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【目標】ときには、「目標」を諦めたほうがよいという話。

「こつこつと積み上げること」には、自信のあるJUNです。

思い返してみれば、「始めたことを道半ばで辞めたことがない」ことに気づきました。

「だからすごいでしょ!」ということではなく、本記事では、全く逆の話。

「ときには、諦める決断も必要だよ!」

という話を書いていこうと思います。

こんな記事も過去に書いていたので、ぜひ、合わせて読んでみてくださいね。

▼「目標」を諦める「判断力」の必要性とは。

「目標」と聞くと、世間一般では、「達成した方がえらい!」という価値観が定着していますよね。

もちろん、「達成すること」は、「努力の結果」であり、素晴らしいことに違いありません。

しかしながら、「目標を立てたからといって、全部が達成されるわけではない。」ということは、人生経験を積み重ねる中で、実感していく事実です。

そんな事実に科学的な根拠を付け足しましょう。

イリノイ大学の研究者である、エヴァ・ポメランツさんは、

「何かの『目標』に努力や資金を投じすぎると、『不安』が急速に高まって心理的な『生活の質』が損なわれる。」

と、説明しています。
#ネガティブな感情が成功を呼ぶ

そこに追い打ち。

「『目標』を達成できなかった時の悪い結果を想像して自分を奮い立たせるタイプの人は、特に『生活の質』を落とす傾向が強い。」

ということも主張しているのです。

なんということでしょう!

僕たちは、「『夢』や『目標』は、人生のスパイスや!」と信じ、積極的に取り入れた方がよいと思いきや、

「『夢』や『目標』が足を引っ張るという現実。」

が待っていようとは。

なんとも受け入れがたい。

しかし、ここで絶望してはいけません。

大切なことは、

「『夢』や『目標』をもたないほうがよい。」

と言っているのではなく、

「『夢』や『目標』は、『今』の現状と照らし合わせて『柔軟に変更してもよい!』」

ということなのです!!!

ここで、突然ですが、スウェーデンの冒険家、ゴラン・クロップさんのエピソードを紹介させてください。

クロップさんは、「無酸素で山に登ることが好き」という狂気の登山家です。

登山をしていないときも一風変わっていて、1995年に「エベレスト」へ登った時も、自宅からカトマンズまでの1万3000キロを自転車で走破し、「エベレスト」のベースキャンプまで、いくつもの自分の荷物を自ら背負って運ぶという謎のこだわりを見せました。

ベースキャンプからは、どの登山隊も通ったことのない険しい岩と雪の中を道を切り開きながら登り、登頂を目指しました。

このような「普通ではない登山家」に、人生最大の選択が迫られたのです。

「山頂まで90メートルというところで、引き返すがどうかぎりぎりの時間」

となったのです。

そこで、クロップさんは、

「引き返す」

という決断をしました。

「えーっ!」と思いますよね。

それまで、数々の斬新な行動で巷を騒がせていたあのクロップさんが、「もう遅いから」ということを考慮して「90メートル」という距離をあきらめて下山したのです。

しかし、この判断の正しさは、別の事例で確認されます。

1週間後には、制限時間がきても引き返せなかった登山家の「大遭難事故」が起きてしまったのです。

「エベレスト」に登るのですから、きっと一流の登山家であることは間違いありません。

しかし、その一流をもってしても、

「目の前に迫った目標を諦める」

ということは難しい。

もしかすると、その難しさは、

「『目標』を何が何でも諦めずに達成を目指す人が立派である。」

という「思い込み」みあるかもしれません。

だからこそ、

「この『目標』は、『今』の自分に適しているのか」

を判断し、必要であれば、

「柔軟に変更する」

という手立てを考えてみてもよいかもしれません。

▼まとめ。

本記事では、「『目標』は、変更してもいいんだよ!」という内容をまとめました。

もちろん、「『目標達成』は、長期的な努力とセット」という事実は、変わりません。

ただ、「長期的に努力を積み重ねていく中で見えてきたこと」は、素直に取り入れていくほうがよさそうです。

ぜひとも、「目標」へ向かってがつがつ進んでいく過程でも、ときには「ふり返る時間」も取り入れ、より「目標」へ続く確かな「道」を見つけてくださいね!


こんな「サークル」で「目標」を共有して進んでいくのはいかがでしょう?


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