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「けんか」から気づく大切な人間関係とは

人生を幸福感で満たすためには「心」と「体」が一致した行動を取っていることが何よりも大切です。

周囲から「いい人」と見られるために、自分の感情を押し殺してばかりいると、それなりの人間関係は維持できたとしても、最終的に苦しくなるのは自分自身なのです。

もちろん、「いい人」でいるのが悪いという訳ではありません。

「それが自分の生き方だ!」と自分と相談した上で決定したのなら、きっとそれも一つの生きる道でしょう。

ただ、「感情疲労」という言葉もあるくらい、ぼくたちの「心」も日々消耗していきます。

そんな心の消耗を少しでも楽にしたいのであれば、やはり「本音を伝える」という視点は欠かせないのです。

ただ、「本音」で生きるとなると心配されるのが「対立」ではないでしょうか。

本記事では、そんな「対立」に対する受け止め方を紹介。

決して「対立」することは悪いことではないよ!という内容でございます。

ぜひとも、このまま読み進めてくださいね。

▼「子ども」と「大人」の人間関係の違い

日々、小学校という現場で子どもたちと接しているのですが、子どもたちは本当によく「けんか」をします。

そんな小さなことで…と大人は思ってしまうこともありますが、きっと子どもにとっては一大事なのでしょう。

そんなけんかっぱやい子どもたちですが、けんかと同じくらい「仲直り」をします。

ここが大人との大きな違い。

というのも、大人のみなさんは、「大人になってから新しい友達をつくることが減ったな」なんて感じませんか。

子どもと大人の”違い”をあげればいくつも出てくるのですが、その大きな違いとして、「大人は自分の行動を自分で選択できる」ということにあります。

極端な話、「ちょっとこの職場向いていないな…」と感じたのであれば、転職をして一気に環境を変えることができる。

「引っ越し」なんてのもそうですよね。

しかし、子どもは違います。

「ちょっとこの学校、ぼくのスタンスに合わないから、来月から隣町の学校へ通ってもいいですか?」なんて簡単には環境を変えられない。

ということは、「与えられた環境に適応して生きていく」ということが最初のハードルになる。

だからこそ、「けんか」もすれば「仲直り」もしつつ、人間関係を築いていく訳ですね。

そんな子ども時代を経験して大人になっていくと、「苦手な人間関係からは物理的に距離を置く」という対応法が加わりますから、自分の選択において新しい人間関係構築の機会が減るのです。

▼「けんか」から気づく大切な人間関係とは

「自分の権限の元、環境を変える」というチート技を手に入れた大人たち。

だからこそ、「本音をぶつけ合ってけんかをする」なんて機会も減ることが多いでしょう。

ただ、「よりよい関係を継続したい!」という長期的に大切にしたい人を見つけたのであれば、「その人に嫌われないようにしよう」と自分を押し殺すという作戦は確実に裏目に出ます。

その理由は、先ほども触れたように「感情疲労」が蓄積されるから。

「好かれよう」「嫌われたくない」と思って本当の自分を出さないように我慢する関係が長期的に続くのは苦しいと予想できますよね。

しかし、「けんかするのは怖い」という気持ちも分かります。

そんな時、このように意味チェンしてみるのがおすすめ。

「この人とはけんかをしたとしても仲直りしたいと思う。ということは、この人は自分にとってかけがえのない存在なんだ!」

大人の力を発揮すれば避けられるであろう「対立」。

そんな対立という「リスクを投じてまで分かってほしい!」という気持ちは、「相手とのよりよい関係を築きたい」という気持ちの裏返しなのです。

ある研究で、「カップルにおける最大のもめごとを客観的に7分間書いてもらう作業を3回行っただけで、その後1年間においてよりよい関係性を築くことができた」ということが分かっています。

やはり、相手との深い関係性を望むのであれば、「本音で伝える」ということは必須なのです。

▼まとめ

本記事では、「よりよい人間関係を望むのであれば、本音で伝えよう!」という内容をまとめました。

もしも、「自分の本音って何だろう?」と「自分自身」を掴み切れていないのであればこちらの記事もどうぞ。



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