本年もGLSをとうぞ、よろしくお願いいたします(^^♪

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