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テストを採点しながら感じていたことが「確証」に変わった話

「なぞとき」が好きなJUNです。

リアル脱出ゲームにチャレンジしたいのですが、「グループ参加」となっているため二の足を踏んでいます。
#だって初対面の人となぞときってさ

このように、その人の「行動」から「特性」が導き出されることもあるよというゆる~いお話。

これまで、数えきれないほどテストの採点をしてきたのですが、「これって、やっぱりあれだよね。」と思っていたことが、「やっぱり!」に変わったので、ご報告させていただきます。

お時間がありましたら、しばしお付き合いください。

▼テストへの取り組み方から分かる「あれ」。

ちょっとだけもったいぶりましたが、みなさまのお時間をむだにしたくないので、「あれ」をネタばらしいたします。

採点をしていて、前々からうすうす気づいていたことは、

「テストの問題をすみからすみまでやる子どもって、成績優秀じゃね?」

ということ。

すみからすみというのは、「だいたいのテストについているおまけ問題」のことを指しております。

先生によっては、「必ず全部やること!」をルール化しているので、確かな検証とはならないかもしれませんが、ぼくのように「解くか解かないかはあなた次第」としていると、やはり、「おまけ問題」まできっちり取り組んでいる子どもさんの成績は優秀となる可能性が高い。

成績優秀者の中には、「見直しをしましょう」という枠に✅まで欠かさない子どもさんもいらっしゃいます。

これまでは、「すみずみまで解く子ども=成績優秀」という法則を自分だけで納得していたのですが、ついに見つけました。

こんな情報。

教育学教授のアーリング・ボーさんの研究では、

「算数・数学と理科の到達度をチェックするために4年ごと行われる国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)において、長々と続く退屈な質問に対してきっちりと回答した子どもの方が、テストの得点が高い。」

というもの。

もちろん、退屈な質問に回答したからといって、点数がもらえる訳ではありません。

しかし、「点数にならない」と分かっていもきっちり回答してくれる子どもさんは、よい結果になると。

どんな”からくり”だと思いますか。

比較文化心理学者のプリシラ・ブリンコさんの考察によれば、このような結果になるのは、「ねばり強さ」が関係しているということ。
#内向型人間のすごい力

これは、教育現場で体を張っているぼくとしても、納得せざるを得ません。

しかし、納得だけしておいて、「ねばり強さ」を伸ばす手立てを示さないまま終わるのも多少気が引けるというもの。

「学校」から「我が家」へ場所を変えて情報を付け足します。

▼「ねばり強さ」は、任せておいてもついてこない。

私事ですが、最近やっと「子どもの勉強を見る」という役割を仰せつかりました。

学校から帰ってきて(子どももぼくも)コミュニティーハウスへ向かい、1時間ほど勉強して、ちょっと本を読んで帰ってくるという毎日。

そんなやりとりを続けてみて気付いたのですが、「一緒に問題を解く」ということは、どうやら子どもの意欲に結びつくらしい。
#ぼく調べ

冒頭に書いた「なぞとき」ではありませんが、あーでもないこーでもないと言いながら一緒に考えていると、「解けるまでねばる」じゃないですか。

一人で挑戦している場合は、「むずっ、なんだこの問題。難易度バグってんじゃね。無理無理。もう解けませ~ん。」ってなる可能性もありますよね。

しかし、目の前に「問題を解いている大人がいる」状態では、簡単に「や~めた。」なんて宣言できないでしょう。

そして、やんややんや言い合いながら問題にチャレンジし、解けたら嬉しいですし、解けなくても共に傷をなめあえる。

こんな勉強法は、きっと、「問題を解ききる」という「ねばり強さ」につながると思うのです。

もちろん、大人も時間がありません。

しかし、なんのリスクも取らず、「あとはがんばれ!」で子どもの実力が伸びるのであれば、みんな苦労はしない。

だからこそ、「時間を買う」という意味合いもこめ、「学習塾」という選択肢も存在するのです。

「塾か家か」みたいな究極の選択にしないとしても、「時間を見つけて子どもと勉強してみる」なんて取り組みが、子どもさんの「勉強スキル向上」につながるかもしれませんので、チャレンジしてみてくださいね。

▼まとめ。

本記事では、「やっぱり丁寧に問題と向き合うことで、実力が伸びていくよ!」という内容をまとめました。

そうそう。なにも一緒に問題を解かなくても、「時間を共有する」という方法をありですよ。

例えば、「子どもは勉強をして、自分は仕事をしている」なんて時間を共有するのもいいじゃないですか。

お互い集中している姿を見せ合うことで、刺激し合って生産性も上がることでしょう。

ぜひとも、ご家庭に合った方法を試行錯誤してみてくださいね。

#ホームスクーリングに役立つ勉強法はこちら 👇



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