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「不登校」に必要な長期的視点とは

「不登校」となったとき、心乱されるのは「不確定な未来」ではないでしょうか。

「このまま学校へ行かなかったら…」とよくない未来を想像して気持ちが落ち込んでしまうなんてこともあるでしょう。しかし、目の前にあるネガティブが永遠に続くなんてことはありません。

そこが、ネガティブのおそろしさ。この記事には、そんなおそろしい部分をサクッと3つ紹介しております👇

もちろん、子どもの未来を考えるというのは親心でしょう。しかし、冷静になって考えてみましょう。「学校へ行っているからといって、理想の未来が訪れる」と言えますか。

そう、学校へ行っても行かなくても「不確定な未来」という事実は変わらない。もしかしたら絶望の本質は、「多数派と違った状況になってしまった」という「枠思考」が、”きっかけ”なのかもしれません。

だからこそ、こんな記事を書きました。

未来は不確定だ!と言いながら未来を予測すると、僕の中では「今日、学校行く?」という会話が”ふつう”になる日がくると確信しています。

しかし、今は「学校へ行く派」が多い社会。そこから、外へ抜け出したことが、どのような子どもの未来につながるのかを心配する気持ちを分かります。

しかし、心配というのは、いくらしていても状況を変えてくれる訳ではありません。だからこそ、心配な気持ちを受け止め、むしろ原動力として行動することが、親と子、両者にとってメリットになるのです。

本記事では、不登校という事実を受け止め「行動しよう!」となった方に向けた内容となっております。

何事もメンタルから入るのは大切ですからね。ぜひとも、マインドセットをバッチバチに仕上げ、「行動」につなげてくださいね。

▼「不登校」とは、長期視点で向き合おう

親御さんと話をしていると、子どもとの関係性を悪化させる原因として「いつから学校へ行くの?」という話題があると聞きます。

もれなく、僕もそれを言われるのが嫌だった。

「考えたくない。」というよりも、僕自身が「学校へは絶対に行くべき」という「がっつり枠思考」だっただけに、その質問をされると心の中心に刺さりまくったのです。

「それは、分かっているんだけどさ…」という感じ。

かなり答えにくい質問でしたが、答えないと終わらないので、「明日」とか「月曜日から」とか、取り敢えず答えていたのです。

しかし、この宣言が自分を苦しめる。

「宣言したらやらないと。」とか「親をがっかりさせたくない。」みたいな気持ちが次第に高まってくる。前日の夜なんて最悪ですよね。「寝たら朝になっちゃう。」と考えて、なるべく起きていようとする。慢性的な夜更かしのため、次の日の朝なんて、すごぶる体調が悪い。

寝不足はメンタルも蝕みますからね。そんな状態で登校するなんてことはできない訳です。

この繰り返し。

だからこそ、「不登校」という状態を受け入れるならば、「ちょっと休んで再び登校する」という短期的な目標は、はなから目指さない方がよい。

もちろん、子ども側から「学校行ってみようかな。」という言葉が出てきた場合は別ですが、エネルギーがたまらないうちは、「長期視点」で構えていた方がお互いによりよい関係性を維持することができるでしょう。

「そうは言っても、このままでいいのか気になる…」という親御さんの気持ちも分かります。

だからこそ、「子どもの好き」に焦点化した毎日を送ることが、その不安から脱する道なのです。

「学校へ行くか行かないか」という駆け引きを繰り返すより、「学校へ行っていない時間をどう充実させるか」に焦点化してルーティンを構成することが、子ども、親の両者にとってメリットになるのです。

長い人生において「学校へ行っていたかどうか」ということは、それほど大きなことではありません。

それよりも、子どもの頃から「どのような人になりたいのか」について見通しをもち、「どんな努力を積み重ねてきたのか」の方が、数万倍大切です。

「不登校」というのは、”ふつう”の「枠思考」の外側から見る立場に立てたということ。”みんな”とは違った可能性を追求することができるチャンスなのです。

そのチャンスを存分に生かそうではありませんか!

次回は、「不登校」をチャンスに変える方法。「努力の習慣化」について書いて行きますね。

【参考図書】
📗「長期的視点」のバイブル
#The Long Game

📗成功法則は、王道だけではない
#Dark Horse

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