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【キャリア】「未来」よりも「今」を見つめた方が良い理由。

テレビを見ていた子どもが、「大工さんって楽しそう!」とつぶやいたことから、「血は争えないな。」と感じたJUNです。

何を隠そう、僕も「将来は、大工さんになりたい!」と卒業文集に書いていたのです。

本日は、そんな話題。

「子ども時代の夢」と聞くと、無条件で素敵な話と思われがちですが、僕の子ども時代の「夢」なんて反射で応えたような仮初。普段は、「サッカー選手!」と言っていましたから! 当時、Jリーグが開幕しまして。御多分に洩れず人気職業を選択していたのです。

世間では、「子どもが夢をもたなくなった。」という嘆きが聞かれることもありますが、それはある程度は仕方がない面もあります。

最近では、YouTuberやプロゲーマーなどが、将来に尽きたい職業ランキングに食い込んでくる世の中ですから。小学生に「将来何になりたい?」と聞いても、「う~ん。それは世の中の情勢に左右されるから、何とも言えません。」という答えがある意味正解かもしれません。

しかし、大人側からしてみると、「子どもが夢をもっていない。」というのは、何となく寂しく感じるもの。では、現代の子どもにとって「夢」以上に何を大切にしていくべきなのかを書いてみましたので、子どもさんと話題にしてみてくださいね。

▶「将来」を決めることには、意味がない。

冒頭から触れてきましたが、「将来の夢を決める。」ということに関して言えば、あまり意味があることとは言えません。

その理由はいくつもあるのですが、まず、

「子どもは、世の中にある職業を知らない。」

ということがあるでしょう。

もちろん、僕が幼い頃に抱いた「大工さん。」という夢は、「小学校1年生の時に自分の家が建てられた。」という経験からの発想ですし、「Jリーガー」なんてのは、テレビで盛り上がっていたからに他なりません。

このように、子どもが抱く「将来の夢」は、

「自分がもつ知識の中からしか選択できない。」

のです!!

もっとあるあるなのは、『周囲から刷り込まれる』パターン」。「あなたは大人になったら〇〇になるんだよ。」とひたすら聞かされていることから、「僕は、将来〇〇になるんだ!」と、その職業が何をする仕事なのかも分からずに仕事名だけを暗記しているということもあるあるです。

ここでおもしろい実験を1つ。

ハーバード大学が、18歳から68歳までの男女19000人以上を集め、次のような2つの質問をしました。

①今後10年であなたの価値観や好みはどこまで変わると思いますか?
②過去10年であなたの価値観や好みはどこまで変わりましたか?

この2つです。試しに、あなたも挑戦してみてください。

この実験から分かったことは、

「ほぼすべての被験者が、10年の間で自分の身に起きる変化を予想できていなかった。」

という結果だったのです。

もっと、簡単に言うと、

「子どもの頃に抱いた『将来の夢』を、実際に大人になって追いかけている人は少数派だった。」

のです!!

あなたにも思い当たる節があるかもしれませんが、

「今興味があることを10年後も続けて興味があるとは限らない。」

ということなのです!!
#科学的な適職

「じゃあ、何を信じればいいんだ。」と思うかもしれませんが、そう自暴自棄になる必要はありません。次章に、大切なことを書いていきますね!

▶「今」の「自分」を見つめること。

僕の記事を読んでくださっている人は、「この展開は、ここに着地するしかないだろう。」と予想的中したと思います。

そう、大切なことは、

「『過去』や『未来』ではなく、『今』の自分を見つめること。」

なのです!!

ここまで「未来を予想してもほとんどの場合あたらない。」ということを書いてきました。「自分自身」のことですら、「当たらない。」のですから、「世の中がどうなるか?」「どんな仕事が生まれるか?」なんてのは、ほとんど考える余地がないのです。

しかし、そんな予想が難しい未来だからこそ、

「どのような状況になっても、自分を輝かせる選択ができるようにしておく。」

ということが、非常に重要になってくるのです。

では、「自分を輝かせる選択とは何か。」ということになるのですが、この質問に答えられるよう、

「『自分』が『好き!』と思えることは何か。」

ということを常日頃から意識してチャレンジしてみることが大切なのです!

過去記事に、「好きを仕事にすることの難しさ。」を書きました。

一見矛盾するようですが、そうでもありません。ここで厄介なのは、

「『好き』だと思ってたのに、なんか違う。」

という感覚です!!

例えば、「アニメが好き!」という自分の特徴を生かしてアニメの世界に入ったとしましょう。すると、

「予想していなかったアニメの裏側の仕事。」

の存在に気付くでしょう。

当たり前ですが「アニメファン」の場合は、その「アニメの輝いている部分」を見て「好き!」になっているのです。

しかし、実際に「仕事」として「アニメ」を選択すると、きっと、「想像していなかったような辛い出来事。」に出会うかもしれません。実は、

「そのような状況でも続けられることで、さらに『好き!』を深められる。」

のです!!

多くの場合、「自分が好む作業」に辿り着くまでは、「好まない作業」を積み上げていき、ようやく「理想の境地」までたどり着けるということですね。しかし、この「予想だにしないきつさ。」ばかりに目が向いてしまう人は、もしかすると、

「アニメを見ることが『好き!』だった。」

という「好き間違い」を起こしている可能性があるのです!!

ここに注意しないといけない。

この「好き間違い」は、いたるところに潜んでいて「理想と現実のギャップ」を容赦なくつきつけてきます。

だからこそ、「自分の『好き!』は何なのか。」を見つめ、見つめるだけでなく、それが「本当の『好き!』なのかチャレンジしてみる。」ということが必要不可欠なのです。

そして、そのチャレンジは、なるべく早い方がいい!

だって、単純に考えて早い方が「チャレンジ回数を稼ぐ」ことができますからね!!

▶まとめ。

本記事では、「若いうちに自分の『好き!』にチャレンジしよう!」という内容をまとめました。

繰り返しになりますが、「自分にはどんな職業が向いているのか。」なんて「未来」のことを考えてもほとんどの場合「ほしい答え」は出てきません。

それよりも、とにかく「チャレンジ」して、「あれも違う、これも違う。」とやっていくうちに、「本当に好きなジャンル」とか、「本当に好きな作業」に巡り合うかもしれません。

とにかく、「進路」という人生の岐路がくるときには、「僕って〇〇な人だから。」と精度の高い「自分語り」ができるようにしておきましょう。

きっと、「理想」に近づくより良い選択ができるはずです!!


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