【勉強法】「個人学習」と「グループ学習」どちらが成果をだしやすいのか?
「一人で黙々と長時間勉強したのに、思っていた以上の結果が出なかった。」
なんて経験をしたことはありますか?
また、
「みんなで集まって勉強したけど、なかなか捗らなかった。」
なんて経験もあるかもしれません。
では、はっきりさせようではありませんか。
本当に学習効果をあげるのは、「一人でもくもく勉強法」か、「みんなでわいわい勉強法」のどちらなのか?
ぜひ、好き嫌いではなくフラットな気持ちで読んで見てくださいね。
▶成果を上げるのは「一人」か「グループ」か。
最初に言っておきますが、結果を見たからといって、「自分の好きな勉強スタイルを変えないといけない。」ということではありません。
自分の勉強法を振り返るきっかけ、または、子どもさんへのアドバイスとして使っていただけると幸いです。
さて、気になる結果から発表します。
学習効果を上げる可能性がある勉強法は、
「みんなでわいわい勉強法です!!」
「一人好き」の人。そんなに落胆しないでください。僕も一人が好きなので、割とがっかりしていますが。
ここからは、根拠をざっくりと書いていきます。
参考にさせてもらった実験は、フィリップ・アーリ・トライズマンさんのものです。
#ステレオタイプの科学
トライズマンさんは、カリフォルニア大学バークレー校で、学生の勉強スタイルを調査しました。その中で、
「グループで学習することは、大きなメリットがある。」
ということに気付いたのです。しかも、
「グループ学習は、勉強と言いながらも楽しい社交の場であり、勉強時間も外のグループに比べて短かった。」
というのですから驚きです!
一方、一番成績が振るわなかったのは、
「部屋に閉じこもって一人で長時間勉強していた学生であった。」
ということですから、なんだか残念です。
しかし、ここで結論を出すのはまだ早いのです!!
もちろん、「一人」か「グループ」かというところに学習成果の違いが出たのですが、そのからくりは、意外なところにあるのです!!
次章では、さらに深掘りしていきますね!!
▶学習効果を分けた「本当」の理由とは。
さて、ここからが深掘り編。
「一人」か「グループ」かという対決にしましたが、本当の問題は、そこではなかったのです。
まずは、好成績をたたきだした「グループ学習」のメリットを書き記しておくと、
「グループ学習のメリットは、『分からない。』となったときに、メンバーが解説してくれる場面や、『分かった!』となったときに、その答えが『本当にあっているのか。』『なぜ、その答えが正解なのか。』をみんなで確認し合える状況。」
こそ、最大のメリットが隠されていたのです!!
「誰かに教える勉強法が最強である!」という事実は、言わずもがなですからね。
大切なので、もう一度書いておきますが、
「友達がいて楽しいから学習効果が上がるのではなく、『互いに教え合う』という過程こそ、学習の定着につながるメリット。」
だったのです!
もちろん、「みんなで集まってだらだらとおしゃべりして解散」という状況が、学習効果を上げるなんてことはありませんものね。
このような結果から、「なぜ、一人勉強が成績につながらなかったのか。」を考えてみると、その答えが見えてくるはずです。そう、
「一人で勉強をしていると、自分の解答チェックが問題集の後ろや別冊の解答集に掲載されている模範解答しかない。」
からなのです。
もちろん、「一人勉強法」で頂点を極める人は、たくさんいるでしょう。しかし、敢えて問題点をあげるとしたら、模範解答に頼り切りになり、
「本当に解き方が理解できているのか。」
という一番大切なことを確認できず「分かったつもり。」で試験に臨んでしまうというエラーが考えられるのです。
ということは、このエラーを解決さえできれば、「一人勉強」でも、全く問題なく成果をあげることができるのです!!
▶まとめ。
本日は、「一人とか、グループとか、どっちでもいいけど、『分かったつもり』に注意しよう!」という内容をまとめました。
話は大分前に戻りますが、結構大切なポイントじゃないかと思うのは、
「グループ学習チームが、短時間で勉強を終わりにしている。」
ところ。
僕の予想では、「人数が多ければ多いほど、時間がかかってしまう。」と思っていたのでとても意外でした。
考えられるのは、
「人数は多いけど、みんながしっかりとした『目的意識』をもって課題に向かっていた。」
ということです。
もっと簡単に言うと、
「みんなが、勉強するぞ!という気持ちで集まったから捗った!」
ということです。
単に「集まれば成績がアップするということではない!」ことは、くれぐれもご注意ください!
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