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【子育て】子どもの「成長」と「強み」の関係性。そして、「親」にできること。

子どもの「強み」の見つけ方を調べているうちに、「自分の強み」が見えてきたJUNです!

なんと幸運なのでしょう!! 自分の強みが分かると、日常生活でも「力を入れること」と「ほどほどで満足すること」の軽重がつけられるので、自分の人生のコントロール感が増すこと間違いなし。

本日は、そんな話題。

「いやいや、弱点の克服だって大切でしょう!」と言われるかもしれませんが、そのご意見には全面的に賛成とは言えません。

僕のような平凡な人間は、全体的な能力は平均値であることを忘れてはいけません。しかし、その中の特に優れた部分、本日話題にする「強み」ですよね。そこを研ぎ澄ます努力をするとこで、平凡の中から抜きん出ることができるのです。

もちろん「弱点」の底上げも大切ですが、そこにかける努力をしたところで、その能力のスペシャリストは山ほどいるわけで。多少の底上げでは叶うことはないのが現実。

やはり、「自分の強み一点突破」がいいのではないかと思うのです。

しかし、親御さんから聞かれることは、「我が子の強みが分からない。」というご相談。また、子ども自身からも「私の強みが分からない。」という言葉も聞かれます。

では、そのヒントとなる記事を書こうじゃないかと一念発起。
#だいぶ前からいくつも書いてるよ

ぜひとも、参考にしていただけたら幸いです。

▶「強み」が成長する時期とは。

最初に、難しい話を簡単にというか、大分省略して進めていきましょう。

教育心理学者のベンジャミン・ブルームさんは、「子どもの強みが開花する時期」を3つに分けました。

全ての情報を書いていくと、ただただ長い記事になってしまうので、全貌を知りたい方は、サークルの方へお越しくださいませ!

本日は、小学校卒業の時期までをご紹介します。

ブルームさんは、幼少期から思春期(12歳頃まで)の時期を「冒険期」として、

「様々なことを取り入れ、自分の『強み』を発見していく時期。」

としています。あくまでも、ざっくり紹介しております。
#難しいことは苦手

あまりにもざっくりしすぎるので、もう少し詳しく解説すると、この「冒険期」の子どもたちは、

「持ち前の好奇心を手掛かりとして、様々な活動に興味を示し、情熱が芽生える。たくさんの経験を取り込んでいく中で、特定の活動に夢中になったり、性格の特徴も目立つようになる。」

としています。
#ストレングス・スイッチ

3歳になる我が子も、ことあるごとに「何してんの。」「何これ~。」と言って、「触らないよ!」と声をかける前に、既に触っているなんてことを繰り返しております。

そんな衝動性MAX期から、小学校の高学年になってくると、好奇心はあるものの、「使い方の説明を聞いた後に動かしてみる。」なんてこともできるようになり、大分「衝動」と「自制心」のバランスが取れるようになってきますよね。

同時に、「自分はこれが好き」とか、「これはちょっとな。」というものが少しずつ明確になってくる時期が思春期でしょう。

この時期のことを、脳神経科学者は、「過剰生産段階」とも呼びます。簡単に言うと、「考えるよりも先に、とにかく取り込む。」という時期ということができますね。

▶「冒険期」に親や教師ができることとは。

さて、「冒険期」についてざっくり分かったところで、ここから肝心の「大人が何をしてあげられるのか。」ということを書いていきますね。

本日ご紹介できるのは、次の3つです。

①様々な経験ができる「環境」の提供。
②上手にできたことを「価値づけ」。
③子どもの「好き」に付き合う。

では、それぞれについて少しばかり説明させてください。

①の「環境の提供」は、言わずもがな。みなさん分かっていらっしゃるかと思います。簡単にまとめると、

「子どもが思うがままにチャレンジさせてあげる。」

ということに尽きます。

もちろん、危険な行いは止めてあげる必要がありますが、基本的に子どもさんが「やりたい!」と思って走り始めてしまったことは、「見守ってあげる。」という姿勢が大切なのです。

もしかしたら、その「チャレンジ」の中に、子どもさんの人生を方向づけるような「強み」が隠されているかもしれませんよね。その見つけ方は、過去記事を参考にしてください。

ここで、注意点があります。親という立場になると意外と難しいのは、「子どもに活動を強いてしまう。」ということです。

もちろん、子どもに対する「期待があふれ出して」ということは分かるのですが、過剰に練習をさせたり、高い目標を決めさせたりするのはあまりよくありません。とにかく子どもの「自主性」を尊重しましょう。

さて、②の「価値づけ」ですが、簡単にいうと「褒める」ということです。
#難しい言葉にした方がそれっぽいと思って

きっと、ほとんどの親御さんが自然とされているので、解説するまでもありませんが一応。子どもさんが、いきいきと活動をしていて「もしかしたら強みっぽい。」と感じるものがあったら、その「いきいきと活動している。」ことを「褒め言葉」としてフィードバックしてあげましょう。

意外と「自分がいきいきしていた。」ということや、「自分が上手くできていた。」ということは、本人が自覚できていない場合があるものです。

そんなときこそ、客観的に見ていた親御さんから「上手にできていたよ。」と子どもさんの活動を価値づけし、子どもの「情熱」を継続できるよう応援してあげてくださいね!

最後に③の「付き合う。」ですが、これは、めちゃくちゃ大切です。
#3つの中で一番大切

例えば、子どもさんが「みんなとドッジボールで遊びたいと思っているんだけど、ボールを投げるのが苦手。」と相談されたらどうしますか?

そうですよね。「キャッチボールをしてあげる」でしょう。

もしも、「次の算数のテストに自信がもてない。」と相談されたら?

そうですよね。「一緒に問題を解いて復習してあげる」でしょう。

このように、子どもさんから「苦手」とか「できない」という相談をされたら、きっと親御さんは練習に付き合ってあげるはずなのですが、子どもの「強み」の場合はどうでしょう。

「ドッジボールが得意」という子どもさんに対して、親御さん自らが「今日は、公園でキャッチボールしようか!」と声をかけていますか。

「算数が得意」という子どもさんに対して、「おもしろい問題があるんだけど、一緒に解かない?」と誘っていますか。

子どもの「弱手」の克服には付き合ってあげるのに、「強み」を磨くことには付き合ってあげていないことってありませんか。
#もしかして僕だけ

子どもさんにとっての「強み」ですから、「できない。」なんて相談はあまりこないかもしれません。しかし、その「強み」に磨きをかけてほしいのであれば、その過程に「付き合う」ことが大切なのです!!

▶まとめ。

本記事では、「かわいい子には経験させよ!」という内容をまとめました。

僕が子どもだった時代と比べると、現代は、多様な才能が受け入れられる時代だと言えるでしょう。

それだけに、子どもの「強み」をもっと細かくみていくことは大切です。

しかし、最初から「絶対に今日見つけてやる!」と意気込んだところで明確には見えてこないでしょう。

やはり、子どもと毎日付き合っていく中で、「強み」というのは次第に見えてくることなのだと思います。

幼少期から思春期は、大分長い時期ですから、親子で様々なことにチャレンジをして、長期的な視点で「強み」を見つけてあげてくださいね!!


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