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子どもが地域の大人とかかわりながら、「自分らしい生き方」を見つけるきっかけとなる「居場所」をつくりたい。

「学校」でも「家庭」でもない「子どもの居場所」を準備しています

「多様性」が浸透し、「個別最適な学び」を実現しようとすればするほど、感じられる「学校」の窮屈さ。

もちろん、公教育が日本の発展を支えてきたことは確かです。

しかし、「学校」の枠組みにはまらない子どもたちが、「あたり前」を根底から覆すような成果をあげることも事実。

もしかすると、子どもの可能性は、大人がよかれと思って敷いたレールの上では不十分なのかもしれません。

「子どもが自分の可能性にのびのびと挑戦できる環境をつくりたい!」

と、「学校」という組織の中で試行錯誤してきましたが、様々なリソース不足により理想に届かない現実に心は折れるばかり。

「だったら、学校以外の『居場所』をつくればいいじゃないか!」

と思い立ち、3年前に立ち上げたのが「GRIT LEADERS SCHOOL」(以下GLS)です。

学習・コミュニケーション・不登校支援を中心に活動してきました。

現在は、「地域の大人」たちと協力し、「子どもが主体となって運営していく『地域コミュニティー』づくり」を進めています。

「コミュニティー」をつくるためには、「集まりたくなる目的が必要だ!」と考え、「コーヒー」に目を付けました。

地域のカフェオーナーからコーヒーの淹れ方を伝授していただいた子どもたちは、月1回の「マルシェ」を通じてスキルを磨いています。

なぜ、「居場所」づくりなのか。

小学生からあたり前のようにSNSとかかわるようになった子どもたちは、「自分が住んでいる地域」よりも、「SNSでつながる外の世界」に目が向いています。

小学生ながらたくさんのフォロワーを抱え、いいね!がもらえる発信を子どもながらに試行錯誤している姿には、たくましささえ感じます。

その一方、SNSが生活に根付いたことにより、「チャレンジに対して消極的になってしまう」様子も感じるのです。

そんな子どもの背景には、「チャレンジを叩く文化」が色濃く反映しているのでしょう。

しかし、子どもと共に考えたいのは、

「そんなに外の世界に発信することが必要なのか。」

ということ。

画面の向こう側の見ず知らずの人に対して、自分のがんばりをアピールする必要があるのは、一部のインフルエンサーでよいのではないでしょうか。

それよりも、「自分を応援してくれる身近な人」の存在に気づき、「自分がチャレンジしたい!」と訴えたときに、「じゃあ、いっちょやったるか。」と行動を共にしてくれる身近な大人に囲まれていた方が、はるかに「自己実現」に近づけると思うのです。

しかし、ぼくが住んでいる地域では、「いっちょ、やったるかの関係」は希薄としか言いようがありません。

「少子化」、「コロナ」等々、理由をあげればきりがありませんが、子どもと大人の結びつきは、「地域の大人」が行動しない限り、取り戻すことはできないのです。

だからこそ、「子どもがチャレンジできる居場所づくり」に価値があると考えました。

純粋に「チャレンジしたい!」という願いをもった子どもたちが集まって「地域の大人たちに向けて夢を語る」。そして、「地域の大人たちが、自分にできることで力を貸す」。このような関係性をつくるためには、「地域の大人や子どもがふらっと集まることができる居場所」が必要不可欠なのです。

GLSが目指す「居場所(ピースカフェ)」の概要

■ビジョン
 子どもと大人が共に夢を語り合う居場所

■取り組みの概要
 ・子どもと大人が意見を出し合い「ピースカフェ」を運営
  →不登校向け学習・コミュニケーション支援
  →放課後学習・コミュニケーション支援
  →保護者向け教育相談、研修会
  →子ども向けイベント開催
  →教師向け研修施設の運営

noteクリエイターサポートプログラムに応募した理由

立ち上げ、運営は、運営メンバーの自己資金で行っています。クラウドファンディングにもチャレンジをして、たくさんの方々にサポートしていただき、カフェを開く前段階であるマルシェを開催することができています。

しかし、「学習支援もできるカフェ」を開くとなると、まだまだ資金が必要になってきます。そこで、プログラムに応募しました。

■支援してほしい時期
 2022年12月から2023年3月
 (2023年4月から学習支援対象・内容を拡大する予定です)

■支援してほしい内容
 
・学習支援設備投資(30万円程度)
 ・学習支援スタッフ謝金(12万円)
 ・カフェの認知を広げるための活動費(5万円)

私について

小中不登校経験から「不登校をマイナスだと感じている子どもたちの力になりたい」と考え、教師になりました。

教師生活13年目にして、「子どもの可能性を伸ばすことができる居場所」の必要性を実感し、仲間と共にGLSを立ち上げました。

学習・コミュニケーション支援を続けてきたが、「子どもたちが本当に学ぶべきことは、実際に社会とつながっている地域の大人なのではないか。」と考え、活動を地域に広げているのが考え活動しています。

現在は、「地域で子どもを育てる」ことを見据え、「ピースカフェ」という「地域の子どもや大人が集まり、学習支援もできるカフェづくり」を進めています。

「ピースカフェ」が目指す地域づくり


「ピースカフェ」は、「子どもと大人が共に夢を語り合う居場所」を目指しています。

「子ども」が「大人」に向かって、堂々と自分の夢を語り、「大人」はその夢を全力で「サポート」する。共に手を取り合って「夢の実現」を目指した経験は、確実に子どもたちの心に刻み込まれるでしょう。

やがて、応援された子どもたちが「大人」になったとき、次の世代の子どもたちが「ピースカフェ」に戻って来て夢を語る。

応援されて大人になった人たちは、自然と、子どもの夢を「サポート」し始める。

このように、次世代にまで”つながりの連鎖”が広がることにより、「地域で子どもを育てる社会」が実現するのだと考えています。

ぜひとも、応援をよろしくお願いします。

追記:9月24日(土)に行われた話し合いの様子です。



いただいたサポートは、地域の「居場所」へ寄付させていただきます!