【記事まとめ】なぜ、「失敗」が「成功」につながるのか
「成功法則マニア」として多様な情報を集めてきましたが、どうやら「成功」というステージにのりあげるためには、「チャレンジ回数を増やすこと」が絶対条件。
とにかく打席に立ち。
とにかくバットを振る。
黙々とバットを振り続ければ、いつかホームランが打てる。
しかし、お気づきのように、バットを振れば振るほど「失敗」の数も増えていくわけで…
そんなことが頭をよぎった結果、多くの人は、バットを振らないばかりか、バッターボックスにさえ上がらないのが現実です。
ずっと素振りをして。
ずっと筋トレをする。
ずっと「チャンスがきたら…」と待ち続ける。
本記事では、「そんなんじゃだめだよ。」という内容を書きました。ぜひとも、子どもさんにバットを握らせ、とにかく打席に立て!と背中を押してあげてくださいね。
「どれくらい続けたらいいの?」に関する1つの答えはAmazon創設者のジェフ・ペゾスさんが回答してくれています👇
※過去記事加筆です。長いので目次から気になる部分だけ読むことをおすすめします。
▼「結果」を求めるから「行動」ができなくなる
さんざん勝手なことを書いてきましたが、ここで問題となるのは、「そもそも、なぜバッターボックスに立たないのか。」ということ。
この理由は超絶シンプル。
これで間違いありません。
では、もうちょっと深掘って、「なぜ、失敗が怖い」のでしょう?
恐怖の理由は、様々だと思いますが、多くの人は、
というのが本音なのではないでしょうか。
僕たちは、社会性の生き物。人間関係の中でしか生きることができません。そんな人間ばかりに囲まれた中で、明らかに失敗と思われるようなことをしたら、周囲から能力を低く見られてしまうという恐怖は分かるような気もします。
ここがポイント。少し乱暴かもしれませんが、
「”みんな”のことばかり気にしているから”ふつう”であり、成功しない。」
のではないでしょうか。
「成功者」がよく語ることの1つに、
「みんなが『いいね』ということは、大きな成果につながらない!」
という理論があります。「そんな…いや、無理でしょ。」とか「絶対止めておいたほうがいいって!」と全力で止められるようなアイデアの方が、大きな成果となって返ってくることは、広く知られています。
考えてみれば当然のことで、誰もが思いつかないような革新的なアイデアであれば、誰かの「いいね」をもらえるはずないのです。
もちろん、「だめでしょ。」と言われてチャレンジしてみたら、「本当にだめだった。」なんてことも大ありですよ。
しかし、「ダメだった。」という結果を得られたのであれば、それは成長。
「チャレンジしないよりも、チャレンジした方が、数万倍の価値がある」
のですから。
と、成功法則の前段階を熱く語ったところで、ここからが本題。
「成功者」になりたいのであれば、このマインドセットをクリアしましょう。それは、
という嘘。
これは、完全に間違っています。「成功者」と呼ばれるほどの成果を残した人は、「やっぱり、成功者は、能力が高くて仕事ができるんだろうなぁ。」と勘違いしがちですが、もしかしたら、人一倍空振りしているかもしれないのです。
しかし、僕たちは、その空振りしている情報はキャッチできない。だって、自分に関係性のない他人の失敗って、誰も興味ないし、話題にもならないですよね。
しかし、大きな成功をおさめると、とにかく目立つので、他人の僕たちのところまできらびやかな情報が届く訳です。
だからこそ、「成功者=能力が高い人」と錯覚してしまう。
そして、錯覚した人は、「成功者になりたいけれど、失敗はしたくないから、時がくるまで準備をしよう…」と永遠にウォーミングアップを続けるのです。
大切なことは、いくら体があったまっていなかったとしても「とりあえず打席にたってみる」ということ。
そして、「失敗=成長」と、失敗を前向きにとらえること。
あとは、時間との勝負です。「どれだけ若い時から打席に立ち始めるか」は、意外と意識されていませんが、超絶大切。
例えば、12歳で初打席の人と、60歳での初打席では、残りの人生の時間が単純計算で5倍違うのです。
