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「頭がいい。」子どもの育て方。

久しぶりの研修会に参加してきたJUNです!

参加というか、運営側だったのですが、子どもたちにより良い授業を提供しようとしている先生方の考えや、僕が唯一天才だと思っている同期の発表を聞いていて改めて感じた「頭がいい子どもの特徴」について本日の記事とさせていただきます。

▶「頭がいい人」の特徴とは。

みなさんは、「頭がいい。」とか「勉強ができる。」というのは、どのような人のことを言うと思いますか。

僕は、

「日常から課題を見つけ、行動できる人。」

なのではないかと、本日の研修会を聞いていて感じました。

決してそんな内容の研修会ではなかったのですが。様々な実践を聞く中で、

「やっぱり本当の意味で『頭がいい。』と評価される人には、必要不可欠な力があるんだろうなあ。」

と思い至った訳です。

学校で教えているどの教科でも概ね次のようなプロセスを通ります。

①課題を発見する。
②課題を解決する方法を計画する。
③課題を解決するために行動する。
④これまでの自分の学びを振り返る。

この①から④の過程を繰り返して学習が進んでいきます。

この中で一番大切なのは、どこか分かりますか。

そうです。

①の「課題を発見する」場面。

なのです!

当然ですよね。課題を発見しなければ、何も始まりません。学習は、課題を発見した瞬間から始まります。

その後、運命の分かれ道になるのは、

「行動できるか、できないか。」

だとは思いますが、自ら「課題を発見できる人」は、ほとんどの場合が行動力も併せ持っている場合が多いです。その理由は単純に、

「自ら課題を発見できるような興味・関心が高い子どもは、自分が気付いた問題を解決したくてしょうがない!」

というマインドの持ち主だからです。逆に言うと、

「誰かから与えられた課題に対して、モチベーション高く学習に臨むことはできない。」

とも言えますね。

そりゃそうですよね。誰かから与えられた課題に対して向き合った時点で、その課題は、「自分の課題」ではないのですから。

▶「課題を発見する子ども」を育てるには。

では、最も大切なところへ行きましょう。

「頭がいい。」というのは、「自ら課題を発見できる子ども」だと。それは分かったと。では、

「どうしたら自ら課題を発見できる子どもを育てることができるのか。」

が肝心な部分でよね。

やはり、この力を高めていくためには、親御さんの支援を欠くことはできません。大切なことは、

①子どもの「問題意識」を受け止める。
②子どもに「問題意識」を抱かせる。
③親御さん自身が問題解決を楽しむ。

ことが重要なのです。では、順番に解説していきます。

▶①子どもの「問題意識」を受け止める。

これは、子育ての大原則として巷で言われているようなことそのままです。

「なぜなぜ、どうして期を大切に!」

ということですね。

子どもは好奇心の塊です。そして、本来であれば、自らの体験から限りなく課題を発見することができていたはずなのです。しかし、成長するにつれ、体験も積み重なり、いつしか、

「当たり前。」

という生ぬるい世界に身をおいてしまいます。

「分かっているつもりになっている。」

とも言えるでしょう。

問いかければ、「分からない。」となることも、「至極同然」といった形で生きていると、身の回りにあふれている課題を課題ととらえることなく、日常生活が運営されていってしまうのです。

だからこそ、まずは子ども時代の「なぜ、どうして」を十分に受け止め、

「日常生活には、不思議なことがたくさんあっておもしろい。」

といった課題を見付けることの楽しさを存分に味わえるようにしましょう!

②子どもに「問題意識」を抱かせる。

では、子どもに全てを任せ、受け止めるだけで良いのかと言えば、少し心もとない気もします。

そこで、親御さんから

「問題意識を刺激してあげる。」

という方法も有効です。

簡単に言うと、

「日常生活にある不思議の発見の仕方を教えてあげる。」

ということですね。

例えば、我が子の例で恐縮ですが、以前「自然観察会」なるものに参加しました。何を隠そう、僕自身が「虫取り」、「魚釣り」が大好きなのです。僕が小さい頃は、おばあちゃんとあぜ道でいなご獲りに勤しみました。最終的には食卓に並びます。今注目の「昆虫食」を先取りしていたような家庭だったので、大人になった今も、何かを捕獲することに関しては、どうしても血が騒ぎます。

しかし、我が娘は昆虫を食すタイプでもないので、虫取りに関してはあまり興味が向かない様子だったのですが、僕の趣味で参加してみました。

しかも、捕獲対象は「カエル」です。

なかなか、初心者には思い切ったと思われるかもしれませんが、案外大丈夫な様子の我が子。そして、指導員さんの、

「オタマジャクシの裏側ってどんな模様か知ってる?」

という声掛けで我が子の狩猟DNAに火がつきました。

捕まえては裏返しの繰り返し!!

何匹裏返しても永遠と裏返しているのです。

「そんなに、たくさん裏返さなくても・・・。」

と、ついマイナス発言をしてしまった僕ですが、

「パパ!! 全部が同じ模様だとは限らないでしょ!!」

なるほど! これが問題解決か! 指導員さんの何気ない一言が、娘の意欲を目覚めさせてくれたのです。

何も、指導員さんだけができることではなく、僕ら親も使いこなることができるテクニックです。

ときには、こちらから子どもへの「問いかけ」により問題意識を刺激することも手立ての1つなのです。

③親御さん自身が「問題解決」を楽しむ。

これも過去記事で何度も書いてきたので、毎回読んでくださっている方からすれば「またか!」という話題ですが、意外と大切です。

簡単に言うと、

「子どもにしてほしいことは、親が楽しんでいる様子を見せるのが一番の近道である。」

ということですよね。

読書を好きになってほしいなら、親が読書を楽しむ。

主体的に問題解決できる子どもになってほしいのなら、親御さん自身が日常生活の「当たり前」の中から、問題を発見して楽しそうに調べて追究する姿を見せてあげれば良いのです。というか、子どもと一緒に、

「どうしてだろうね! 不思議だね! 調べるの楽しいね!」

と言いながら、問題解決に半ば強引に共同作業とすれば良いでしょう!

▶まとめ。

本記事では、「子どもを学びのスペシャリストにする方法」をまとめました。

やはり学びの楽しさは、「自分の発見」から始まります。どれだけ「自分事」として、捉えられるかにより楽しさが変わってくるのです。

大人からすれば、「なんだそんなこと。」と思いがちなところもありますが、子どもの発見を共に喜んで称賛しましょう。

意外と「当たり前」だと思っていたことが、「当たり前」ではなかったり、深い事実が潜んでいたりするものなのですから!





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