ということは、12歳で打席に立つと、5倍も多くバットを振れるのですから、そりゃあ、ホームランが出ますよね。
ぜひとも、子どもさんには、「やりたい!」と思ったことには迷う前にチャレンジしてみること。たとえ失敗したとしても、「うまくいかないことが分かったからよし!」と捉えることを教えてあげてくださいね。
▼「質」より「量」を求めるべきな理由
一般的には、できるだけよいもの、「質」を求める傾向があるように感じます。もちろん、いくら生産量を高めても「質」が悪ければ、喜んではもらえません。
しかし、最初から「質」を求めるのもいただけない。
そもそも、初心者なのに「質」なんて出てこないのが現実であり、「納得がいくものができてから…」なんて考えていたらずっと何もできないのです。
ここで実験を1つ紹介しましょう。
ある陶芸クラスの教師は、2つのグループにそれぞれ違った成績の付け方を提案しました。
さて、この2グループのうち、優秀な作品を提出したのは、どちらだと思いますか。
この2グループで優秀な作品を多く提出したのは、
なんと、
というのです。
単純に考えると「質にこだわれ!」と言ったグループの方が良い作品を作りそうなのですが、なんと「量にこだわった」グループの方が成績優秀だったのです。
大切なのは、「なぜこうなったか。」ということですよね。
よくよく考えてみると納得していただけると思います。「質」と「量」にこだわったグループの「取り組み方の違い」は何だと思いますか。実は、
なのです!
「量」が成績の観点だと言われたグループは、当然のことながら、「ろくろを回す時間が長くなる」という状態になります。ということは、
のです。もっと言うと、
という結果となりました。
そう、大切なのは、
ということに価値があるのです。
▼「失敗」を乗り越えるからこそ大きな「成果」となる
「失敗を能力の低さと捉えるな!」と書いてきましたが、さらにそこを強調させてください。
元サッカーイングランド代表のゴールキーパーであるデイヴィッド・ジェームズさんが、おもしろいことを言っています。
「何が言いたいの?」にお答えします。
例えば、あなたに未来を予知する能力があるとしましょう。相手チームのボールがどこへ飛んでくるかが分かると。
そんな特殊能力があるゴールキーパーから点数をゲットするのは不可能です。
だって、シュートしたらその先にキーパーがいる訳ですから。
そんなキーパーは、「入るかのか?入らないのか?」と、観客が熱狂するようなスーパープレーはできません。
いつも沈着冷静。難なくシュートを止めてしまう。
こんなキーパーは頼りになりますが、見ているお客さんからしたら華がないと見られてしまうかもしれません。
やはり、「絶対絶命のピンチをギリギリのラインで守る」そんなスーパープレーに観客は熱狂するのです。
特殊能力がないと、時には得点を取られてしまうこともあるでしょう。
そんな「失敗」というリスクを抱えてもチャレンジするからこそ、スーパーセーブという大きな「成果」を獲得できるのです。
▼「本当にやりたいことなのか?」の見分け方
失敗に対してかなりスパルタな記事を書いてきましたが、こんなスパルタしごき地獄に耐え続け、大きな成果までたどり着くため、絶対に判断した方がよいことがあります。
それは、「本当にやりたいことなのかどうか?」ということ。
「今更かよ!」というご意見も聞かれそうですが、この「やりたいことかどうか?」という判断は常にもっておかないと成果にたどり着くことは難しくなります。
同じ分野でよーいドン!しても、「やりたい!」と思っている人と「やらされている。」と思っている人では、成果に差が出てくることは言うまでもありません。
だからこそ、「これは自分のやりたいことなのか?」を常に分析し、細分化していく必要があるのです。
そんなときに役立つ判断基準を1つご紹介します。
それは、
という視点。
ここまで、「失敗が大切だよ!」とひたすら失敗をごり押ししてきましたが、失敗の怖さは「誰かに何か言われちゃうかも…」という他者視点が入ってくるという部分もあるでしょう。
しかし、その失敗が「自分のやりたいこと」だったらどうでしょう。
きっと、失敗してもやり続けますよね。
きっと、周囲の人の批評にさらされつつも再チャレンジするでしょう。
このメンタルが、「やりたいことかどうか?」の1つの判断基準になるのです。
1回の失敗で止めてしまうこと、周囲からの批評を気にして止めてしまうことであれば、それはが一生をかけてチャレンジしていくレベルのものではなかったということ。
早々に諦めて、別のチャレンジをすればよいのです。
▼「挑戦」を続けたことで「成果」を残した偉人達
という名言を残したのは、かの有名なエジソンさん。
毎日、ほとんどの時間を発明に費やし、自分の工場が火事で焼け落ちるという災難に見舞われましたが、発明に対する意欲は燃え尽きることはありませんでした。
このように、歴史に名を残す偉人たちの中には、「とにかくチャレンジ回数を増やす」という方法で成功をおさめた方がわりと多いのです。「思い悩んで立ちすくむ前に取り敢えず行動パターン」というのは「成功法則」の1つですよね。
そんな「成功法則」も踏まえつつ、本記事では、「じっくりコトコトパターン」をご紹介させていただきます。
このパターンは、即時的な成功をねらうのではなく、ず~っと試行錯誤を続けた結果、成功につながったという長期的視点。
そんな学びを提供してくださるのがレオナルド・ダ・ヴィンチさんでございます。
数々の作品を残した中で最も有名なのは、「モナ・リザ」でしょう。
学者さん曰く、彼が「モナ・リザ」を描き始めたのは、1503年。それから描いては止める、描いては止めるを繰り返し、亡くなる直前の1519年にやっと完成させたということです。
「約15年間をかけて書いた」ということに対して、ある人は「余計なことばかりしていたから…」とディスった人もいたそうですが、見方を変えてみると、「余計なことをしていたからこそあの素晴らしい作品が描けた」とも言えるのです。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学など、様々な分野で才能を発揮し、「万能人」と呼ばれていたそう。
#お金2.0
もちろん、学問分野が明確にカテゴライズされていなかったという当時の事情もあったでしょうが、レオナルドさんはありとあらゆることに興味・関心があったのでしょう。
そんな興味・関心を詰め込んだ作品こそ「モナ・リザ」なのです。
例えば、レオナルドさんは、球面を照らす光を研究していたそう。その研究が、「モナ・リザ」の立体感を出すことにつながっています。
#ORIGINALS
何が言いたいのかというと、「挑戦を続けていること」によって、その挑戦を成功に導く新たな発見があるということ。
その「発見」は、「自分で引き寄せるパターン」もあれば、「社会全体の進化によってもたらされる場合」もあるのです。
だからこそ、短期間チャレンジをしてだめだと諦めるのではなく、「長期的な目標をもってやり続ける」ことが、「成功法則」の1つなのです。
もちろん、「長期的にやり続けられるくらいのモチベーション」はあるという前提とはなりますが。
▼まとめ
本記事では、「『失敗』を乗り越えてこそ大きな『成果』となる!」という内容をまとめました。
先ほど、12歳と60歳という極端な例を出しましたが、どんな年代にも共通しているのは「時間」でございます。
僕たちは、この時間という資源をどのように使うのかが本当に大切。人生はうまくできていて、12歳よりも60歳の人の方が、「時間」の価値を重く捉えることが分かっています。
なんという矛盾でしょう。
自分のために時間が使える年代の方が、時間を軽く見てしまう。
ここは、大人の出番ですよね。
膨大な時間の上手な使い方をアドバイスしてあげようではありませんか。
▼コミュニティメンバー募集
「子どもと大人が夢を共有する地域の居場所」としてオープンしたピースカフェ。そこでの試行錯誤を記事として週1で配信しております。
ぜひとも、子育てや教育に興味のある方は、このメンバーシップで意見交流しましょう。
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